シーズン開幕13戦で8勝を挙げながらも、タイトルを逃したドライバーなんて存在するのか?

調べてみた
© formula1
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今シーズン前半戦、13戦8勝と独走状態のマックス。

こんなに勝ちまくったのに、タイトル獲得できない年があったのか調べてみました!

 

===

お盆休みも明けたのですが、どうもやる気が起きず。

今日も一日、自営業の特権で仕事をサボりながらF1のデータを見ていました(笑)

 

あらためて、今シーズン前半戦のデータを振り返ると。

『マックス・フェルスタッペン、前半戦13戦8勝の独走状態!』

 

もはや王者の風格が漂うマックスの強さに、脱帽の前半戦でしたよね。

勝率では60%を超える、圧倒的な独走状態です。

 

こんなデータを眺めていたら、また頭に疑問が。

『開幕13戦で8勝もしたのに、タイトルを逃したドライバーなんて居ないのでは?』

 

これだけの勝率って、ミハエル・ベッテル・ハミルトンの黄金期並の独走劇だと思うので。

こんな状態から、タイトルを逃したシーズンなんて過去にあるんでしょうか?

 

フェラーリ推しとしては、嫌なデータを見ることになる予感もしますが(笑)

気になったので、さっそく調べてみることにしました!

 

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第13戦終了時の最多勝ドライバーと勝利数

年度 第13戦終了時
最多勝ドライバ―
第13戦終了時
勝利数
タイトル
2004 M.シューマッハ 12 勝
2020 L.ハミルトン 9 勝
2002 M.シューマッハ 9 勝
2022 M.フェルスタッペン 8 勝
2019 L.ハミルトン 8 勝
2011 S.ベッテル 8 勝
1992 N.マンセル 8 勝
2021 M.フェルスタッペン 7 勝
2015 L.ハミルトン 7 勝
2013 S.ベッテル 7 勝
2001 M.シューマッハ 7 勝
1996 D.ヒル 7 勝
1994 M.シューマッハ 7 勝
1993 A.プロスト 7 勝
1988 A.セナ 7 勝
2017 L.ハミルトン 6 勝
2016 N.ロズベルグ 6 勝
L.ハミルトン 6 勝 ×
2014 L.ハミルトン 6 勝
2009 J.バトン 6 勝
2006 F.アロンソ 6 勝
2005 F.アロンソ 6 勝
1998 M.ハッキネン 6 勝
1995 M.シューマッハ 6 勝
1991 A.セナ 6 勝
1990 A.セナ 6 勝
2018 L.ハミルトン 5 勝
S.ベッテル 5 勝 ×
2008 F.マッサ 5 勝 ×
2000 M.シューマッハ 5 勝
1997 J.ヴィルヌーブ 5 勝
1989 A.セナ 5 勝 ×
1987 N.マンセル 5 勝 ×
2010 M.ウェバー 4 勝 ×
2007 F.アロンソ 4 勝 ×
2003 M.シューマッハ 4 勝
1999 M.ハッキネン 4 勝
2012 F.アロンソ 3 勝 ×
L.ハミルトン 3 勝 ×

(調査条件)

  • 1987年以降のシーズンを調査
  • 2022年F1第13戦ハンガリーGP終了時点

 

 

管理人がF1を見始めた1987年から昨年2021年までの35シーズン。

第13戦終了時点の最多勝ドライバーと勝利数、そしてそのシーズンのタイトル獲得可否を勝利数の多い順にまとめてみました。

 

まず第13戦終了時点で8勝以上を挙げたシーズンは、35シーズン中でたった6回でした。

確率では17.1%なので約6シーズンに1回ということですね。

 

この6回のシーズンを見てみると、歴史的名車による圧勝劇のシーズンばかりですね。

特に、2004年のミハエルの13戦12勝って異常すぎますよね。

 

今年のマックスの独走は、これらの歴史的シーズンと肩を並べる記録であることがよく分かります。

そしてやっぱり「8勝以上」だと、当然のごとくその年のタイトルを獲得していました。

 

 

フェラーリ推しとしては、見るんじゃなかったというようなデータですね(汗)

 

 

「7勝」でも、タイトル獲り逃し無し

© hotcars.com

 

では第13戦終了時に、「7勝」だったシーズンは?

