突然の雨によるブレーキトラブルで、入賞こそ逃しはしたものの。
50戦目の成長を感じる予選9位やタイヤマネジメントなど、さらに評価の高まる素晴らしい週末でした!
2023年F1第6戦モナコGPが終了しました。
結果はもう皆さんご存知の通り、雨絡みの難しいレースもマックス・フェルスタッペンが横綱相撲で優勝!
10年ぶりの優勝とはならずアロンソが2位、そしてオコンが3位表彰台と見事な活躍でした。
そして、今回のモナコGPが50戦目となる我らが角田裕毅選手。
入賞確実な位置を走行していたものの、突然の雨によるブレーキトラブルで15位完走という結果に終わりました。
この結果には、悔しかったり悲しんだりのファンの皆さんも多いと思います。
でも週末を通じて考えると、これまで経験してきた50戦の成長を感じさせる素晴らしい内容でした!
ドライバーズサーキット、価値ある予選9位!
so stoked about Q3 he forgot what position he finished 😅 @yukitsunoda07 pic.twitter.com/x0IQwwL2HN
— Scuderia AlphaTauri (@AlphaTauriF1) May 27, 2023
まずはあらためて、土曜日の予選について。
Q1でトップタイムを叩き出したり、このアルファタウリのマシンでQ3進出を果たせたこと。
日本のファンだけではなく海外のSNSなど見ていても、世界中のファンやメディアにインパクトを与えてくれましたよね!
今年これまで10位・11位と、コンスタントな決勝レースの成績を残すばかりでなく。
特にドライバーズサーキットとして名高いモナコで、予選での一発の速さも大きくアピールできたこと。
レッドブルへの昇格など、今後の角田選手のキャリアアップに向けて大きな評価に繋がったはずです。
ドライコンディションで、マクラーレン勢を完封!
そして、レースにおいて何より感心したこと。
雨が降り出してタイヤ交換する53周目まで、後続のノリスとの差を常に5秒程度に保ちながら。
絶妙のタイヤマネジメントを魅せてくれました。
いかに抜きにくいモナコとはいえ、
地力に勝ると思われるマクラーレン勢を、ドライコンディションで完封できていたことは特筆に値すると思います。
残念ながら、タイヤ交換後はブレーキトラブルに見舞われることによって。
結果ズルズルと後退し、入賞を逃す悔しい結果とはなってしまいました。
結果よりも、評価の方がもっと重要?
入賞という結果、もちろんとっても重要です。
でも、いま角田選手にとって同じくらい重要なことは。
「レッドブルへ移籍するに値するドライバーである」との評価を確立することだと、管理人は思っています。
こちらはF1公式サイトにて、レース結果とは関係なくドライバーを評価採点するF1パワーランキングです。
角田選手は並居る強豪チームのドライバーを抑えて、第5戦終了時点で6位タイの好評価を得ています!
おそらく、今回のモナコGPについても上位の好評価を得られるはずだと思うので。
入賞の結果こそ得られませんでしたが。
評価という意味では、速さだけでなく巧さも見せつける素晴らしい週末だったと思います!
次の50戦、さらなる高みへ全力で応援します!
F1参戦50戦目時点での戦績
ドライバ― | 予選 最高位 |
決勝 最高位 |
入賞 回数 |
ファステストラップ | リード ラップ |
---|---|---|---|---|---|
角田裕毅 | 7位 | 4位 | 13回 | 無し | 無し |
小林可夢偉 | 3位 | 4位 | 23回 | 1回 | 無し |
佐藤琢磨 | 2位 | 3位 | 11回 | 無し | 2周 |
片山右京 | 5位 | 5位 | 3回 | 無し | 無し |
鈴木亜久里 | 9位 | 3位 | 4回 | 無し | 無し |
中嶋悟 | 6位 | 4位 | 7回 | 1回 | 無し |
赤字:角田選手より好成績
つい先日、こちらの記事において。
F1参戦50戦目終了時点の日本人F1ドライバーのおもな戦績をまとめました。
時代背景も異なるので、もちろん単純比較はできませんが。
50戦目までの戦績では、角田選手にはこれまでの日本人ドライバーを上回っている結果はありません。
管理人の中では、これまででもっとも心が躍った日本人F1ドライバーはダントツで佐藤琢磨選手です。
でもモナコGPの後、インディ500に参戦するその佐藤琢磨選手を応援しながらこんなことを思っていました。
『この佐藤琢磨選手への想いを超える日本人ドライバー、角田裕毅選手しかいないはず!』
琢磨選手が魅せてくれたような、ワクワク・ドキドキ感を上回る「何か」。
それを角田選手が実現してくれるはずだと、勝手に感じちゃったんです。
「何か」と言っても、それはもうポールポジション・優勝・チャンピオン獲得しかありませんよね(笑)
今回の50戦目のモナコGP週末の成長ぶりを観て、少なくとも管理人はそう感じました。
これまでの日本人F1ドライバーが成し得なかった、さらなる高みを角田選手なら必ず叶えてくれるはず!
次の50戦を経験して、100戦目を迎えるころ。
果たして角田選手や僕ら日本のF1ファンは、どんな景色を見れているでしょうか。
そんなことを期待・妄想しながら、気持ちを切り替えて。
次戦スペインGPも、角田裕毅選手を全力で応援することとしましょう!
以上、2023年F1第6戦モナコGPでの角田裕毅選手についてでした!