F1で10勝目達成の最年少記録は、意外にも23歳80日で達成したマックス・フェルスタッペンでした!

調べてみた
© Max Verstappen Twitter
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F1で10勝以上を達成したドライバー34名の中で最年少です。

でもデビューが17歳と、とても早かっただけの気もしますが(笑)

 

オフシーズンに入り、F1公式サイトやF1公式ツイッターが、いろんなデータやトップ10ランキングなどを公表してくれています。

レースが無いので、データ好きのファンにはとてもありがたいですよね。

 

そんな中で先日、少し意外で面白いデータが公開されていました。

『F1で10勝目達成は、マックス・フェルスタッペンが最年少記録!』

 

メルセデス1強時代にデビューした、フェルスタッペンの10勝到達はそんなに早い記録なのか!?

少し意外に感じましたので、深堀して見ていきたいと思います。

 

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『最速』ではなく『最年少』だからですね(笑)

© Formula1 Twitter

こちらがF1公式サイトに公開されていたデータです。

これまでF1の歴史の中で、10勝以上を挙げたドライバーは34人いますが、『最年少』トップ5が、早い順にフェルスタッペン、ベッテル、ハミルトン、アロンソ、シューマッハの5名です。

 

よく見たら『最速』ではなく、『最年少』です。

すでにレース数は119戦でかなりのベテランの域ですし、そこまで早いイメージは無かったので、『最年少』であれば納得ですね。

なにせフェルスタッペンのデビューは17歳で、その後スーパーライセンス発行のルール自体が変わるくらいの凄まじく若い年齢でのF1デビューですから(笑)

 

達成レース数で、この5人を調べてみました

ドライバー 10勝達成 デビュー年齢
L.ハミルトン 45レース 22歳70日
M.シューマッハ 50レース 22歳234日
S.ベッテル 62レース 19歳349日
F.アロンソ 76レース 19歳218日
M.フェルスタッペン 119レース 17歳166日

この5人、10勝達成時の年齢ではなく、10勝達成までのレース数を調べてみました。

加えて、参考にデビューした年齢も追記してみました。

 

こうしてみると、一目瞭然ですね。

フェルスタッペンは10勝目までに119レースもかかっています。

デビュー年齢が圧倒的に若く、加えて近年の年間レース数増加も相まって、

年齢では最年少ですが、かなりのレース数での結果だということが解りました。

(それでも凄い記録ですよ!)

 

この中で最速は、さすが最多勝利記録達成のルイス・ハミルトンです。

なんとデビュー45レースで10勝目に到達しています。

まだマクラーレン時代の、デビューから2年半ほどで達成しています。

この記録を見ても、メルセデスに移籍する前からハミルトンは凄いドライバーだった、ということがあらためて解る結果ではないでしょうか。

 

ハミルトンよりも早く達成したドライバーが居た!

© F1 in the 1990s Twitter

デビューから45レースで10勝という、ハミルトンのとんでもない記録を上回るドライバーが居るのかも調べてみました。

ただし古すぎる時代のF1だと年間開催レース数が少なく参考にならないので、1987年以降の現代F1で調べてみました。

 

ドライバー 10勝達成 デビュー年齢
J.ビルヌーブ 30レース 24歳336日

1人だけハミルトンを上回る結果のドライバーが居ました、こちらのジャック・ビルヌーブです!

なんとデビュー30レースで10勝を達成するという驚異的な結果を残していました。

 

1996年のデビュー戦でいきなりポールポジションを獲得し、その年は惜しくもチャンピオンは逃しましたが4勝を挙げました。

翌1997年は7勝を挙げ、M.シューマッハとの死闘を制し見事にチャンピオンを獲得。

たった2年弱で10勝目を達成しています。

 

若いファンの方の中には、ビルヌーブの現役時代をご存知ない方もいるのでは?

最近のイメージから、

『ただの辛口なコメンテーター』くらいにしか知らない方も居たかもしれません。

実はすごいドライバーだったことが解って頂けたかと思います(笑)

 

マックスによる最多勝記録更新も夢ではない?

© Max Verstappen Twitter

最年少10勝記録の話に戻しましょう。

すでにベテラントップドライバーの風格漂うマックス・フェルスタッペンですが、

デビューが若かったことにも助けられ、10勝到達を『最年少』で達成したことが今回解りました。

 

今年更新された、ハミルトンによるF1最多勝利記録。

『もうこの記録は、誰にも破られないのではないか』と思われている方も多いかもしれません。

しかし17歳でデビューし、かつ年間レース数が増えている現状から考えると同じように、フェルスタッペンがいつかハミルトンの記録を追い抜く日が来てもおかしくないことが解りましたね。

 

そのためには、当のハミルトンに打ち勝って記録を伸ばさせないことが大事ですし、最速マシンに乗れる年を増やさないと達成できない記録でしょう。

 

これまでのF1キャリアで、フェルスタッペンが一年を通じて最速マシンに乗れたことはありませんでした。

なので、まずはホンダのラストイヤーにもなる2021年。

来年こそ、シーズン開始から勝利を挙げてハミルトンから勝ち星を奪い、F1最多勝記録更新へ向けたフェルスタッペン時代の幕開けとなるようなシーズンを期待したいと思います!

 

以上、F1での10勝到達最年少記録についてでした!

 


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