第5回は、鈴鹿でもっとも写真が撮りやすいヘアピン「I席」です!
コース間近でフルブレーキングと加速の迫力を体感できるコスパに優れた席です、ぜひチェックしてみてください!
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10月に鈴鹿サーキットで開催されるF1日本GP、チケット一般販売開始の7月24日(日)に向けて。
7月22日まで、全15回に分けて全席の詳細レビューを行っています。
レビュー内容は、全席共通です。
どんな情報をどんなスケジュールで公開するかについては、こちらの予告記事をご確認ください!
第5回は、I席(ヘアピン)についてとなります。
コースやマシンからの距離も近く、金網も一切無くて視界良好。
ヘアピン通過は低速なため、鈴鹿の観戦席の中ではもっとも写真を撮りやすい席だと思います。
さっそくレビューしていきたいと思います!
I席からのF1マシン走行ビュー
まずこちらが、みんなでF1 YouTubeチャンネルに公開した動画です。
- I席からの観戦ビュー
- 収録年度:2019年/2018年/2017年/2013年/2012年/2011年のF1日本GP(2018年はデモラン含む)
F1マシンの走行は実際どんな風に見えるのか、ぜひ動画でまずご確認ください!
I席は、低速で走行するF1マシンをとても近くで観れることが特長です。
これまでレビューしてきたB2~E席と異なり、I席は複数のエリアに分かれていません。
なおI席のチケットでは、「カメラマンエリア」には入れませんのでご注意ください。
チケット料金は、どの席も共通で約3.8万円。
全指定席の中で3番目に安い料金となっており、とてもコストパフォーマンスに優れた席です。
座席からのビューと特長はこんなところです。
I 席(ヘアピン側の視界)
I 席(立体交差側の視界)
(主な特長)
- デグナーカーブは見えないが、立体交差下からを観ることができる。
- ヘアピンカーブは、どの座席位置からも全景を観ることができる。
- ヘアピンを立ち上がり、200R進入まで観ることができる。
- コースから近く速度が遅いので、写真撮影にオススメ。
I席の特長は、なんと言っても写真撮影のしやすさ。
特にヘアピン側に近い座席では、大きく旋回するマシンや、ドライバーがステアリングを切る姿まで撮影することも可能。
また全指定席の中で、座席によって見え方にもっとも差が無い席であることも特長です。
動画はヘアピン側とスタンド中央付近の走行ビュー中心ですが、視界に大差ないことが確認できると思います。
また実際に観戦する視界と近くなるように、なるべく高倍率ズームで撮っていない動画を公開しました。
なので、ぜひYouTube動画で確認してもらって。
I席でのF1マシン走行ビューをチェックしてみてください!
(2022年7月26日追記)
ヘアピン仮設スタンドについて
今年は常設スタンドよりさらにヘアピン側に、2つの仮設スタンドが建つことになりました。
座席表を確認してみると。
横幅36席の仮設スタンドが2つ建つようです、そんなに大きなスタンドではありません。
参考に、こちらは2011年の例です。
これよりやや横幅は小さいスタンドになると思いますが、おそらくこんなイメージです。
常設席よりもマシンから近く、より迫力が増します!
チケットは7月26日13時時点でまだ空席あるので、ぜひお早めにご検討ください!
視界情報詳細
I席にはこれまでレビューしてきたB2席・C席・D席などのように、レコードライン被りするような電柱はありません!
さらにE-1席のように、金網被りするような席もありません。
なので基本的には、どの席からも同等な視界で楽しめるはずです!
一応、以下あくまで強いて言うならのレベルですが。
もしかしたら多少視界を遮るかもしれない内容なので、ご参考に2つほど紹介だけしておきます!
スピーカー×2本
まず、電柱ではなく「場内実況用のスピーカー」が。
「Cブロック」「Hブロック」の前に立っています。
特に下段席の場合は、目の前にあったら視界に入りますし。
別ブロックからでもマシンを観る視界に入るので、もしかしたら気になる方もいるかもしれません。
カメラマンエリアのお客さん
もう一点、カメラマンエリアについて。
I席前方はカメラマンエリアですが、ここはもちろん立ち見可能です。
なのでカメラマンさんの身長によっては、若干気になる可能性も無くは無いです。
とは言っても、観るだけなら最前列でも視界には被らないはずです。
ただし前列の座席から、立ち上がりの外側の縁石と一緒に写真を撮ろうとした場合に。
もしかしたら、カメラマンの頭が写真に入っちゃう可能性があるくらいのレベルです(笑)
なお、管理人のメモを見返してみましたが。
「2本のスピーカーは、8列目以降は一切コースに被らない」と書いてありました。
身長や座高によっても変わってくると思いますが。
もしこの参考情報のスピーカーやカメラマンエリアが気になる方は、8列目以降の上段席を狙ってみる方が良いと思います!