それでも過半数を上回る勝利数なわけですから、やっぱり一度もタイトルを獲り逃していないことが分かりますね。

 

ただしこの「7勝」の場合は、歴史的圧勝となったシーズンも多いですが。

一方で2021年・1996年・1994年のように、最終戦までタイトル争いがもつれたケースもあります。

 

フェラーリ推しとしては、だんだん絶望的な気持ちになってくるデータですが。

でも「7勝」と圧勝でも、最終戦までもつれたこともあるわけですから。

 

希望は捨ててはいけませんね(笑)

 

 

2強対決を除くと、実質的なボーダーは「5勝」

© formula1

「6勝」を見てみると、タイトルを獲得できなかったケースが初めて出てきます。

2016年のハミルトンですね。

 

ただしこの年は、ロズベルグとハミルトンの2強対決。

両雄がクラッシュしたこのスペインGPを除き、綺麗に6勝ずつを分け合っていたパターンです。

 

同じように、「5勝」してタイトルを獲れなかった2018年のベッテルについても。

この年もハミルトンとの2強対決で、両雄で勝利を分け合った結果です。

 

2強両雄対決の場合、必ずどちらかはタイトルを獲れない訳ですから。

この2回のケースは、ノーカウントでもいいかもしれませんね。

 

 

単独最多勝で「5勝」を挙げながらも、タイトルを獲得できなかったケースとしては。

  • 2008年:フェリペ・マッサ
  • 1989年:アイルトン・セナ
  • 1987年:ナイジェル・マンセル

と、ここで初めて3名ものドライバーが出てきます。

 

「4勝」以下になると、タイトルを獲得できないケースが多々発生しているので。

 

13戦終了時点で最多勝を挙げながらも、タイトルを獲得できないケースとしては。

ボーダーラインは「5勝程度」ということが、調べてみたデータからわかりましたね!

 

 

統計データ的には、マックスのタイトル獲得濃厚!

© Oracle Red Bull Racing

 

ということで、第13戦終了時点での最多勝利数データを見てきて分かったこと。

  • 7勝以上挙げて、タイトルを獲れなかったドライバーは居ない」
  • 「タイトル獲得できないケース、実質的なボーダーラインは5勝

 

ということで、ここまで「8勝」を挙げているマックス。

今年タイトルを獲れないことの方がおかしい、ということが分かりましたね。

 

 

フェラーリ推しとしては、悲しいデータとなりましたが。

これまでの圧勝シーズンとの相違点を探してみようと。

  • 「今年一番速いマシンはフェラーリ、ポールポジションはフェラーリの方が多い!」
  • 「過去の圧勝シーズン、これだけ他チームにポールを獲られているケースは無いはず!」

 

そう思って、過去の「8勝」以上のシーズンと今年のポールポジション回数も比較してみました。

年度 第13戦終了時
最多勝ドライバ―
第13戦終了時
勝利数
第13戦終了時
P.P数
2004 M.シューマッハ 12 勝 7 回
2020 L.ハミルトン 9 勝 9 回
2002 M.シューマッハ 9 勝 4 回
2022 M.フェルスタッペン 8 勝 3 回
2019 L.ハミルトン 8 勝 4 回
2011 S.ベッテル 8 勝 10 回
1992 N.マンセル 8 勝 11 回

確かに、マックスのP.P回数は3回ともっとも少ないのですが。

2002年や2019年もたった4回ですし、そこまで突出して少ないわけでもありませんでした(汗)

 

 

もう、これはマックスのタイトルは統計データ的には死角なしですね。

マックスファンは、喜んでよい統計データです!

 

 

フェラーリファンとしては、悪い予感が的中して見たくない統計データとなりました(涙)

 

でも昨年2021年の最終戦の最終ラップのように、最後まで何が起きるのかが分からないのがF1です!

このような不利な統計データを覆してこそ、奇跡だと思いますので(笑)

 

フェラーリファンの皆さん、奇跡の逆転を信じて、最後まで諦めずに応援することにしましょう!

 

以上、第13戦終了時点の最多勝利についての調査でした!

 


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