予想を超越する結果を出した角田裕毅に、将来のトップドライバーの片鱗を見た!

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Dutch Photo Agency/Red Bull Content Pool
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最後尾スタートから6位奪取でランク3位死守。

見ていて鳥肌の立つ、120点満点のレースでした。

 

F2バーレーン戦のレース1が28日に行われました。

前日の予選アタック中のスピンにより、角田裕毅選手は最後尾スタート。

苦しい状況でしたが、最後方から冷静に着実に順位を上げ見事に6位まで挽回。

ランキング3位を死守しました。

 

でもこのダイジェスト結果だけを見るとその凄さがなかなか伝わらないので、少し深堀してレース1を見ていきたいと思います。

 

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リタイアやSCが無い状況での16ポジションアップ

© Formula 2 Twitter

まずレース結果です。

優勝したのは角田選手とはポイント争いでは直接のライバルではい、ランク11位だったドゥルゴヴィッチ選手です。

  • シューマッハ(ランク1位):4位
  • アイロット(ランク2位):2位

ランク1位と2位の差もさらに縮まり、チャンピオン争いも目を離せない展開になってきました。

 

ランク3位の角田選手と争う、ランク4~6位だったライバルの結果です。

  • ルンガー(ランク4位): 19位
  • シュワルツマン(ランク5位):8位
  • マゼピン(ランク6位):5位

 

今回のレース、ほとんど接触やトラブルが無いレースとなり、ご覧の通りF2では珍しい22台全車が完走というレースでした。

そんなリタイアやセーフティーカーが無い状況で、見事に最後尾の22位から6位まで16台抜きを実現したことが凄いです。

直接のライバルであるルンガーとシュワルツマンもコース上でバトルで見事に追い抜き、最終ラップではマゼピンを追い詰めるところまで挽回し、結果を出したのは見事というほかにないです!

 

ランク3位を死守!でもまだ全く油断ならない状態!

© Formula 2 Twitter

こちらが最新のポイントランキング表です、ご覧の通り角田選手がレース前と変わらず3位を死守しています!

今回レースでのファステストラップはギオット選手だったのですが、レース終盤で12位に沈んでしまいました。

F2のファステストラップポイントは、10位以内の最速ラップ達成ドライバーに付与されるルールのため、角田選手が繰上りで2ポイントも獲得し、結果マゼピンと同じ10ポイント獲得となります。

 

正直、レース前はダメージを最小限に抑えることができるよう応援していたのですが、それどころか差を広げる結果となったのはとても嬉しい驚きです。

 

とはいっても、ランク6位まではまだ13ポイントしか差がないので、今日のレース2でもひっくり返されるくらいの差しかありません。

本人は油断なんてするわけないと思いますが、我々ファンが緊張して見るレースがまだまだ続きそうです(笑)

 

予想を上回る結果に、大器の片鱗を感じる!

© Formula 2 Twitter

今回のレースは、F2公式サイトを始め海外サイトでも数多く称賛されていて、大きく取り上げられています。

災い転じて福となすと言いますか、最後尾から6位まで挽回するというレース巧者ぶりを見せつけて、F1に昇進するに相応しいドライバーであることを全世界に証明できたのではないでしょうか。

 

 

長年モータースポーツを見ていると、ある時『特別なドライバー』と感じる瞬間がありませんか?

皆さんはどんな時に感じるでしょうか?

管理人の場合は、観ている側が勝手に『これくらいまでだろう』と予想した順位やタイムを、至極当然のように上回ってきたときに感じることが多いです。

 

今回のレースは最後方からのスタートなので正直、

『どんなに頑張っても8位くらいまで。せめてダメージを最小限にする戦いを』

と予想していました。

それがまさに予想以上の結果を出してくれて、角田裕毅選手に特別なドライバーというか、大器の片鱗を感じました。

 

『ランク3位を死守』なんて勝手に言ってますが、もしかしたら角田選手はまだチャンピオンを狙っていて、また予想をはるかに上回るミラクルな結果を出してくれるのかもしれませんね(笑)

 

そんなことも期待しつつ、悔いのないように、そして安全に無事に終えれるように、残り3レースを応援し続けたいと思います!

 

以上、角田裕毅選手のF2バーレーン戦レース1の振り返りでした!

 


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