日本のファンには嬉しいニュースですが、でもちょっとだけモヤモヤしませんか?
もう少し主体的で積極的な姿勢が見えたら、もっと喜べたのかも。
===
本日夕方、こんなニュースが飛び込んで来ました。
「ホンダ、HRCによるレッドブル・パワートレインズへの技術支援を2025年まで延長!」
おぉ、これは嬉しい!!
はずだったのですが。
リリース分を読むと嬉しい気持ちが9割くらい占めてる反面、なんだかモヤモヤした気持ちが1割程度あったのは管理人だけでしょうか(笑)
どのあたりがモヤモヤしているのか、自問自答するためにも。
もう少し、このニュースを掘り下げて見てみましょう!
発表は本田技研工業(株)から
こちらが、本田技研工業(株)からリリースされた文書です。
(リリース文書PDFにリンクしてます)
公式HPはこちら。
公式HPもリリースPDFも、内容はまったく同じなので。
ぜひ一度、全文通して読んでみて下さい。
2021年限りでF1エンジンサプライヤーのホンダとしては撤退したものの、2022年は子会社であるHRCからの技術支援という形で本田技研工業がテクニカルパートナーとしてサポート。
それが2025年まで3年間も継続したということは、本当に喜ばしい限りなんです。
なんですが、、、でもやっぱりちょっとだけモヤモヤするのはなぜなんでしょうか(笑)
日本側の表現だけ、言い訳がましい?
リリースを読んでみて、皆さんはどう感じましたか?
「日本側だけゴニョゴニョ言い訳っぽくて、なんだかハッキリしないなぁ」
って管理人は感じました。
ヘルムート・マルコさんのコメントは実にハッキリしてるというか。
赤線のとおり、「HondaのPU」ってハッキリ言いきっちゃってますよね(笑)
対して、ホンダ側が作文したと思われる文面は、いかにも日本の大企業的な文書というか。
「レッドブル・グループからの要請に基づく支援」って内容がしつこく3回も出てくるし。
「子会社のHRCだし、新たなリソースも必要ない」って内容も2回出てきます。
なんだか少し言い訳がましく思えるこの内容が、管理人のモヤモヤの原因だったのかもしれません(笑)
受身的な継続より、積極的な発言を聞きたかった!
ここまで書いてきて、ようやく自分のモヤモヤが整理出来ました!
今回のリリースを、管理人はこんな風に解釈して読んじゃいました。
- 「Hondaとしては、ちゃんと2021年でF1参戦は終了している」
- 「でもレッドブルから何度も要請されたので、新たなリソースも不要だし2025年まで協力する」
2025年まで続けてくれるという事実はとても嬉しいのですが。
リリースの文書が、すべて受身的な内容だったのが少し残念というのが理由だったのでしょう。
でももし、例えばこんな感じで。
- 「Hondaとしては、2021年でF1参戦は終了した」
- 「しかしE10燃料への対応をはじめとして、HRCを通じたレッドブルへの技術支援はHondaのカーボンニュートラルへの取り組みにおいても有用だと判断した」
- 「よって2025年まで技術支援を継続することとする、なおリソースは現状のままで全く問題ない」
「主体的」で「積極的」に感じ取れる内容だったら、きっとこんなモヤモヤ感は無かったのかも。
両方、ほぼ同じ事実を伝えているのですが。
いやぁ、文書ってほんと難しいですね(笑)
2026年に向けては、食い物にされないように!
そう言えばこのリリースの先、2026年以降については。
まだウワサの段階ですが、このところポルシェとレッドブルの関係がウワサされていますよね。
たぶん管理人のようなオールドファンは。
急なホンダの撤退宣言により、美味しいところをすべてブラウンGP(後のメルセデス)に持っていかれた2009年の悪夢を思い出しちゃう方も多いはず。
F1は今も昔もピラニアクラブです、ホンダの技術・経験・ノウハウ・資産をすべて食い物にされる可能性もあります。
なので2025年までの友であるレッドブルに対しても、いつ牙をむいてくるかわからないと思って今後の交渉に臨んで欲しいですね。
まぁそんなこと、管理人に言われなくてもきっとホンダは分かっているとは思いますが(笑)
ということで、モヤモヤの原因も解消されました。
積極的な内容ではなかったにしろ、とにかく2025年まで実質ホンダのPUがF1で見れることになったのは日本のファンには嬉しい限りです!
こうなったら、ホンダ首脳陣に「もっと積極的にF1支援活動をアピールしたい!」と思わせるくらい。
鈴鹿では開催されなかった3年分の想いをこめた応援を、レッドブル勢やアルファタウリ勢に送ることとしましょう!
以上、ホンダ(HRC)の2025年までのレッドブル技術支援継続ニュースのモヤモヤ感についてでした!