セーフティーカー中にまさかのクラッシュ、初ポイントを逃した昨年。
メルセデスやGPDAでの経験、成長に注目してみましょう!
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いよいよF1レースウィークの、水曜日になりました。
やっとあと2日で、第2戦エミリア・ロマーニャGPが幕を明けます、もう待ちすぎて禁断症状が出てくる寸前です(笑)
今年のイモラも、見どころいっぱいです。
そんな中で、当サイトの昨年のイチオシドライバー、ジョージ・ラッセルについて。
今年になってあまり話題にしていなかったので、今日はラッセルについて想うところを書きたいと思います。
昨年のこの悲しいシーン、覚えてますか?
昨年11月のエミリア・ロマーニャGP。
63周のレース終盤、10番手を走行し初入賞が目前に迫ったラッセル。
しかし51周目にセーフティーカーが入り、スロー走行中にまさかのクラッシュを喫しリタイアしてしまいます。
『レースキャリアの中で最大のミスだった』とラッセルも語っており、国際映像に映し出されたリタイア直後のうなだれる姿が印象的でした。
ちなみにレース後には、ウィリアムズチームメンバー全員に謝罪の手紙を送ったそうです。
そんなことをされたら、奮起しないチームメンバーは居ないでしょうし、ファンとしても応援したくなりますよね!
メルセデスでの非情な結果も、ラッセルを強くしたはず!
そして、その1か月後のF1サヒールGPにて。
こちらがマシンを降りた直後の、またもうなだれた様子のラッセルです。
ルイス・ハミルトンの新型コロナ感染による欠場で、最強メルセデスでレース出場するという千載一遇のチャンス。
しかし結果はご存知の通り、優勝を目前にして2度の不運がラッセルを襲い、結果は無念の9位。
でも残念ながら優勝とはなりませんでしたが、ラッセルの比類なき才能は全世界に証明できました。
そしてトップチームでの経験は、ラッセルを大きく成長させたはずです。
GPDA理事として、視野も広がったはず!
F1ドライバーで構成されるGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)について。
ロマン・グロージャンがF1を去ったことにより、ラッセルが今年から新しい理事となっています。
すでにF1引退したアレックス・ブルツと、セバスチャン・ベッテルと共に、おもに若手ドライバーの代表としてF1運営側に様々な意見や議論を投げかける立場となっています。
さっそく、開幕戦で問題になったトラックリミット問題についても、すでにFIAやドライバー仲間と話しているようです。
どんな仕事でも、『立場が人を作る』とよく聞きます。
いや、だからといって速く走れるわけではないとは思いますが(笑)
でも、今までよりも視野が広がって、例えば新しい気付きだったり、冷静な視点を持つことができるようになったのではないでしょうか。
なのできっと、マシンのセットアップやチームを率いる点でも、成長してきているはずです。
結果が出ないと、取って代わられるのがF1
昨年までは、『イキのいい新人・若手ドライバー』と言えば、誰もが『ジョージ・ラッセル』と答えていたと思います。
でももう今年で3年目のラッセル、もう新人扱いしてくれません。
多くのファンやメディアは、いま同じ質問をしたら『角田裕毅』と答えるのではないでしょうか。
結果が出ないと、あっという間に忘れられて、次のニュースターに目が行くのがF1の世界です。
ニュースターが角田選手なのは嬉しくはありますが、ラッセルがこのまま消えていかないかと少し心配もしています。
とはいってもメルセデスに乗れた幸運もあり、才能の証明はすでに出来ているラッセルですから、そこまで心配はしていません。
でもいずれにしても、結果が必要なのは間違いありません。
なかなか戦闘力が苦しいウィリアムズではありますが、周囲の期待以上の結果を出す必要があります。
どうせなら次のイモラで、昨年の無念を晴らす結果を出すのがちょうど良いのではないでしょうか!
いろいろあったこの半年で、ラッセルはきっと大きく成長したはずです。
その成長を期待して、因縁のイモラでのラッセルに注目して第二戦を楽しむこととしましょう!
以上、久々のジョージ・ラッセルについてでした!