今年フェラーリがタイトルを獲るには、もはや9連勝するしかない!
そう思ったので、2013年ベッテルの快進撃を振り返ってみることにしました。
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お盆も過ぎて、管理人は今日から仕事復帰です。
でもまったくやる気が起きず、自営業の特権で一日中サボってました(笑)
ということで、今日もF1のことばっかり考えていました。
- 「フェラーリ、今年タイトルを獲るにはもう9連勝しかないよな」
- 「でも9連勝なんて、そんなことまず無理だよな」
なんてことを思いながら、サボっていたのですが。
『セバスチャン・ベッテル、2013年シーズン後半全勝、9連勝!』
9連勝と言えば、ベッテルがこの素晴らしい記録を樹立したことを思い出しました(笑)
もう9年も前のことなので、若いファンの方はご存知無い方もいるかもだし。
今年で引退することとなったベッテルの、この偉業を振り返るにもいい機会なので。
この2013年シーズン後半戦、ベッテルの9連勝を振り返ってみることにしましょう!
9連勝の始まりはベルギーGP、現地観戦してました!
2013年ベルギーGP、スタート直後。
22台のマシンが、オー・ルージュを駆け上がっていく姿と音が圧巻でした😊#F1JP #F1 #BelgianGP pic.twitter.com/OmIswno9D9
— みんなでF1 (@minna_de_F1) August 29, 2021
この2013年シーズン、前半10戦はレッドブル×4勝・メルセデス×3勝・フェラーリ×2勝・ロータス1勝とやや混戦気配でした。
でもシーズン途中に急遽、前年型タイヤのコンパウンドへ変更になった影響もあり。
夏休み明けはレッドブル・ベッテルの独走となったシーズンでした。
その独走劇の最初となったのが、第11戦ベルギーGP。
管理人が、オー・ルージュで現地観戦していたレースです!
雨に見舞われた予選、ポールポジションはハミルトンに奪われます。
このポール奪取ラップがあまりにも凄かったので、決勝では管理人はハミルトンを応援していたのですが(笑)
決勝1周目のケメルストレートで、ベッテルが非力なパワーのレッドブルでメルセデスをぶち抜いたのは本当に驚きました。
そしてその後、一度もトップを譲らず優勝。
表彰台では、強すぎてブーイングを受けるという悲しい出来事もありましたが。
この頃にはハミルトンを裏切って、ベッテルに大声援を送っていました(笑)
このレースから、ベッテル怒涛の快進撃が始まります。
日本GP鈴鹿、王者の風格が漂う強さ!
その後、イタリア・シンガポール・韓国とすべてポールトゥウィンを飾り。
迎えた第15戦日本GP、スタートで4番手スタートのグロージャンがまさかの先頭に躍り出ます。
その後もレース終盤まで、グロージャンの奮闘は続きました。
この時も、管理人はグロージャン初優勝を期待して応援しちゃってたのですが(笑)
タイヤマネジメントとマシンの地力の差もあり、レース終盤41周目についにベッテルがグロージャンをオーバーテイク。
グロージャン初優勝の夢を打ち砕きました。
この優勝で、シーズン後半5連勝となり。
ベッテルの強さは、もはや誰にも手を付けられない状況になります。
第16戦インドGP、3戦を残しタイトル決定!
日本GP優勝で、いよいよタイトル獲得に王手がかかった状態で。
第16戦インドGPを迎えることとなりました。
ポールポジションからスタートしたベッテル。
スタートで先頭をキープするも、僅か2周でタイヤ交換を行い一旦後方に下がります。
でもそこから、怒涛の追い上げをみせて。
2番手以下のトラブルなどもあり、終わってみれば2位に約30秒の大差をつける圧勝!
4連覇となるタイトルを、この6連勝目で飾ることとなりました。
ちなみに3レースを残してのタイトル決定は、F1史上6位タイとなる記録。
この頃のベッテルは、本当に記録まみれで手のつけられない程の強さでした。
タイトル決定後の3戦も、無慈悲に優勝!
タイトルが確定した後って、肩の力も抜けて成績が奮わなくなることも多いのですが。
ベッテルの場合は、残り3レースも容赦ありませんでした(笑)
アブダビGP、アメリカGP、そして最終戦のブラジルGPもすべて優勝。
特に最終戦は僚友マーク・ウェバーの引退レースでもあったのですが、もちろん一切手を抜くことなく。
この3レースで、ベッテル以外が先頭を走ったのはグロージャンの2周だけという。
タイトル獲得後も、ベッテルの無慈悲なまでの強さを見せつけた終盤3レースとなりました。
これで、ベルギーGPから9連勝を達成。
偉大なアルベルト・アスカリと並ぶ連勝記録であり、1シーズン内の連勝記録としては新記録となりました。
フェラーリの奇跡よりも、マックスの方が9連勝しそう(笑)
ということで、2013年ベッテルの9連勝をざっと振り返ってきました。
もともと、フェラーリ・ルクレールの奇跡の9連勝を妄想していたんです。
仮に2位がすべてマックスだったとして、1レースあたり7pt縮まるので。
この80pt差から、17pt差と射程範囲まで縮められるなぁ、と。
でもベッテルの2013年の快進撃を、あらためて振り返ってみると。
もはやこの記録は破られないのでは、と思うくらいの凄い記録だとあらためて感じましたし。
仮に、もし達成されるのであれば。
フェラーリよりは、今年シーズン前半に無慈悲な強さを見せつけたマックスの方なんじゃないかとも(笑)
でも、何が起きるのか分からないのがF1です。
2013年もシーズン途中に急遽タイヤコンパウンドが変更になった影響もあり、レッドブル独走状態となりました。
今年2022年も、ベルギーGPからポーパシング対策の新しい技術指令が適用されます。
このルール変更で、チーム戦闘力のバランスに影響が無いとも限りません。
フェラーリにとって、奇跡のルール変更となるのか?
レッドブルにとって、無慈悲な強さをさらに見せつける変更となるのか?
はたまた、メルセデスがついに覚醒するためのルール変更となるのか?
このあたりにも注目しながら、シーズン後半戦も楽しんでいくこととしましょう!
以上、2013年ベッテルの9連勝振り返りでした!