雨のレース、昨年は久しぶりにこの2人以外が優勝しましたが。
マックスがデビューした2015年以降、ウェットレースはこの2人しか勝っていませんでした!
===
2022年F1第7戦モナコGP、いよいよ本日から開幕です!
ルクレールの母国モナコ、前戦スペインGPリタイアの逆襲はなるか。
復調気配のメルセデス、ここモナコでどこまで2強と戦えるのか。
などなど、見どころたくさんのモナコGPとなりそうです!
でも、ずっと今週モナコの天気予報をチェックしていたのですが。
残念ながら、日曜のレースは雨絡みとなりそうな予報が出ています。
雨絡みのレース、一体誰が強いのか昨年調べたことがあります。
マックスとハミルトンが、圧倒的にウェットレースを得意としています。
なのでもし雨となったら、これはこの2人に注目せざるを得ません。
そのあたりを、もう少し深堀りして見ることにしましょう!
2015年以降のウェットレース一覧
年度 | GP | 優勝 |
---|---|---|
2022 | エミリア・ロマーニャGP | M.フェルスタッペン |
2021 | エミリア・ロマーニャGP | M.フェルスタッペン |
ハンガリーGP | E.オコン | |
ベルギーGP | M.フェルスタッペン | |
ロシアGP | L.ハミルトン | |
トルコGP | V.ボッタス | |
2020 | ハンガリーGP | L.ハミルトン |
ポルトガルGP | L.ハミルトン | |
トルコGP | L.ハミルトン | |
2019 | ドイツGP | M.フェルスタッペン |
2018 | ドイツGP | L.ハミルトン |
2017 | 中国GP | L.ハミルトン |
シンガポールGP | L.ハミルトン | |
2016 | モナコGP | L.ハミルトン |
イギリスGP | L.ハミルトン | |
ブラジルGP | L.ハミルトン | |
2015 | イギリスGP | L.ハミルトン |
アメリカGP | L.ハミルトン | |
合計 | 18レース |
(調査条件)
- 『レイン』『インターミディエイト』など、雨用タイヤが使用されたレース
- 小雨が降っただけや、全ドライバーがドライのまま走ったレースは含まない
- 2022年第6戦スペインGP終了時点
まずこちら、マックスがF1デビューした2015年以降のウェットレースと優勝者の一覧です。
昨年ハンガリーGPで、オコンが優勝するまで。
なんとマックスかハミルトンの2人しか勝ってなかったことが分かりますよね!
2015年以降の雨絡みのレースは18戦ありましたが。
この2人で16勝、勝率はなんと約89%です。
この圧倒的なウェットコンディションでの強さ。
雨絡みのレースとなったら、この2人に注目しないといけない理由です。
雨のモナコ、2連勝中のハミルトン!
2016年
2008年
2000年以降において、モナコGPのレースが雨に祟られたのは2016年と2008年の2回。
その2回とも、やっぱりハミルトンが優勝しているんです!
2016年は、3番グリッドからスタートしたハミルトン。
トップ快走中のリカルドに、ピットストップでまさかのミスが発生して後退。
その後もリカルドと終始バトルが続くも押さえ切り、混乱のレースを見事にハミルトンが制しました。
そして2008年も、同じく3番手からスタートしたハミルトン。
雨の強い序盤に軽くクラッシュを喫し、緊急ピットインで万事休すか、と思われましたが。
でもこのピットインのタイミングが実は功を奏し、他車がピットインしたタイミングであれよあれよと首位逆転。
2時間を超えて打ち切りとなったレース、見事にハミルトンが制することとなったのでした。
ウェットレースは、強運も必要?
2016年と2008年の、ハミルトンのモナコ優勝レースを見てみると。
やっぱり雨絡みのレースは、運にも守られていないと厳しいことが良く分かりますよね。
雨絡みで運に守られたと言えば、昨年2021年のエミリア・ロマーニャGP。
この写真のこの状態で、どう見てもレースが終わったと思われたハミルトン。
でもここからバッチリのタイミングで赤旗中断となり、レースが仕切り直しとなって。
ポイントを失うはずが、2位でゴールし事なきを得たのは記憶に新しいですよね。
今シーズンは、これまで何度も見てきたハミルトンの神がかった強運が影を潜め。
セーフティーカーのタイミングなど、むしろハミルトンにばかり不運が訪れているような気がします。
でも、前戦スペインGPの最後方からの驚異の追い上げで。
この不運の流れ、断ち切れたと思いたいですよね!
もしモナコが、予報通り雨絡みのレースとなったら。
そして、これまでの強運ハミルトンが戻って来れば。
これはもしかしたら、ハミルトンの復活勝利が見れるかもしれませんね!
雨でも晴れでも、安全無事なレースとなりますように!
この投稿をInstagramで見る
ということで、雨のレースでのマックスとハミルトンの戦績を振り返ってきましたが。
モナコGPの天気、どうなりますかね。
狭いモナコです、たとえ晴れのドライコンディションだとしても。
一度クラッシュが発生すると、多重クラッシュなどカオスな状況となることがこれまでしばしば。
それがウェットコンディションになれば、よりリスクが大きくなるはずです。
いかに低速コースのモナコとはいえ、やっぱりクラッシュシーンは絶対観たくありません。
なので晴れでも雨でも、とにかくドライバーの安全無事がやっぱり第一です。
そのうえでもし雨となったら、世界一流のドライバー達があのモナコをどう攻めるのか?
まもなく始まるモナコGP週末、天気予報を睨みつつ思いっきり楽しむこととしましょう!
以上、マックスとハミルトンのウェットレース戦績についてでした!