開幕戦ワンツーなのに、タイトル獲得を逃す確率は?

調べてみた
photo by Oracle Red Bull Racing
スポンサーリンク

2023年F1開幕戦、レッドブルがワンツーフィニッシュの完勝。

昨年のフェラーリは王座を取りこぼしましたが、開幕戦ワンツーのチームがタイトルを逃すなんてほぼ無いのでは?

 


2023年F1開幕戦が終了し、まだまだ余韻が続いています。

 

開幕戦、主役の座はアロンソに奪われてしまいましたが。

レッドブル、中継にはほとんど映らないながらも見事なワンツーフィニッシュでした!

 

 

開幕戦でワンツーを達成した場合。

ほとんどのチームがそのシーズンのタイトルを獲得していると思いませんか?

 

 

って、つい昨年2022年はフェラーリが取りこぼしましたが(笑)

でもそれを除くと、開幕戦ワンツー達成チームがタイトルを逃すなんて滅多に無いのでは?

 

一体どれくらいの確率で発生しているのか、気になってきましたので。

さっそく調べてみることにしました!

 

スポンサーリンク

開幕戦ワンツーフィニッシュチームの一覧

年度 チーム ドライバーズ
タイトル獲得
コンストラクターズ
タイトル獲得
2023 レッドブル
2022 フェラーリ × ×
2019 メルセデス
2016 メルセデス
2015 メルセデス
2010 フェラーリ × ×
2009 ブラウンGP
2004 フェラーリ
2000 フェラーリ
1998 マクラーレン
1996 ウィリアムズ
1992 ウィリアムズ

(調査条件)

  • 1987年以降のF1シーズンを調査
  • 2023年開幕戦終了時点

 

 

管理人がF1を見始めた1987年から、今年2023年までの37シーズンの開幕戦。

ワンツーを達成したチームを一覧にしてみました。

 

まず今回の2023年レッドブルのワンツーが、12回目の開幕戦ワンツーフィニッシュとなります。

 

およそ3シーズンに1回は、開幕戦はどこかのチームのワンツーフィニッシュなんですね。

意外に多くてこれはビックリしました。

 

 

で、今年を除く昨年までの該当11チームにおいて。

タイトルを逃したのは、2022年と2010年のたった2回しか無いことが分かりました!

 

開幕ワンツーを達成して、タイトルを逃す確率は18.2%ということです。

逆に言うと、タイトルを獲得する確率は81.8%にも及ぶということですね!

 

 

やっぱり、不確定要素の多い開幕戦でワンツーを達成するようなチーム・マシンは。

シーズンを通して、圧倒的有利に立てるということを示しているデータですね!

 

 

逃したケース×2回、両方フェラーリ(涙)

2022年

© formula1

 

2010年

© formula1

 

フェラーリ推しの管理人としては、調べてみてとても悲しかったのですが。

開幕ワンツーにもかかわらずタイトルを逃した2回、なんと両方ともフェラーリじゃないですか(涙)

 

昨年2022年のケースは、もうご存知の通りですね。

序盤3戦までは多くのティフォシが夢見たと思うのですが、終わってみればマックスの歴史的圧勝。

 

 

そして2010年は、移籍してきたアロンソがいきなり優勝して。

多くのティフォシが、ミハエル以来の黄金時代の到来を予感したのですが。

 

終わってみれば、最終戦でまさかの逆転負け。

ベッテルにタイトルを奪われるという、痛恨のシーズンとなりました。

 

 

開幕戦ワンツー、2位ドライバーのタイトルは1回だけ!

2019年

© formula1

 

その他、調べてみて他にも気付いたことがあります。

『開幕戦ワンツー、2位ドライバーのタイトル獲得は9回中たった1回』

 

唯一のケース、該当年度は2019年です。

メルセデスの開幕ワンツーは、ボッタス:優勝・ハミルトン:2位の順でした。

 

その後シーズン序盤4戦目あたりまでは、互角の戦いが続いたものの。

最終的には、ハミルトンがボッタスに圧倒的な差をつけタイトル獲得となりました。

 

 

この2019年のケース以外は、開幕戦優勝ドライバーがすべてタイトルを獲得しています。

9回中8回、確率88.9%ですから、かなり信頼性の高いデータなのではないでしょうか!

 

 

統計データ的には、レッドブルとマックスは盤石!

© Oracle Red Bull Racing

 

ということで、開幕戦ワンツーを達成したチームのデータを見てきました。

まとめると、

  • 開幕ワンツーチーム、ダブルタイトル獲得率は81.8%
  • 開幕戦ワンツーの優勝者、ドライバーズタイトル獲得率は88.9%

 

10件程度と、母数の少ない統計データではあるものの。

マックスやレッドブルにとっては素晴らしいデータですよね!

 

逆に、ペレスや他チームにとってはかなり分が悪いデータです(汗)

 

 

しかし、しかしですよ!

 

つい昨年の今ごろ、開幕戦でのフェラーリのワンツーを見て。

誰もが「今年はフェラーリの年だ!」って思っていたはずですよね。

 

それが、結果はご存知の通り。

何が起きるかが分からないのがF1です(笑)

 

 

また近年の2010年と2022年に、タイトル取りこぼしが発生しているということは。

もしかしたら、年間レース開催数増加で開幕の勢いを持続しづらくなったことも影響しているのかもしれませんよね!

 

 

果たして、統計データ通りこのままレッドブルの独走が続くのか?

それとも、昨年のフェラーリのようにいきなり失速して大混戦のシーズンとなるのか?

 

ぜひ今日調べた開幕戦データにも注目して、2023年のF1を楽しんでいくこととしましょう!

 

以上、開幕戦ワンツーとタイトル獲得の相関についてでした!