第4回は、鈴鹿でもっともマシンとの距離が近い「E席」の詳細レビューです!
F1の迫力を間近で体感したい方には「E」席がオススメです、ぜひチェックしてみてください!
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10月に鈴鹿サーキットで開催されるF1日本GP、チケット一般販売開始の7月24日(日)に向けて。
7月22日まで、全15回に分けて全席の詳細レビューを行っています。
レビュー内容は、全席共通です。
どんな情報をレビューするかについては、こちらの予告記事をご確認ください!
第4回は、E席についてとなります。
鈴鹿サーキットの中では、もっともマシンから近い指定席になります。
西エリアチケットの200Rと並び、最もF1マシンの迫力を体感できる席です。
さっそくレビューしていきたいと思います!
E席からのF1マシン走行ビュー
まずこちらが、みんなでF1 YouTubeチャンネルに公開した動画です。
- E席からの観戦ビュー(E-2/E-1)
- 収録年度:2006年/2005年/2003年のF1日本GP、Ferrari Racing Days 2022デモラン
F1マシンの走行は実際どんな風に見えるのか、ぜひ動画でまずご確認ください!
E席は、コースや走行するマシンからとても近いことが特長です。
逆バンクもよく見える「E-2」席と、ダンロップコーナーしか見れない「E-1」席の2つの観戦席に分かれています。
コースからの距離が近いのは「E-1」側となります。
それぞれチケット料金が異なり、逆バンク側の「E-2」の方が高額で3.2万円。
そして「E-1」はそのほぼ半額の約1.6万円です。
両座席からの見た目は、こんなに違います。
E-2
(主な特長)
- ダンロップに加えて、逆バンクも見える。
- 逆バンク側は、「D-1」席の視界に近く、やや上方から見下ろす視界。
- ダンロップ側に行くほど、コースからの距離はとても近くなる。
- 上段席は、遥か彼方に1~2コーナーが見える席もある。
E-1
(主な特長)
- 視界はダンロップのみで、逆バンクは見えない。
- 上段席は、最終コーナを立ち上がるマシンが見える席もある。
- 下段席は、コースやマシンからとても近いが金網越しとなる。
- スクリーンが無く、レース展開を把握しづらい。
E席の特長は、なんと言ってもコースからの近さ。
特に「E-1」についてはコーナーのエイペックスからも近く、目の前をF1マシンが凄いスピードと音で通過していく迫力を味わえます!
動画では、どちらの席からの走行ビューか分かるようにしています。
また実際に観戦する視界と近くなるように、なるべく高倍率ズームで撮っていない動画を公開しています。
なので、ぜひYouTube動画で確認してもらって。
両席のF1マシン走行ビューの違いをチェックしてみてください!
視界情報詳細
E席は、基本的には真横からマシン走行を観るような形になるので。
これまでレビューしてきたB2席・C席・D席とは異なり、レコードライン被りするような電柱はありません!
その代わり、E席全般については「金網越し観戦」となることは覚悟しておいてください。
一応、「E-2」上段席であれば。
逆バンク側の視界はこのように金網に被りませんが、それでもダンロップを駆け上がる姿は金網越しの観戦となります。
「E-1」については。
最上段席でもダンロップを通過する際には、一部は必ず金網が被ると思っていてください。
「E-2」も「E-1」も、下段席に行けば行くほど「金網被り率」は大きくなります。
なので「E席」については、「金網越し観戦が苦手」という方には向かない席かもしれません。
でも逆に「金網、上等!」「その分、至近距離で楽しめる!」みたいな方にとっては。
とてもコスパに優れた席です!
このあたりは、観戦スタイルや好み次第なので。
ご自身の観戦スタイルと鑑みて、チケット購入時の参考情報としてください!
オススメシート
オススメポイント①
E席の良いとこ取りをしたようなオススメの席があります!
「E-1席 Fブロック 最後列」です!
もう一度、ぜひこの観戦動画を見てください!
