ラッセル無念ノーポイント。キャリア30戦で初入賞なんて珍しいので調べてみました

調べてみた
© WILLIAMS RACING Twitter

先日行われたF1トスカーナGP、ジョージ・ラッセル選手がついに初のポイントゲットか!?

と、期待と興奮でレースを見ていた方も多かったと思います。

入賞確実と思われたレース展開でしたが、最後の赤旗中断による再スタートでまさかの大失敗。

最下位に転落し、追い上げるもののポイント目前の11位で無念のフィニッシュとなりました。

 

これまでデビューして今回が30戦目、予選ではなんと対チームメートに全勝。

速さについては誰もが認めるドライバーとなっています。

しかしレースでは、いまだ入賞ポイントはゲットできていない状況です。

ウィリアムズのマシンに戦闘力が無いのは重々承知です。

でもさすがにそろそろポイントゲットしないと、まずい空気になってくる懸念があります。

 

『30戦もレースに出てポイント獲得できなかったドライバーが、その後にポイント獲得する』

そんなケース、これまでF1の歴史の中でほとんど無いような気がします、ぱっと記憶に思い浮かびません。

厳しい世界なので、2年近くも結果を出せなかったら、ほとんどのドライバーは消えていってしまいますから。。。

 

ということで、気になってきたので、キャリア30戦を越えてからポイントを獲得できたケースや、その後に遅咲きで表彰台や勝利を挙げたドライバーがいるのか、調べてみることにしました。

 

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歴代入賞ドライバー数はどれくらい?

これまでF1の70年の歴史の中で、一体どれくらいのドライバーがポイントゲットしたのか。

まずは入賞関連の記録を調べてみることにしました。

項目記録
歴代入賞ドライバー総数344人
入賞回数が1回のみ80人
最多入賞回数222回:ルイス・ハミルトン
日本人 最多入賞回数27回:小林可夢偉

*2020年 第9戦 トスカーナGP終了時点

 

おもな記録はこんな感じ。

入賞してポイントを獲得したドライバーは歴代総勢344人も居ました!

予想外に多くてびっくりですが、でもこのうち約23%の80人が、一度だけポイント獲得をして消えていっています、やっぱり厳しい世界です。

ちなみに最近は言わなくなりましたが、昔は2回ポイントを獲得したら『グレイテッドドライバー』と言われていました、差し引き264人が該当ということですね。

 

キャリア30戦以降に初入賞できたドライバーは?

そしていよいよ本題です。

30戦もノーポイントを繰り返してきて、苦労の末に初入賞してポイントゲットしたドライバー。

そんなケースがあるのか無いのか、またその後の入賞回数、表彰台回数、優勝回数など活躍状況もあわせて調べてみました。

 

ドライバーデビュー初入賞通算入賞通算表彰台通算優勝
N.ラリーニ1987年44レース2回1回0
J.パーマー1983年43レース8回00
P.アリオー1984年33レース6回00
A.ナニーニ1986年33レース19回9回1回
A.カフィ1986年31レース3回00
片山右京1992年31レース3回00

*決勝レース出走数でカウント、予選落ち/予備予選落ちは含まず

 

長いF1の歴史の中で、キャリア30戦以降でようやく初入賞を果たしたドライバーはたった6名しかいませんでした。

入賞経験のある344人のうち、この6人以外はみんな30戦未満でポイントゲットしています。

そしてこの6人は、入賞順位が6位までと厳しかった時代の1980~90年代にかけて活躍したドライバーたちばかり。

入賞が8位までや、現在の10位までと変更になってからは1人もいない調査結果となりました。

 

なんともびっくりな調査結果となりました。

それだけやっぱり、早く結果を出さないとどんどん淘汰されていく世界だということが解かりました。

 

その後、F1勝利したのはナニーニ1人だけ

© F1 in the 2000s Twitter

 

調べてみたら、懐かしい名前がたくさん出てきたのでご紹介を。

この6人の中で、唯一、その後F1で勝利を挙げているのが、アレッサンドロ・ナニーニ。

優勝したのは1989年日本GP鈴鹿、セナとプロストがシケインでクラッシュしたレースです。

セナ失格によりナニーニの繰り上げ優勝となりました。

その後の活躍が期待されている中で、痛ましいヘリコプター事故に遭い右腕を切断し、F1からは引退となってしまいます。

調査結果の6人の中に、後にF1を勝ったナニーニが居るのは、ラッセルにとって良いデータですね。

 

また、この長いF1の歴史で、もっとも遅い入賞は、44レース目での二コラ・ラリーニ選手ということが解かりました。

こちらはフェラーリから代打で出場した、セナとラッツェンバーガーが天に召されたあの1994年サンマリノGPで初入賞&初表彰台を獲得しています。

 

もし仮にラッセルが先日のトスカーナGPで入賞していれば、キャリア30戦以上のドライバーが初入賞するレースということでは、この1994年サンマリノGP以来26年ぶりだったということですね。

 

誰もが認めるラッセルの速さ、あとはレース結果を!

© WILLIAMS RACING Twitter

 

ということで、キャリア30戦してようやく入賞した記録を調べた結果は、ラッセルにとってはあまり嬉しくないデータでした。

とは言っても、デビューしてから予選でチームメートに30連勝なんて記録も、これまでのF1の歴史でそうそう無いでしょう。

なので、これまでのこんな不名誉な記録は吹き飛ばして欲しいですね。

 

荒れたレースや雨のレースなどでしか、ポイント獲得のチャンスは無いマシンです。

これまでデビューしてからチャンスだったレースは、昨年のドイツGPやブラジルGP、今年ではオーストリアGPやトスカーナGPあたりでしょうか。

でも、これまでのチャンスは、すべて取りこぼしているのも事実です。

 

例えばですが、今後仮に凡ミスでレースをリタイアしたりした場合。

レースが下手みたいな変なレッテルを貼られて、内外からプレッシャーがかかり、あっという間に風向きが変わってしまうような懸念も考えられます。

そして、イキのいい新人などが出てきて、淘汰されていくような世界がF1です、これまでも何度もそういうことがありました。

 

とにかく次に荒れたレースや雨のレースなどチャンスが来たら、確実に結果を持ち帰ってきてほしい。

来年のシートは少なくとも確定しているので、落ち着いて次の機会をうかがってもらえればと思います。

 

厳しいことを書いてきてしまいましたが、これだけ速いラッセルなら、遅かれ早かれ入賞くらいは絶対してくれるでしょう。

将来のチャンピオン候補として期待の裏返しです。

早くポイントゲットできるよう、次のチャンスが来るまで暖かく応援していきましょう!

 


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