フランスGPで、地元フランス人ドライバーの活躍。かなり昔まで遡らないといけない!?

調べてみた
© F1 in the 1990s Twitter
スポンサーリンク

その昔、アラン・プロストが地元フランスGPで滅法強さを発揮しましたが。

それ以降、フランスGPでフランス人が活躍したことって無いような?

 

===

2021年F1第7戦フランスGP、いよいよ明日から開幕です!

開幕を目前に控えた水曜日に、地元フランスのエステバン・オコンが2024年までアルピーヌに残留することが発表されました。

 

地元グランプリに発表のタイミングをあわせ、気合いが感じられますよね!

 

と、そんなことを思っていたら、頭の中でこんな疑問が浮かびました。

『フランスGPで地元フランス人が活躍したことって、最近まったく無くない!?』

 

その昔は、アラン・プロストが地元フランスでは滅法強く。

予選でアイルトン・セナをも凌ぐほど速く、そして強かったわけですが。

それ以降、フランス人って地元でまったく活躍できてないような・・・。

 

これは気になってきたので、さっそく調べてみることにしましょう!

 

スポンサーリンク

フランスGP:フランス人の優勝表彰台は?

年度順位ドライバー国籍
2019優勝L.ハミルトンイギリス
2位V.ボッタスフィンランド
3位C.ルクレールモナコ
2018優勝L.ハミルトンイギリス
2位M.フェルスタッペンオランダ
3位K.ライコネンフィンランド
2008優勝F.マッサブラジル
2位K.ライコネンフィンランド
3位J.トゥルーリイタリア
2007優勝K.ライコネンフィンランド
2位F.マッサブラジル
3位L.ハミルトンイギリス
2006優勝M.シューマッハードイツ
2位F.アロンソスペイン
3位F.マッサブラジル
2005優勝F.アロンソスペイン
2位K.ライコネンフィンランド
3位M.シューマッハードイツ
2004優勝M.シューマッハードイツ
2位F.アロンソスペイン
3位R.バリチェロブラジル
2003優勝R.シューマッハードイツ
2位J.P.モントーヤコロンビア
3位M.シューマッハードイツ
2002優勝M.シューマッハードイツ
2位K.ライコネンフィンランド
3位D.クルサードイギリス
2001優勝M.シューマッハードイツ
2位R.シューマッハードイツ
3位R.バリチェロブラジル
2000優勝D.クルサードイギリス
2位M.ハッキネンフィンランド
3位R.バリチェロブラジル
1999優勝H.H.フレンツェンドイツ
2位M.ハッキネンフィンランド
3位R.バリチェロブラジル
1998優勝M.シューマッハードイツ
2位E.アーバインイギリス
3位M.ハッキネンフィンランド
1997優勝M.シューマッハードイツ
2位H.H.フレンツェンドイツ
3位E.アーバインイギリス
1996優勝D.ヒルイギリス
2位J.ヴィルヌーブカナダ
3位J.アレジフランス
1995優勝M.シューマッハードイツ
2位D.ヒルイギリス
3位D.クルサードイギリス
1994優勝M.シューマッハードイツ
2位D.ヒルイギリス
3位G.ベルガーオーストリア
1993優勝A.プロストフランス
2位D.ヒルイギリス
3位M.シューマッハードイツ

 

フランスGPでの、フランス人の優勝や表彰台。

最後にいつ記録したかを調べるために、レース結果を過去に遡っていった表がこちらです。

 

結果は・・・なんと25年以上前まで遡らないといけないことがわかりました。

四半世紀ですよ、こんな昔だと思わなかったので、表がずいぶん縦に長くなっちゃったじゃないですか(笑)

 

直近で、最後の表彰台は1996年です。

ベネトンを駆るジャン・アレジが地元フランスで3位表彰台を獲得しています。

 

そして、さらにその3年前、最後の優勝となると1993年です。

ウィリアムズで、この年ワールドチャンピオンとなったアラン・プロストです。

 

まさかこんな昔だったとは・・・ちょっとビックリしました。

 

フランスGP:フランス人の入賞は?

年度順位ドライバー国籍
201910位P.ガスリーフランス
20038位O.パニスフランス
19975位J.アレジフランス

 

仕方ないので、入賞したドライバーを調べてみました。

最後の表彰台となった1996年以降において。

地元フランスで、表彰台には届かなかったものの、入賞してポイント獲得の活躍をしたドライバーを列挙してみました。

 

結果は・・・これもイマイチな結果です(汗)

1997年以降で、たった3回のみ。

1997年アレジは、前年の表彰台以上の結果が期待されての5位です。

また2003年パニスや2019年ガスリーは、入賞順位で最下位でのポイント獲得です。

 

つまり、入賞こそしたものの。

地元フランスの観衆を沸かせるような活躍ではなかった、ということでしょう。

 

フランスGP:フランス人のポールポジションは?

年度順位ドライバー国籍
1989PPA.プロストフランス

 

最後に予選結果を。

地元フランスで、フランス人最後のポールポジションも調べてみました。

 

結果は、優勝や表彰台よりさらに昔の1989年まで遡ることになりました(汗)

アラン・プロストはフランスで合計6勝を挙げていますが、でもポールポジションは3回のみです。

1993年や1990年に優勝していますが、ポールポジションとなると1989年まで遡らないといけませんでした。

 

うーん、なんだかフランスの観衆が可哀想になってくるくらい。

地元フランスで、母国ドライバーは活躍できていないことがわかりましたね(汗)

 

今年こそ!オコンとガスリーに注目!

© Formula1 Twitter

こうなったら、今年こそフランスGPで、地元フランス人の活躍を見たくなってきました!

今年F1に参戦するフランス人は2名。

 

まずは、エステバン・オコンです。

2024年までの長期契約を結んだことでプレッシャーも無く、リラックスして母国での戦いに挑めるのではないでしょうか。

 

今年ここまで、予選であのアロンソを上回るタイムを何度も叩き出しています。

まずは予選でチームメイトを上回りQ3進出を目指して。

そして、25年ぶりの地元表彰台を狙って欲しいですね!

 

 

そして、ピエール・ガスリー。

© Grand Prix de France F1 Twitter

F1ウィナーとして地元フランスGPを迎えるのは、オリビエ・パニス以来です。

なので、地元の期待や声援も大きいはずです。

 

ガスリーは、昨日の記事『ピエール・ガスリー、好成績の次レースは不運に見舞われる説』が気になります。

そしてさらに、今回の新たに『フランス人は、地元フランスGPで苦戦する説』も加わってしまいました。

 

ジンクスが二つも重なって、いやらしいですが(笑)

でもF1ウィナーなら、こんなジンクス軽く吹き飛ばしてくれるはず!

レース展開次第では、オコンと同じく25年ぶりの地元表彰台を狙えるのではないでしょうか!

 

===

2018年フランスGPでは、まさにこの二人が1周目にクラッシュしてしまいましたが・・・。

ともに成長した今なら、もうそんなことは起こらないはずです!

 

この地元フランスで、オコン、ガスリーの二人はどんな戦いを魅せてくれるのか。

ぜひこの二人に注目して、明日金曜日のフリー走行開始から存分に楽しむこととしましょう!

 

以上、フランスGPでの地元フランス人の活躍に関する調査でした!

 


F1ランキング