鈴鹿サーキット、全観戦席からのF1マシン走行ビューと金網・電柱など詳細情報ガイド。
第4回は、広視界と迫力という性格の異なる組み合わせが魅力のE席です!
2024年F1日本GP、鈴鹿サーキットとしては初めて4月の開催です!
チケット販売開始は2023年12月10日(日)からとなります!
例年多くのF1ファンの皆様にご覧頂いている、鈴鹿サーキット全観戦席の詳細ガイド。
今年もやります、全19回に分けて全観客席ごとの詳細レビューを実施します!
レビュー内容は全席共通です、全観戦席のリンクはこちら。

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第4回は異なる性格の組み合わせが魅力なE席です、さっそくレビューしていきます!
E席:F1マシン走行ビュー
まずこちら、みんなでF1YouTubeチャンネルに公開した2024年版動画です。
- E席からの観戦ビュー(E-2/E-1/E仮設席)
- 収録年度:2023年/2006年/2005年 F1日本GP
実際に現地観戦した際の視界に近いよう、なるべく高倍率ズームを使わずに等倍で撮った動画を掲載しています。
すべてF1マシンの走行動画なので、視界だけでなく目視可能時間も参考にして頂けます!
E席は大きく分けると、まったく性格の異なる2つのエリアで構成されています。
1つ目のエリアが、逆バンクや東コース全域まで視界範囲となる「E-2」席と「E仮設席」。
おもに広範囲の視界を楽しめる席です。
2つ目のエリアが、ほぼ目の前のNIPPOコーナーしか見れない「E-1」席です。
でもこちらはコースから近く迫力満点の席で、「鈴鹿3大迫力ポイント」の一つだと思っています。
それぞれチケット料金がこちら。
- 「E-1」:33,000円
- 「E-2」:43,000円
- 「E 仮設席」:46,000円
広範囲視界席になるほど高額になるのは、他の席の傾向と同じです。
各座席からの視界もチェックしておきましょう。
E-2
*最上段席から立って撮影
(主な特長)
- NIPPOコーナーに加えて、逆バンクも見える。
- 逆バンク側中段~下段は、「D 仮設席」の視界に近く、やや上方から見下ろす視界。
- NIPPOコーナー側ほど、コースからの距離はとても近くなる。
- 上段席は、遥か彼方に1~2コーナーが見える広視界。
E仮設席
(主な特長)
- NIPPOコーナーに加えて、逆バンクも見える。
- どの席からも、遥か彼方に1~2コーナーが見える絶景視界。
- NIPPOコーナー側は、シケイン立ち上がりから最終コーナーが観れる席もある。
E-1
(主な特長)
- 視界はNIPPOコーナーのみで、逆バンクは丘が邪魔して見えない。
- 上段席は、最終コーナを立ち上がるマシンが見える席もある。
- 下段席は、コースやマシンからとても近く大迫力。
- 2024年から、スクリーンが新設される。
「E-2」「E仮設席」の広い視界を取るのか、「E-1」の大迫力を味わうのか?
動画では、どの席からの走行ビューか分かるようにしていますので。
ぜひF1マシン走行ビューをYouTube動画でチェックしてみてください!
2023年からの変更点
E-1席にサーキットビジョン新設
2023年からの変化点としては、E-1にサーキットビジョンが設置されます。
視界への影響を予想してみましたが、まずシケイン側の視界が若干塞がれそうなのと。
F1マシンが向かって来る方向とビジョンの方向が逆なので、うまく両方見るには少し慣れが必要かもしれません。
でもどちらも影響は小さいはずで、これは画期的な変更になると思います!
これまでの予選や決勝レースの展開や状況を把握しづらいというデメリット、2024年は払拭してくれるはずです!
なおこの変更に伴い、E-1席のチケット料金は大幅値上げとなり。
17,000円(2023年)から、33,000円(2024年)とほぼ倍に変更になっています(汗)
視界情報詳細
続いて、視界を妨げる電柱や金網情報について。
E席は、真横からF1マシン走行を観るような形になるので。
これまでレビューしてきたB2席・C席・D席とは異なり、レコードラインにモロ被りするような電柱はありません!
ただし、E席の多くは「金網越し観戦」となります。
「E-2」上段席や、「E 仮設席」であれば。
ほとんどの視界はこのように金網に被らないです!
