イタリアGP圧勝で、次戦シンガポールGPでタイトル獲得の可能性が。
日本GPまでタイトル決定が持越しになって欲しい方も多いと思うので、条件をまとめておきました!
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2022年F1第16戦イタリアGPが終了しました。
レース結果は、もう皆さんご存知ですよね!
『マックス・フェルスタッペン、5連勝でタイトル獲得に王手!』
これで今シーズンは16戦11勝と、とんでもないマックス無双状態に。
先日調べた年間最多勝新記録まであと3勝、現時点の年間勝率も68.8%と歴代4位相当の圧勝ぶりです。
日本GP鈴鹿でのタイトル決定を期待されているファンの方も多いと思いますが。
その前の次戦シンガポールGPで、タイトルが決定してしまう可能性も出てきました。
そのあたりも含めて、マックスのイタリアGP圧勝劇を振り返ってみることにしましょう!
7番手スタートも、あっという間に2番手に!
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PU交換のペナルティにより、7番手スタートとなったマックス。
でも例のごとく、5周目にはルクレールの背後の2番手までポジションアップしてきます。
ここから膠着状態が続き、2人のマッチレースが続いていましたが。
12周目に、ベッテルがマシントラブルでストップしてしまいます。
初勝利を挙げた思い出のモンツァでのラストレースは、悲しい結果となってしまいました(涙)
話を戻して、先頭の2人。
ここから1ストップでゴールまで辿り着くには、なんとも微妙な残りラップ数。
どうするのだろうと見ていたら、フェラーリが仕掛けてきました!
今回は、先に仕掛けたのはフェラーリ!
ベッテルのストップにより、バーチャルセーフティーカーが導入されることとなり。
フェラーリの方が先に仕掛けて、ルクレールがタイヤ交換に入ります。
選んだのはハードでは無く、ミディアムタイヤでした。
残り40周あるので、さすがに1ストップでは厳しいだろうと思って見ていたら。
34周目、やっぱり2回目のタイヤ交換。
これでソフトタイヤに替えたルクレール、ここからマックスを猛追する作戦に。
ところが、ソフトタイヤでのフェラーリが思った以上に不調だったのか。
もしくは、マックスのタイヤに優しいセッティングのためなのか分かりませんが。
残念ながら大きくは差が縮まらず、フェラーリの敗色濃厚となってしまいます。
でも今シーズンはレッドブルが先に仕掛け、後手後手の戦略ばかりだったフェラーリ。
それが今回は先に仕掛けて、勝ちに行く姿勢を見せてくれたのは嬉しかったです!
ところが、47周目に。
マクラーレンのリカルドが、マシントラブルでストップ。
このアクシデントで、セーフティーカーが導入されることになります。
結局SC先導のままゴール、マックスが5連勝!
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リカルドのマシントラブルは、53周レースの47周目でした。
仮に、かなりスムーズにマシンを撤去できたとしても。
周回遅れのマシンを前に出したりという手番があるので、うまくいって残り1~2周でレース再開かと思って見ていました。
でもどうやらギアがスタックしたみたいで、コースに重機を入れる必要があり。
そのせいかコースクリアまでにかなり時間を要することになり、結局レースは再開されずに。
セーフティーカー先導のままゴールという、観客にとってはかなり不完全燃焼な結果となってしまいました。
コースに重機が入るというのは、2014年日本GPで悲しい事故があっただけに。
十分危険な状態なので、赤旗でレース中断という選択肢もアリだったのかなとも思いますが。
なんでもかんでも、赤旗というわけにもいかないので。
これは、なかなか判断が難しいところですね。
マックス、タイトル獲得に王手!
ということで、自身初の5連勝を飾ったマックス。
2位ルクレールに116ポイントもの大差を付けることとなり、いよいよ次戦シンガポールGPでタイトル獲得に王手をかける形になりました!
シンガポールGP終了時点で、2位に138ポイント差以上でタイトル獲得です。
少なくともあと22ポイント広げないといけないので、マックスが優勝した場合のみタイトル獲得の可能性が出てきます。
シンガポールGPでのタイトル決定条件
マックス | ルクレール | ペレス |
---|---|---|
優勝+FL | 8位以下 | 4位以下 |
優勝 | 9位以下 | 4位以下 (+FLなら持越し) |
マックスが優勝した場合、ルクレールとペレスが何位以下の場合にタイトルが決定するかの条件です。
でも日本のファンとしては、シンガポールGPで決まって欲しくない方が多いはず。
なので逆に、タイトル争いが日本GPに持ち越しとなる条件もまとめておきます。
日本GPにタイトル決定が持ち越される順位条件
- マックスが2位以下
- ルクレールが7位以上
- ペレスが3位以上
このうちどれか一つでも条件が達成されれば、日本GPへタイトル決定戦の場は持越しとなります。
ただしペレスは、4位の場合でもファステストラップを取れば持ち越しとなります。
リタイアでもしない限り、ルクレールが7位以上となる可能性は極めて高いと思うので。
2011年以来となる、鈴鹿でのタイトル決定戦となる可能性は限りなく高いと思います。
しかも次戦シンガポールGPは、フェラーリ得意の市街地サーキットです。
無敵状態のマックスに、フェラーリがなんとか一矢報いて鈴鹿までタイトル争いを持ち越してくれるのか?
それとも、あっさりとタイトル決定となるのか?
タイトル決定戦となる次戦シンガポールGP、楽しみに待つこととしましょう!
以上、2022年F1第16戦イタリアGPについてでした!