ダニエル・リカルドに、一体何が起こっているのか? あまりの不調がとても気になります。

調べてみた
© McLaren Twitter
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64秒サーキットで、チームメイトから0.5秒遅れは異常なタイム差です。

外部からは見えない何かが起こっているのか、とても心配です。。。

 

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2021年F1第8戦シュタイアーマルクGPの予選が終了し、このあとまもなく決勝レースです!

角田選手も含めてホンダ勢が全員Q3に残り、見どころの多い予選でした。

角田選手が3グリッド降格になったのは残念ですが、決勝での巻き返しを期待ですね。

 

そんな中で、注目したいのはマクラーレン勢です。

ランド・ノリスが4番手と素晴らしい結果に対して、ダニエル・リカルドはQ2敗退。

 

フジテレビNEXTの中継でも川井さんが話してましたが。

あのダニエル・リカルドが、こんなにチームメイトに差をつけられるのが信じられないですよね。

 

一体、リカルドに何が起こっているのでしょうか?

今回の予選や、今年これまでの戦績を振り返りながら見てみることにしましょう。

 

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64秒サーキットで、タイム差0.5秒は異常

© Formula1 Twitter

まずは昨日の予選を振り返ってみましょう。

 

ランド・ノリスは4番手タイムで、レッドブル勢とメルセデス勢に割って入る見事な活躍。

ボッタスのグリッド降格により、決勝は3番手からのスタートと素晴らしい結果です。

 

一方のダニエル・リカルドは・・・。

Q1でさえ15位でギリギリ通過、そしてQ2で敗退し13番手スタートという結果となりました。

 

Q1とQ2での、両者のタイム差はこんな感じ。

予選 D.リカルド L.ノリス タイム差
Q1 1:05.142
(15位)
1:04.584
(3位)
0.558秒
(0.86%)
Q2 1:04.808
(13位)
1:04.298
(2位)
0.510秒
(0.79%)

順位はともかく、タイム差を見てください。

コンスタントに0.5秒ほど、リカルドが遅れていることがわかります。

 

タイム差0.5秒と僅かに見えますが、レッドブルリンクは1周64秒ほどのサーキットです。

なので比率では0.8%程度で、例えば100秒サーキットなら0.8秒ほどの差。

これはかなりの大差という結果です。

 

今年の予選チームメイト対決、現在3勝5敗

年度 移籍チーム チームメイト 予選対戦成績
2012 トロ・ロッソ J.E.ベルニュ 7勝 – 1敗
2014 レッドブル S.ベッテル 6勝 – 2敗
2019 ルノー N.ヒュルケンベルグ 7勝 – 1敗
2021 マクラーレン L.ノリス 3勝 – 5敗

(調査条件)

  • リカルドが移籍したシーズンの序盤8レース予選成績

 

以前の記事で、リカルドが移籍したシーズン序盤の成績を調べました。

これを第8戦終了時点での成績にアップデートしてみました。

 

移籍したシーズンでも、リカルドはこれまでチームメイトを圧倒的に上回る予選成績だったことがわかります。

しかし、今年はノリスに3勝5敗と負け越しています。

 

これまで4度のチャンピオンのベッテルさえも打ち負かしてきたリカルドです。

やはり、今の状況は異常事態と言えるのではないでしょうか。

 

外部から見えない要因が?

Rd. GP タイム差
3 ポルトガルGP 1.045秒
(1.33%)
5 モナコGP 0.567秒
(0.80%)
6 アゼルバイジャンGP 0.745秒
(0.73%)
7 フランスGP 0.130秒
(0.14%)
8 シュタイアーマルクGP 0.510秒
(0.79%)

続いて今年、予選でノリスの後塵を拝した5レースのタイム差を見てみましょう。

 

第7戦フランスGPを除いては、いずれも大差での敗退であることがわかります。

これが何を意味するのか、ちょっと考えたくなります。

 

これまでF1の黒い世界を数々見てきたので。。。

うがった悪い考え方でこのデータを見ると。

  • 2022年以降のノリス複数年契約延長の発表が第5戦モナコGP直前
  • 第5戦以降、リカルドがノリスに大差で負けることが目立つ。

と、こんなデータの見方もできちゃいます。

外部からは見えない何か強い力が働き、例えばチーム力がノリスに集中していたりするのかもしれません。

 

って、マクラーレンファンの方、ノリスファンの方、ごめんなさい。

フェラーリと激しいコンストラクターズ争いを繰り広げる中だし、そしてノリスの性格的にも。

チーム力を削ぐような、こんなうがった悪い考え方、あるわけないですよね(笑)

 

 

逆にポジティブにこのデータを見てみます

  • これだけの大差での負けっぷりは、何らかの理由が必ずあるはず
  • 下手に僅差で負け続けるよりマシで、リカルドの評価も落ちない。

いかにノリスの成長が著しいとはいえ、ここまで大差の負けが続くのも不自然です。

 

マシントラブルなのか、本人のメンタルなのか、チームとのコミュニケーションなのか、理由が何なのかはまったく想像できませんが。

いち早く原因を突き止め、マクラーレンチーム全体として対策を施して欲しいところです。

 

早くいつものリカルドの笑顔を見たい!

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こちら、昨日の予選でQ2敗退が決まった直後のリカルドの無線です。

『しょぼーん』って感じで、なんだか聞いててとても悲しくなってきます(涙)

 

リカルドといえば何と言っても。

© Formula1 Twitter

いつもこんな100点満点の笑顔で、観ているファンを元気にさせてくれるのが魅力のドライバーです。

そんなリカルドが、こんなショボーンとした声を出している状況が悲しいです。

 

 

こんな厳しい状況の中でも、それでもレースにおいては。

今年これまでモナコGP以外はすべて入賞しています、そのあたりは流石リカルドですよね!

 

今回のシュタイアーマルクGP。

荒れた天候も予想されているので、13番手スタートとはいえ十分上位入賞の可能性もあるのではないでしょうか!

 

一刻でも早く、リカルドには笑顔を取り戻して欲しいので。

このあとのレースでは、リカルドの復活を期待して、全力で応援したいと思います!

 

以上、ダニエル・リカルドの不調についての考察でした!

 


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