序盤戦はアロンソを圧倒し、今年は一味違うところを見せていたオコン。
スランプ脱出できるよう、イギリスGPは応援したいと思います!
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久しぶりのF1が無い週末が終わり、いよいよイギリスGPウィークに入りました。
新しい試みのスプリント予選もあるし、早くも週末が楽しみですね!
そんな楽しみなイギリスGPですが、ちょっと心配なドライバーが居るので注目したいと思っています。
エステバン・オコンです。
シーズン序盤戦は好調だったのですが、ここに来て謎のスランプに陥っています。
オコンのイメージって、あまり良く思っていない方も居るかもしれません。
でも実際に会った時には、ナイスガイ過ぎてびっくりしたくらいなんです!
個人的に好きなドライバーなのに、そういえばこれまでオコンのことは記事にしたことがなかったので(笑)
今日はオコンに何が起こっているのかを見てみることにします!
実はとても好青年なので、応援したい!
まず、皆さんはオコンにはどんなイメージを持っていますか?
こちら2018年ブラジルGP、フェルスタッペンとクラッシュしたレースですね。
レース後に一悶着あった時のこの表情。
国際映像でも撮られていたし、あまりにインパクトが大きかったので。
SNSでは『サイコパス』というようなひどい言われようも見かけたりして。
今でもそんなイメージをお持ちの方も多いかもしれませんよね(汗)
でも実際は、とてもびっくりするくらい好青年だったんですよ。
こちら同じ年の、2018年モナコGPを観戦した際の写真です。
予選後にドライバーが帰宅するところを、バイク置き場で出待ちをしていたのですが。
オコンは、こんな素晴らし対応をしてくれたんです。
- 『セルフィ撮るかい?』
- 『カメラはここを見ればいい?』
- 『ちゃんと撮れたかな?』
- 『週末のレース、楽しんでね!』
なんて気さくに話しかけてくれて、目線や笑顔までくれたんですよ!
予選後で疲れて早く帰りたいはずなのに、謎の日本人ファンにこんな神対応をしてくれたオコン。
ナイスガイ過ぎます!
一発でハートを撃ち抜かれ、ファンになっちゃいました(笑)
そんなオコンがいま非常に苦しい状況なので。
今週のイギリスGPではオコンを応援したいんです。
2024年までの契約延長を発表、までは良かったのに・・・
オコンが2024年までアルピーヌに残留することが、6月16日に発表されました。
来年から3年間なので、かなりの長期契約ですよね。
ちょうどオコンの地元、第7戦フランスGP直前のタイミングで発表され。
近年フランス人が、フランスGPで活躍していなかったこともありオコンに注目していました。
しかし結果は、予選でアロンソに敗れ、決勝でも良いところなく14位完走という結果に。
レース後には『何かが欠けていて、それが何かはわからない』というような内容のコメントを残しています。
よくドライバーがスランプの袋小路に入っていくときに見かけるコメントなので(汗)
その後を心配していたら、予想以上のスランプに陥ってしまいました。
徐々にアロンソが圧倒し始める状況に
対アロンソ 対戦成績
Rd. | 予選 | 決勝 |
---|---|---|
1 | 16位 – 9位 | 13位 – R |
2 | 9位 – 15位 | 9位 – 10位 |
3 | 6位 – 13位 | 7位 – 8位 |
4 | 5位 – 10位 | 9位 – 17位 |
5 | 11位 – 17位 | 9位 – 13位 |
6 | 12位 – 9位 | R – 6位 |
契約延長発表 |
||
7 | 11位 – 9位 | 14位 – 8位 |
8 | 17位 – 9位 | 14位 – 9位 |
9 | 17位 – 14位 | R – 10位 |
(調査条件)
- 第9戦オーストリアGP終了時点
- 予選は他車のグリッド降格などを考慮しない順位
こちらが、チームメイトのフェルナンド・アロンソとの今シーズンの対戦成績を調べてみました。
左側がオコンで、勝った順位が赤、負けた順位が緑です。
シーズン序盤第5戦まではあのアロンソを圧倒していたオコン。
でも第6戦以降はアロンソがオコンを予選も決勝も圧倒しています。
アロンソの復活はもちろん嬉しいのですが、オコンが序盤に魅せた素晴らしい走りが鳴りを潜めてしまったのがとても気になるところ。
契約延長の発表は、第6戦アゼルバイジャンGPと第7戦フランスGPの間に行われましたが。
契約自体は、第6戦アゼルバイジャンでサインした可能性が高いのではないでしょうか。
『契約延長できたし、ホッとして遅くなっちゃった』
そんなこと、あるわけないと思いますが(笑)
でもアゼルバイジャンでのリタイア以降、オコンの走りに元気が無くなったのも事実です。
もっと激しい中団争いのためにも、応援します!
こちら、第9戦終了時のコンストラクターズ順位です。
レッドブルとメルセデスが、第一グループで飛び抜けています。
ポイント上では、マクラーレンとフェラーリが第二グループ。
そして、アルファタウリ、アストンマーチン、アルピーヌが第三グループといったとこですかね。
でもオーストリアGPの予選を見ていても、中団勢は0.1秒以下を争う戦いでした。
この第二グループと第三グループの5チームは、ポイント差ほどマシンの戦闘力に差が無い状態だと思います。
この5チームの中では、最下位に甘んじているアルピーヌ。
しかしアロンソが見事に復活したこともありますし、若いオコンと切磋琢磨していけば。
さらにアルピーヌ・チームとしての戦闘力も向上していくはずです。
そうなればマクラーレンからアルピーヌまでの5チームが、ポイント上でも一つの中団グループとなり。
ファンとしても、ますます面白くて激しい中団争いが見れるのではないでしょうか。
そのためにも!
ここはオコンにシーズン序盤のような輝きを取り戻してもらうことを期待して。
次戦イギリスGPは、アルピーヌのオコンに注目して応援したいと思います!
以上、エステバン・オコンの現状についてでした!