【2026年 F1日本GP鈴鹿】A1席 詳細ガイド

鈴鹿 観戦席ガイド
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鈴鹿サーキット全20観戦席ごとに、F1走行ビューやオススメ席、視界を遮る金網・電柱などの詳細情報をレビューします。

第18回は、常設席ではド迫力、仮設席では広範囲視界が楽しめるA1席です!

 


当サイトでは2022年から毎年、鈴鹿サーキット全観戦席の詳細ガイドを公開しています。

 

レビュー内容は全席共通、2026年版の全20観戦席まとめページはこちらです。

【2026年 F1日本GP鈴鹿】全観戦席ガイド
鈴鹿サーキット全20観戦席、F1マシン走行ビューや金網・電柱視界などの詳細情報のまとめページです。すべて2026年の変更に合わせ更新しますので、ぜひチケット購入時・観戦時の参考にしてください!当サイトでご好評をいただいている、鈴鹿サーキット...

ポータルサイトとして、ぜひブックマークなどしてご利用ください!

 

おかげさまで、毎年多くのF1ファンの皆様にご覧頂いています。

このガイドきっかけで、鈴鹿サーキットさんのお手伝いもさせていただけるまでになりました!

 

2026年版も、より多くのF1ファンの皆様のお役に立ちたいと思っています!

では第18回は、大迫力と広範囲視界、異なる性格のスタンドで構成されるA1席です!

 

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A1席:F1マシン走行ビュー

 

まずこちら、A1席の2026年版F1走行シーン動画集です。

  • A1席からの観戦ビュー
  • オススメ席/アウトレット席/スーパーアウトレット席からの観戦ビュー
  • 収録年度:2025年/2023年/2024年(ピレリタイヤテスト)

 

実際の観戦視界に近くなるよう、なるべく高倍率ズームを使わず等倍で撮った動画を掲載しています。

 

コースの眺めの参考としてだけでなく、全てF1開催中の実際の走行動画なので。

  • F1の速さでの目視可能時間
  • 大勢の観客の頭や体の視界影響

などもご参考にしていただけると思います。

 

 

なお2024年日本GP開催後には、2日間のピレリタイヤテストが実施されました。

管理人は2日とも観戦したので、A1席についてもかなりじっくり調査しました!

 

具体的には、「アウトレット席」「スーパーアウトレット席」を視界調査してきました。

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アウトレット調査はすべて、ブロック・列・席番号を明記しています。

 

その他、オススメ席の走行シーンもブロック席番号付きで収録しています。

まずは実際の走行シーンをご覧になっていただき、A1席のイメージを掴んでみてください!

 

 

 

A1席:概要

画像提供:鈴鹿サーキット

 

A1席は「常設席」と「仮設席」の2つに分かれています。

 

常設席は、1コーナー側に進むにつれ先細りとなるやや特殊な形のスタンドです。

仮設席は2023年に新設されて、以降継続して設置されています。

 

常設席と仮設席ではチケット料金が異なります。

  • A1 常設席:63,000円
  • A1 仮設席:73,600円

他の指定席と同じ傾向で、上段で視界の広い仮設席の方が高額となっています。

 

 

 

A1席:2025年からの変更点

A1仮設席の増設

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座席表をじっくり眺めていたら、A1仮設席のさりげない増設に気づきました(笑)

  • 最終コーナー側に1ブロック増える
  • そこまで大きくない132席の増設

 

 

横に12席なので、そこそこ横方向にスタンドが伸びると思いますが。

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絵心なくてスミマセンが、最終コーナー側にスペースがあるので。

おそらくこちら側に、ブロックが一つ分拡張されるのだと予想します。

 

 

 

チケット料金 値上げ額・値上げ率
観戦席 2026年 2025年 値上がり率
A1 常設席 63,000 60,000 105.0%
A1 仮設席 73,600 70,000 105.1%

 

2026年のチケット料金、全体の傾向としては以下のイメージです。

  • 超人気指定席:110%以上の大幅値上げ
  • その他指定席:おおむね105~110%未満の値上げ
  • お値段据え置き:E1/G1/G3/G4/H/R/Sファミリーシート