(再生ボタンを押せば、E-1席 Fブロック最後列の走行シーンから始まります)
このE-1 Fブロック最後列のオススメポイントを列挙するとこんな感じ。
- シケインはやや隠れるが、最終コーナーの立ち上がりが観れる。
- 遥か彼方ながら、1~2コーナーも観れる。
- 逆バンクは見えないが、ダンロップの立ち上がりが金網に被らない。
- この視界で、お値段はE-2の半額、約1.6万円!
これだけ良い点があって、西エリアに次ぐ安い料金でF1観戦が出来ます。
これは観戦スタイルの好みの問題だと思いますが。
「ダンロップの立ち上がりが、金網に被らない」
というところがミソで、なにせE席は「ダンロップコーナー席」ですからね(笑)
ここを全開で、豪快に立ち上がっていくF1マシンが綺麗に観れますし。
このように高倍率のデジカメを使わないでも、外側の縁石を含めた綺麗な写真が撮れたりします。
この「ダンロップの立ち上がりが金網に被らない」という点に拘らないのであれば。
実はもう一つ、オススメポイントがあります。
オススメポイント②
「E-1席 I ブロック 最後列」です。
このE-1 Iブロック最後列のオススメポイントを列挙するとこんな感じ。
- シケインはやや隠れるが、最終コーナーの立ち上がりが観れる。
- 遥か彼方ながら、1~2コーナーも観れる。
- 逆バンクが見えるが、ダンロップの立ち上がりが金網に被る。
- お値段は、すぐ隣のブロックのE-2の半額、約1.6万円!
オススメポイント①と②の違いは、「逆バンクが見えるか否か」「ダンロップの立ち上がりで金網が被るか否か」です。
両オススメポイントの位置関係はこんな感じ。
Fブロック隣はこんな丘になっており、同じ最後列でも座席位置の高さが全然違います。
なのでIブロックは逆バンクが見える反面、ダンロップ立ち上がりは金網に被ることになります。
オススメ①の特長との裏返しになりますが。
ダンロップ立ち上がりをじっくり見たり、外側の縁石と一緒に写真を撮るには向かないかもです。
なおオススメ②の「E-1」席 Iブロックですが。
すぐ隣が「E-2」席なんですよね。
この差で、チケット料金が倍も違うのはズルいですよね(笑)
というくらい、コスパに優れるのがこの両オススメ席です。
座席表では、およそこのあたりとなります。
ご自身の観戦スタイルを鑑みながら。
ぜひ、この両オススメポイントでの観戦をご検討してみてください!
総合評価
では最後に、このE席を5つの軸で評価したいと思います。
快適性
- グランドスタンドから逆バンクトンネルを通れば、距離は比較的近い
- 例年「逆バンクオアシス」が設営され、食事の選択肢も豊富で、雨宿りもできる
- 丘の上の観戦席なので、階段の上り下りが意外に大変
などの理由で、星3つとしました。
視界
- E-2上段席は、遥か1コーナーまで見えて視界は良好
- E-2下段席は、金網が視界に被る席も多い
- E-1はほぼすべて金網が視界に被る席
などの理由で、星2つとしました。
迫力
- E-2/E-1とも、オーバーテイクを目視できる可能性は低い
- コースやマシンからの近さと迫力は、鈴鹿サーキットで随一
- 西エリアの200Rと双璧を成す迫力、指定席としては唯一無二
などの理由で、星5つとしました。
コスパ
- 全観戦席の中で、2番目に安いチケット料金
- 料金の割に逆バンクオアシスが近く、快適な観戦を楽しむことができる
- E-1オススメポイントのコストパフォーマンスは鈴鹿随一
などの理由で、星5つとしました。
初心者オススメ
- E-1は、スクリーンが無いのでレース展開を把握しづらい
- E-1は、間近で走行するF1マシンの挙動や音を楽しむやや玄人向け
- E-2はスクリーンもあるので、初心者にもオススメ
などの理由で、星2つとしました。
F1観戦において、何を重視してチケット購入するかは人それぞれ。
金網が気になるのか否かも人それぞれですので。
ぜひこの評価軸をご参考に、E席での観戦を検討してみてください!
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以上、E席の詳細レビューとなります。
第5回は7月12日(火)、I席のレビューとなります。
ぜひまたチェックしてみてください!