入賞こそならなかったものの、ラッセルはオーストリアGPの主役の一人でした!
バトルの後にお互いを称え合う姿、これぞF1を好きで良かったと思える瞬間です!
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先日のF1第9戦オーストリアGP、もう一度録画で見直してみました。
今回のグランプリ、勝ったフェルスタッペンや、初のフロントローから表彰台を獲得したノリスが大活躍でしたよね。
でもこの二人に加えて、ジョージ・ラッセルも凄かった!
今回のオーストリアGPの主役の一人だったのではないでしょうか。
なにせ予選ではあのウィリアムズのマシンで、ミディアムタイヤでQ3進出。
そして決勝では、アロンソとのポイントを賭けた熾烈なバトルを見せてくれました。
残念ながら、ラッセルはまたもポイント獲得とはなりませんでしたが。
でもこれまで幾度となく見舞われた不運の際とは異なり、本人もレース後には清々しい顔をしていたように思います。
レース後には、『F1を好きでいて、本当に良かった』と思えるジーンと来るような姿も多く見せてくれました。
そんなラッセルの素晴らしいレース、もう一度振り返りたいと思います。
スタートは出遅れも、1ストップ戦略で入賞圏内に!
まずは、自身最高位の8位からとなったスタートシーンから。
後ろにフェラーリの2台を従え、アルファタウリやアストンマーチンなど格上のマシンと争っている姿です。
比較するわけではないですが、チームメイトのラティフィは後方から3台目です。
こうやってあらためて見ると、ウィリアムズのラッセルがこの位置で戦えていることはやっぱり異常ですよね。
そんなラッセル、スタート自体は良かったものの。
角田選手はじめ1周目に多くのソフトタイヤ勢に抜かれ、残念ながら13番手まで後退してしまいます。
しかしベッテル、ストロール、角田選手などソフトタイヤ勢は2ストップ戦略。
一方のラッセルはミディアムタイヤスタートの1ストップ戦略なので、実質は10位以内のポイントを狙える位置でレースが進んでいきます。
アロンソとの好バトルにシビれた!
そしてレース終盤。
ポイント圏内の10位で逃げるラッセルに、アロンソが迫ってきます。
予選では最終アタックを邪魔されたため14番手となりましたが、本来はQ3進出できるほど好調だったアロンソ。
しかもタイヤ交換をしたのはラッセルが30周目、アロンソが32周目。
つまりアロンソの方が2周ほど新しいタイヤだったので、猛烈なアタックをラッセルに仕掛けます。
しかし、ここからのラッセルの粘りが素晴らしかったですよね!
こんな感じで、右に左に揺さぶりながら抜きにかかるアロンソをなんとか封じ込めて。
ポイント獲得への執念をみせつけます。
しかしそんな執念の粘りも、残り3周となった68周目。
ついにアロンソにオーバーテイクを許し、11番手とポイント圏外に落ちてしまいます。
このシーンを観ていた時、なんだか泣けてきました(涙)
でもその後も最後まで諦めずに、抜き返そうとして全力で走っているラッセル。
そんなラッセルの姿に心を奪われてしまいました。
レース後に称え合う姿に感動!
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結局そのまま、11番手でゴールを迎えたラッセル。
まずこちらが、レース終了直後の無線です。
- 『みんな、ごめん。でもやれることはすべてやった』
- 『アロンソが速過ぎた、素晴らしい相手だし仕方ない』
もちろん悔しがってはいるのですが。
でもこれまでのレースで不運が襲った際と、あきらかに声のトーンが違いますよね!
これまでは溜息まじりに落胆、と言った感じでしたが。
やれることはやったので仕方ないという、清々しい感じがします。
そしてレース後、この2人がお互いを称え合う様子がF1公式SNSに公開されています。
まずピットへ戻る際に、マシンの中からこのようにサムアップで称え合っています。
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そしてピットに戻りマシンを降りた直後。
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さらに、レース後のコメントやバトルを編集したこんな動画まで。
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アロンソ:『まるでチャンピオンと戦っているような1ポイントとなった』
ラッセル:『最も迫って来てほしくないドライバーであるアロンソが来たんだから仕方ない』
どれも美し過ぎます!
素晴らしいバトルを演じた二人が、お互いを称え合う姿は本当に美しいし感動します。
F1見てて本当に良かったと思う瞬間です。
何度見てもジーンときちゃいます(笑)
10位争いに関連する動画を、F1公式がこんなに大量に公開してくれることも珍しいです。
きっと管理人と同じように、この姿に感動したファンが世界中に多く居たからではないでしょうか。
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ラッセルのレースとレース後の様子を、アロンソとの戦いを中心に見てきました。
いかがだったでしょうか。
次戦は、ラッセルの地元イギリスGPです。
今回のレースを見て、ラッセルにもますます大きな声援が送られるのではないでしょうか。
残念ながらポイント獲得とはなりませんでしたが。
でもこれまでのような不運も無く、ポイント獲得も時間の問題のように感じる戦いを魅せてくれました。
なにより、その実力を世界中にアピールできた良い週末だったと思います。
次の地元イギリスGP、次こそポイント獲得を期待して。
またラッセルがどんな素晴らしいレースを魅せてくれるのか。
今後も注目して応援していきたいと思います!
以上、ラッセルとアロンソの感動的なバトルについてでした!