 

A1席については、全体傾向通り105%程度の値上げとなります。。

金額としては3,000円~3,600円程度の値上げで、ややお財布に厳しくなりました。

 

 

 

A1席:特長

A1 常設席(ホームストレート側視界)

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A1 常設席(1コーナー側視界)

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常設席 主な特長)

  • コースやマシンから、距離はかなり近い
  • ほぼすべての視界が、金網越し観戦となる
  • ピット出口が、正面に位置してとても見やすい
  • 上位チームのピット作業が、やや遠目に見える座席もある
  • 下段席は、E-1席や西エリア200R通路に並ぶ鈴鹿随一の迫力
  • 上段席の一部は見晴らしよく、1~2コーナーやS字がそれなりに見える

 

 

 

A1 仮設席(ホームストレート側視界)

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A1 仮設席(1コーナー側視界)

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仮設席 主な特長)

  • コースやマシンから、距離はそこそこ近い
  • ホームストレートのレコードライン側は、金網被り視界
  • A2席よりは遠目ながらも、1~2コーナーが視界範囲
  • 最終コーナー側ブロックほど、1コーナーは人被り視界となる
  • ピットアウトするマシンは、金網被りが無く常設席より可視時間も長い
  • 上位チームのピット作業が、かなり遠目ながら見える座席もある
  • 上段席からは、S字もそれなりに視界範囲となる

 

 

視界の特長についてですが、常設席」「仮設席で180度性格が異なります。

  • コースから近く迫力満点の「常設席」
  • 高い位置から広範囲視界の「仮設席」

それぞれシンプルに特長をまとめると、こんなイメージです。

 

 

「常設席」については、大迫力を味わえるのが魅力です。

E-1席西エリアの200R通路に匹敵する、鈴鹿3大迫力スポットと管理人は勝手に名付けてます(笑)

 

一方「仮設席」については、高い位置から俯瞰的な視界を楽しめるのが魅力です。

視界は、すぐ左隣のA2席に限りなく近い特長となります。

 

 

このように特長が大きく異なるので、YouTube動画では「常設席」「仮設席」に分けて走行動画を収録しています。

さらにアウトレット席など座席位置による視界と迫力の違いなど、ぜひYouTube動画でチェックしてみてください!

 

 

 

避けたい視界情報(金網・電柱など)

「金網×2・鉄柵×1」の三重苦ゾーン

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A1常設席は基本的には全席「金網被り」での観戦になります。

なので、金網が苦手な場合はA1常設席は避けた方が良いです。

 

そんな金網ジャングルなA1常設席ですが、さらに金網が二重・三重にと被る席があります。

そのあたりを、2024年のピレリタイヤテストにて徹底チェックしてきましたので参考にしてください。

 

 

「A~Cブロック」については、金網が2枚重なり、そこにさらに鉄柵も加わって。

1コーナーへの視界が三重苦となるゾーンがあります。

 

 

ただし、座席表で該当ブロックを確認してみると。

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すべて、アウトレットかスーパーアウトレット設定になっています。

 

実は2024年まではここの最前列だけなぜか通常料金で、A1席最大のナゾ設定だったのですが。

以降は、ちゃんと使用不可席へと変更になってました(笑)

 

 

管理人はとにかく金網が苦手なのですが、逆に金網があまり気にならない方にとっては。

特にCブロックはアウトレットにしては上段の7列目まで設定されていて、オトクな価格で楽しめるということになります。

 

YouTube動画には、このあたりのアウトレット席の眺めも収録しているので。

ぜひアウトレット席検討時の参考にしてみてください。

 

 

 

金網二重被りを避けられるのは何列目?

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こちらの写真のように、三重苦とまでいかなくても金網×2枚でもかなり視界が遮られます。

 

 

どの列までが金網×2枚被りとなるかも調べてきました。

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5~6列目以降」であれば、金網②の格子網はレコードラインに被らず。

上部の針金みたいなものだけは被りますが、そこまで気にならないレベルでした。

 

金網②の針金部分も含めて、完全に金網①だけの1枚被りにしようとすると11列目以降とかなり上段になります。

どのみちそれでも1枚は金網被りになるので、実際に観た感想としても大差はありませんでした。

 

なので2枚被りは『ほぼ』避ければ良くて、5~6列目以降のできるだけ上段席を狙うと良いと思います!