オススメシート
高額な一眼レフや高倍率レンズを使わなくても、コンデジでそれなりにカッコいい写真を撮るには?
「A~Cブロック 中段~上段席」がオススメです!
この写真は、オススメシートの「Aブロック 8列」から撮りました。
座席表で見てみると。
このあたりがオススメシート一帯になります。
このオススメシートの特長を列挙するとこんな感じ。
- F1マシンが、正面を向いている写真が撮れる。
- ドライバ―が、ステアリングを大きく切っている写真が撮れる。
- タイヤが大きく旋回し、コーナリングしている感の高い写真が撮れる。
- 素人でも、高倍率ズーム機能がついたコンパクトデジカメでそれっぽい写真が撮れる。
ちなみに管理人は、写真やカメラはまったくのド素人です。
F1現地観戦にはいつも、高倍率ズーム機能を搭載したコンパクトデジカメだけ持って行きます。
でもあくまで目視重視なので、写真や動画撮影は二の次の観戦スタイルです。
そんな管理人が、適当にデジカメで撮っても。
こんな感じの、それっぽいカッコいい写真が撮れるんです!
もちろん流し撮りとかしていませんし、デジカメの設定も適当です。
カメラに詳しい方からするら、ツッコミどころ満載の写真なんでしょうけど(笑)
でもとりあえず、このオススメシートからこんな感じで撮れば。
- カメラ枠内ぴったりに収まるくらいのズームで撮る(スマホカメラだと厳しい)
- カメラを右下に傾けて撮る
- 右側の縁石を入れて撮る
- 数打ちゃ当たるので、とにかく撮りまくる
これで、カメラ素人が自己満足できるレベルの写真は撮れます(笑)
なので、このオススメシートは。
「スマホではなく、デジカメでちょっと写真も撮りたいな」
というファンの方に絶対オススメの席です!
なお管理人はここ数年、金曜フリー走行2回目の開始はこのI席から見始めて。
その後スプーンカーブ方面に歩いて移動していきます。
このオススメシート地帯は人気なので、セッション開始1時間前には席確保してます。
管理人は1人観戦なので1人なら席も空いているのですが、2~3人並ぶ席となるともう少し早めに行かないと座れないかもです。
まずは、金曜フリー走行での観戦のみでも構わないと思うので。
ぜひこのあたりの情報をご参考に、このオススメシートでの観戦をご検討してみてください!
総合評価
では最後に、このI席を5つの軸で評価したいと思います。
快適性
- 指定席の中では、グランドスタンドからの距離は最も遠い(徒歩30分弱)
- 常設売店はあるがやや混雑のため、食事は「130Rオアシス」まで出向くことも多い
- トイレは常設・仮設あり、特に困らない
などの理由で、星2つとしました。
視界
- 座席位置による、アタリ・ハズレがほぼ無い
- 東コース程の景観はないものの、どの席からも立体交差・ヘアピン・200R進入まで視界良好
- 金網・電柱などによる視界不良席がほぼ無い
などの理由で、星5つとしました。
迫力
- オーバーテイクの可能性はやや低い
- コースやマシンからはとても近いが、速度は遅いため指定席ではE席に次ぐ迫力
- 時速270km/h程度から、フルブレーキングの迫力が楽しめる
などの理由で、星4つとしました。
コスパ
- 全観戦席の中で、3番目に安いチケット料金
- 常設売店があり130Rオアシスも比較的近く、歩く距離以外は快適な観戦を楽しめる
- 視界・迫力など、総じて1番ではないがオールラウンドで優れている
などの理由で、星4つとしました。
初心者オススメ
- スクリーンがあり、レース展開を把握しやすい
- 初心者でも、思い出に残る迫力の写真を撮りやすい
- 低速とはいえ、間近で走行するF1マシンを楽しめる
などの理由で、星4つとしました。
F1観戦において、何を重視してチケット購入するかは人それぞれです。
ぜひこの評価軸をご参考に、I席での観戦を検討してみてください!
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以上、I席の詳細レビューとなります。
第6回は7月13日(水)、西エリアチケットのレビューとなります。
ぜひまたチェックしてみてください!