セバスチャン・ベッテル、見ていて悲しかった開幕戦。愛と期待をこめて苦言を呈します!

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クラッシュにペナルティと結果は散々、レース後は各方面から酷評。

あの強かったベッテルが必ず戻ってくると信じ、愛をこめて苦言を呈します!

 

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F1開幕戦バーレーンGP、白熱のトップ争いや角田選手の活躍など、楽しい見どころが多かったレースでした。

しかし見ていてとても悲しくなったシーンがありました、セバスチャン・ベッテルではないでしょうか。

 

フェラーリからアストンマーチンへ移籍し、心機一転の活躍を期待していたのですが。

残念ながら開幕前のテストから不運続き、その流れをそのまま開幕戦に引きずった感じです。

 

ちなみに管理人は、2008年イタリアGPでの初優勝を現地観戦して大ファンになりました。

なのでベッテルには思い入れがあります。

あの強かった4度のチャンピオンのベッテルです、早々に悪い流れを断ち切り、絶頂期の輝きを取り戻して欲しい。

そんな想いを込めて、今日はベッテルの現況を振り返りつつ、愛をこめて苦言を呈したいと思います。

 

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公式テスト、新車で走り込み出来ず

© Aston Martin Cognizant F1 Team

まずここ数週間を振り返りましょう。

不運の始まりが、開幕戦の2週間前に行われたバーレーン公式テスト。

今年からテストが3日間となり、ただでさえ移籍ドライバーには厳しい状況なのにトラブルが頻発します。

結果、ベッテルは3日間で117周しかニューマシンで走行できませんでした。

 

これが、どれくらい少ない周回数なのか?

最多周回はガスリーで237周ですから、ちょうど半分程度です。

また同じ移籍ドライバーで比べると、ベッテルの次に少ない周回だったのはレッドブルに移籍したペレスです。

それでも166周走行しています、ベッテルとはおよそレース1回分の差となります。

 

現代のF1は、チームが変わればステアリングのスイッチ類などすべての操作が変わります。

なので、移籍チーム・ニューマシンでのこの経験不足が痛かったのは、確かに間違いはありません。

 

不運だった予選、悪い流れが止まらない

© Planet F1 Twitter

そして迎えた開幕戦、予選でも不運に見舞われます。

このように、予選アタック中に目の前でマゼピンがスピン

そしてさらに、サインツが目の前でスローダウンし、合計2度のイエローフラッグでタイムが出せず、まさかのQ1ノックアウトになります。

 

さらに追い打ちをかけるように、イエローフラッグで十分な減速をしなかったために、5グリッド降格ペナルティで最後尾スタートとなります。

 

悪い流れが止まらないし、レースに向けても嫌な予感しかしませんでした。。。

 

レースでは、自らのミスで自滅・・・

そして、レースでは悪い予感が的中。

タイヤ交換戦略を他車とは変え1ストップ作戦を決行しなんとか踏ん張っていましたが、オコンにオーバーテイクされる際にこのように接触してしまいます。

 

これは、100%ベッテルのミスです。

接触直後こそ無線で文句を言っていましたが、レース終了直後にはオコンに謝罪しています。

このあたりの紳士的行為は、さすがベッテルですよね。

 

でもこの無線内容が、世界中のファンやメディアの印象を悪くしたかもしれません。

 

各方面から酷評、ビノットの屈辱的なコメントも

© f1i.com

この開幕戦のベッテルの結果に、世界中のメディアが酷評しています。

3日間毎日スピンし、各セッションを搔き乱したマゼピンとほぼ同じ低評価。

そんな記事が連日、世界中のニュースサイトを賑わせています。

 

あげく、昨年まで在籍したフェラーリのビノット代表が、こんな屈辱的なコメントを発したとの記事が。

『フェラーリは、今年やっと期待できるドライバーが2人揃った』

 

さすがに、『日本語訳したときのタイトル詐欺だろう』と信じて元記事の英文を確認してみました。

でも、

『I’m really happy with the drivers, I’m happy to be able to count on both of them finally』

とあったので、日本語訳と同じ趣旨をビノット代表が本当に発言したようです。

 

ちょっと我が目を疑いたくなるような屈辱的発言です。

『どの口が言うとんねん!』と、ムカついた方も多いですよね(苦笑)

 

結局、チャンピオンにふさわしい結果を出すしかない!

© Aston Martin Cognizant F1 Team

これまで数々の才能あるF1ドライバーが、このような負の連鎖からF1を去っていくのを目にしてきました。

この雰囲気、ちょっと昨年2020年開幕戦後のアルボンと似ています。

昨年の開幕戦レースの記事を読み直してみましたが、今日と同じようなことを書いてました(苦笑)

 

まだ開幕戦のたった1戦が終わっただけと笑う方も居るかもしれませんが、ベッテルに嫌な流れが来ていることは間違いありません。

これを打破するためには、結果を出すしかありません。

しかもベッテルは4度のチャンピオンです、求められる結果も高くなります。

 

ベッテルへの愛と期待をこめて、敢えて苦言を呈したいと思います。

テストでの走行不足によって『結果がでない』なら、それは並のF1ドライバーであるということです。

世界で選ばれし20人のF1ドライバー、マシンや体制が良ければ実力を発揮できるドライバーばかりですから。

逆境を跳ね返し、『すごい』と思わせる走りをするのが良いF1ドライバー。

 

さらにベッテルクラスのドライバーであれば、走行不足や逆境の中でも、常にストロールの前の位置で、Q3進出ポイント圏内での戦いをしなきゃいけませんでした。

それがチャンピオンです、しかも4度のチャンピオンです。

 

もう次のイモラで、すぐに結果を出さないといけないです。

ストロールを上回ることと、Q3進出やポイント獲得は最低限クリアして欲しい。

そしてさらに、『さすがチャンピオン』というサプライズ、一気にこの悪い流れを断ち切る走りを期待したい。

それがチャンピオンです。

 

世界中が、ベッテルの復活を期待しているはずです。

期待を込めて、愛をこめて、次のイモラではベッテルの復活に注目することにしましょう!

 

以上、ベッテルについて想うところでした!

 


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