 

 

 

最終コーナー側の金網

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もう一点、金網が二重になる箇所があります。

常設席のもっとも最終コーナー側、Oブロックの端席はこんな金網ジャングル視界となります。

 

とは言っても最終コーナー側の視界は、F1マシンはあっという間に走り抜けていきますので。

1コーナー側の視界よりはそこまで気にすることないかという印象でしたが、どうしても気になる方は避けた方がいいかもしれません。

 

 

なおこちらのOブロック、座席表で確認してみると。

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Cブロックと同様に、そこそこ高い6列目までがアウトレット設定になっています。

 

 

アウトレット席は47,200円なので、この金網が気にならない方は1万6千円も安く楽しむことができます。

再生ボタンを押すと、アウトレット席・スーパーアウトレット席の眺めからまとめてご覧いただけます。

 

ぜひチェックいただいて、もし金網視界がそんなに気にならない方は。

アウトレット席も、チケット購入時の選択肢の一つとしていただければと思います!

 

 

 

A1席:オススメ席

写真撮影の穴場スポット

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A1常設席には、写真撮影の穴場スポットがあります。

「K~Lブロック 20列」近辺がオススメです!

 

 

こちらピレリタイヤテストにて、「Kブロック20列1番」に座って撮りました。

ギリギリですが、ピットロード出口は金網が被らない視界なんです!

 

 

そして写真撮影スポットと言えば、ヘアピンやシケインなど低速コーナーを思い浮かべる方が多いと思いますが。

このオススメポイントは、低速どころか止まっているマシンを撮影できるというメリットがあります(笑)

 

 

フリー走行では、このあたりから各マシンがスタート練習します!

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実際に望遠カメラで撮影した例、ずいぶん前で申し訳ないですが。

こちら、2010年のミハエル・シューマッハです。

 

止まっていれば、写真の下手な管理人でもさすがにピントをあわせて撮れました(笑)

 

 

皆さん、よーく考えてみてください。

コースサイドでリタイアでもしない限り、止まっているマシンの写真を撮れる機会って実は少ないですよね。

 

おそらく、以下のシチュエーションの時くらいしか無くて、

  • V1席/V2席からのピットイン時/スターティンググリッド
  • A1席でのピットアウト時のスタート練習

グランドスタンド以外では、A1席のこの眺めは実はとても貴重なんです。

 

 

スタート練習って、待ち行列になる場合も多いので。

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こんな感じで、2台並んでいる写真を撮ったりだとか。

 

 

もう少しズーム倍率を上げると。

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高倍率ズーム機能搭載の普通のデジカメでも、ここまで鮮明にピントを合わせた写真を撮ることができます!

 

 

一眼レフならともかく、普通のデジカメでこの大きさで望遠でマシンを撮ろうとすると。

だいたいこんな感じで、ブレブレだったり、両端が切れてたり、コースしか映ってない写真ばかりになります(笑)

 

 

管理人のようなド素人が、高速で走行しているF1マシンを大きくブレずに撮るってかなり難しいんです。

でもこのピット出口なら、望遠機能さえあれば絶対にキレイな写真を収めることができます!

 

 

もちろんマシンは止まっているので、やや迫力に欠けるとはいえ。

推しドライバーの姿を大きくキレイに写真に収めたい、そんな方にピッタリなのがこのオススメシートです!