でも「E-2」席でも下段や中段になると、一部金網越しの観戦となってしまいます。
「E-1」については。
最上段席でも、必ず金網が被ると思っていてください。
「E-2」も「E-1」も、下段席に行けば行くほど「金網被り率」は大きくなります。
なので「E席」特に「E-1」については、「金網越し観戦が苦手」という方には向かない席かもしれません。
でも逆に「金網、上等!」みたいな価値観の方にとっては。
「至近距離で大迫力を楽しめる!」というメリットの大きい席です。
このあたりは、観戦スタイルや好み次第なので。
ご自身の観戦スタイルを鑑みて、チケット購入時の参考情報としてください!
オススメシート
今年は、「E-1席 I ブロック 最後列」をオススメしたいと思います。
「E-1」「E-2」「E仮設席」のすべての要素を兼ね備えていて。
しかも「E-1」なので、オトクなチケット料金で楽しめるんです!
場所は「E-1」と「E-2」の境界線です、すぐ隣が「E-2」席なんですよね。
逆バンク側をより視界良く見るためには、E-2側に近い席の方が良いです。
「E-1席 I ブロック 最後列」のオススメポイントを列挙するとこんな感じ。
- 遥か彼方ながら、1~2コーナーも観れる。
- シケインはやや隠れるが、最終コーナーの立ち上がりが観れる。
- E-2側の席は、逆バンクも観れる。
- お値段は、すぐ隣のE-2より1万円安い!
ただしチケット確保には相当の激戦になります。
最後列は、たった9席しかありません。
とはいえ、この近辺の席ならコスパに優れた視界なのは間違いありません。
例えば隣のHブロックはこんな感じです、逆バンクが見えづらい以外は素晴らしい景観です!
ほか鈴鹿公式HPの「座席からの眺め」で、必要に応じて近くの席の視界も確認してもらって。
2024年のチケット購入は最初から座席指定が出来るので、狙ってみる価値はあると思います。
ぜひこのオススメシート近辺、狙い打ちしてみてください!
総合評価
では最後に、このE席をいつもの5つの軸で評価したいと思います。
快適性
- グランドスタンドから逆バンクトンネルを通れば、距離は比較的近い
- 「逆バンクオアシス」が設営され、食事の選択肢も豊富で、雨宿りもできる
- 丘の上の観戦席なので、階段の上り下りが意外に大変
- 常設トイレは近くになく、仮設トイレも混雑気味
などの理由で、星3つとしました。
ちなみに、逆バンクオアシスはこんなイメージです。
白いテントの奥に見える小高い丘の近辺がE席です。
距離は近いですが、最上段の場合はセッションごとにあの丘を登り降りするということです!
視界
- E-2上段席/E仮設席は、遥か1コーナーまで見えて視界は良好
- E-2上段席/E仮設席のNIPPOコーナー側席からは最終コーナーも観れる
- E-2下段席は、金網が視界に被る席も多い
- E-1は、目の前しか見えずほぼすべて金網が視界に被る席
などの理由で星3つとしました、2023年版より評価を一つ上げています。
迫力
- E-2/E-1とも、オーバーテイクを目視できる可能性は低い
- E-2上段/E仮設席は、遥か彼方ながらオーバーテイクを目視できる可能性あり
- E仮設席は、コースやマシンからはかなり遠い
- E-1のマシンからの近さと迫力は、鈴鹿3大迫力ポイントの一つ
などの理由で、星5つとしました。
コスパ
- 全観戦席の中で、4番目に安いチケット料金帯
- 料金の割に逆バンクオアシスが近く、快適な観戦を楽しむことができる
- E-1オススメポイントのコストパフォーマンスは鈴鹿随一
- ビジョン設置により、E-1が大幅値上げとなった
などの理由で星4つとしました、2023年より評価を一つ下げています。
初心者オススメ
- E-1は、間近で走行するF1マシンの挙動や音を楽しむやや玄人向け
- E-1は、F1マシンの可視時間は短い
- E-2/E仮設席は視界は良いが、オーバーテイクも期待できずやや迫力に欠ける
などの理由で、星2つとしました。
F1観戦において何を重視してチケット購入するかは人それぞれ。
ぜひこの評価軸をご参考に、E席での観戦を検討してみてください!
以上、E席の詳細レビュー・ガイドでした。
今後の公開スケジュールはこちらです。

第5回はH席のレビューになります、ぜひまたチェックしてみてください!