 

 

写真撮影目的なので、金曜フリー走行での観戦もオススメです。

特に金曜フリー走行1回目では、その年最初のコースインを間近で見れるのでなおオススメです。

 

 

ただし近年、このオススメ席辺りはとても混みあってます。

 

 

2022年金曜フリー走行1回目

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セッション開始30分前、雨だったこともあり混み具合はこんな感じで空いてました。

 

 

2023年金曜フリー走行1回目

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セッション開始40分前前年より明らかに混んでいました。

 

 

2024年金曜フリー走行1回目

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セッション開始40分前後方通路の立ち見も含めてすでに満員でした。

 

 

2025年金曜フリー走行1回目

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セッション開始90分前さすがにポツポツ空いてますが複数人横並びは早くも辛い状況でした。

 

 

2025年は角田裕毅選手のレッドブルでの凱旋走行だったので、さらに激混みな状況となりました。

金曜フリー走行1回目でご覧になる場合は、余裕みて1時間~1時間半前くらいにスタンバイしていた方がいいかもしれません。

 

 

ぜひこれらの情報を参考にしてもらって。

まずは金曜フリー走行でも構わないと思うので、このオススメポイントでの観戦や撮影を楽しんでみてください!

 

 

 

A1席:総合評価

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では最後に、A1席を全席共通の5つの軸で総合評価したいと思います!

 

快適性
  • グランドスタンドから、距離はとても近い
  • 鈴鹿サーキット稲生駅を利用する場合、1コーナーゲートが至近距離
  • グランドスタンド裏やA2席裏など、やや歩くが食事の選択肢は豊富
  • 常設席は専用常設トイレもあり、まったく困らない
  • 仮設席の、食事・トイレ環境も特に問題は無い

などの理由で、星4つとしました。

 

視界
  • 常設席は、すべての席が金網越しでの観戦となる
  • 常設席は、上段席を除き目の前のストレートしか見えない
  • 座席によっては、遠目ではあるがピット作業を観ることもできる
  • 仮設席の視界はA2席と同等、1~2コーナーからS字まで見渡せる広視界
  • 仮設席のブロックによっては、1コーナー側の人被り視界が気になる

などの理由で星3つとしました。

仮設席だけの評価なら星5つでも良いくらいです。

 

迫力
  • 常設席は、コースからとても近くF1マシンの最高速度を間近で体感できる
  • 常設席は、スタート直後の迫力を目の前で楽しめる
  • 常設席は、E-1席・西エリア200R通路と並び鈴鹿の3大迫力スポット
  • オーバーテイクが期待でき、目の前で白熱のバトルを観られる可能性が高い
  • 仮設席は、スタート後の20台が一斉に1コーナーに飛び込む迫力を楽しめる

などの理由で、星5つとしました。

 

コスパ
  • 全観戦席の中で、6番目に高いチケット料金帯
  • 2026年のチケット料金も値上げ、ただし値上げ率は超人気席よりは低い
  • 常設席は超高速で迫力満点な反面、通過速度が速くF1マシン可視時間はとても短い
  • 仮設席の視界はA2席とほぼ同等で、視界と迫力を兼ね備えた良席
  • 視界・快適性とも、チケット料金に見合った価値
  • 常設席は、座席位置によって視界範囲が大きく異なる

などの理由で星3つとしました。

仮設席だけなら星4つでも良いかもしれません。

 

初心者オススメ
  • ピットレーン出口が目の前なので、レース展開もを把握しやすい
  • 目の前で、最高速度でのオーバーテイクが期待できる
  • 止まっている状態のF1マシンを撮影でき、思い出に残る写真や動画が撮りやすい
  • 迫力は満点、視界・快適性とも平均以上でF1を観戦して良かったと思えるはず

などの理由で、星4つとしました。

 

 

性格の異なる常設席と仮設席を、同列で評価するのはなかなか難しいですが。

総じてどのようなファン層でも楽しめて、利便性の高い観戦席だと思います!

 

でもF1観戦において、何を重視してチケット購入するかは人それぞれです。

ぜひこれらの評価軸や情報をご参考に、A1席での観戦を検討してみてください!

 


以上、A1席の詳細レビュー・ガイドでした。

 

2026年版の全20観戦席まとめページはこちらです。

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第19回は、1コーナー全開のド迫力を体感できるA2席のレビューです!

なにか新しい発見があるかもなので、ぜひまたチェックしてみてください!

 

みんなでFトモ管理人 鈴木 淳史