ニキータ・マゼピン、華麗なオーバーテイクでついにミック・シューマッハに先着!

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© haasf1team.com
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最下位争いだったので、ほとんどテレビ中継には映りませんでしたが。

下位争いもアツいのがF1、ハースの新人2人が激しいバトルを繰り広げました。

 

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いろんな意味で、歴史に残るグランプリとなった2021年F1第10戦イギリスGP。

ハミルトンとフェルスタッペンのクラッシュについて、まだ相変わらずSNSなどが騒がしいです。

 

今回のクラッシュについての管理人の考えは一昨日の記事で書きました。

人種差別や誹謗中傷は論外ですが。

どちらに責任があるのか、ペナルティの重さ、レース後の態度など、いろんな見方や意見があるのは当たり前かと思います。

人それぞれで正解は無いので、ファン同士で争っても意味が無いと思ってます!

もう少し肩の力を抜いて、F1やSNSを楽しむことにしましょう!

 

 

ということで、本サイトでは今日も肩の力が抜けるような記事を書いていきたいと思います(笑)

昨日は、テレビ中継で映らなかった角田裕毅選手のイギリスGPを振り返りました。

 

今日はもう一つ、同じくテレビ中継にまったく映らなかったこの内容を取り上げたいと思います。

『ニキータ・マゼピン、華麗なオーバーテイクでついにミック・シューマッハに先着!』

 

最下位争いだったので、角田選手以上にテレビには映りませんでしたが。

この新人コンビも、熾烈な戦いを繰り広げていました。

 

下位争いにもドラマがあり、めちゃくちゃ面白いのがF1です!

そんなハースの新人コンビのイギリスGP決勝レース、振り返ってみることにします!

 

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序盤はミックが先行も、これまでと違う展開に!

© Haas F1 Team Twitter

ミックが18番手、マゼピンが19番手からスタートしたレース序盤。

ピットスタートしたペレスや、スピンしたベッテルの前に一時的に立つもあっさり抜かれ。

8周目以降は、スタート順位のまま進んでいきます。

 

しかし、ここからがこれまでのレースとはまったく違う展開に!

これまでのレースでは、徐々にミックがマゼピンを引き離していくレースばかりでした。

 

ところが今回のイギリスGPでは。

タイヤ交換の24周目まで、終始1~2秒程度の差でマゼピンがミックにくらいついていきます。

 

最下位争いなので、テレビ中継ではまったく触れられませんでしたが。

ラップタイミングを見ていると、この段階で『むむ?』程度でしたが、気付けました(笑)

 

タイヤ交換直後、マゼピンが華麗なオーバーテイク!

先にミックが24周目にタイヤ交換に入り、続いて25周目にマゼピンがピットに入ります。

ピットアウト後も順位は変わらなかったのですが。

 

ここでなんとマゼピンが、コース上でミックをオーバーテイク!

でも、ちょうどトップチームがタイヤ交換を始めたタイミングだったので。

これもテレビにはまったく映りませんでしたし、管理人も気付きませんでした(笑)

 

ということで、レース後に探した動画がこちらです。

抜きにくいサーキットだし、もしかして少し強引にオーバーテイクをしかけたのかも?

 

なんて心配していたら、どうですか、このお手本のような美しいオーバーテイク!

きちんと相手のラインも開けているし、これは文句ないフェアで華麗なオーバーテイクと言えますよね!

 

ちなみに直接動画再生はされませんが、以下のF1公式サイトにも動画が掲載されています。

2021 British Grand Prix: Mazepin overtakes team mate Schumacher at Silverstone
Nikita Mazepin overtakes his Haas team mate Mick Schumacher during the 2021 Formula 1 British Grand Prix at Silverstone.

もし上の動画ツイートが削除されたら、こちらを見てください(笑)

 

マゼピン曰く『ここ3年で一番のオーバーテイク!』

© Haas F1 Team Twitter

オーバーテイクの後は、ベッテルがリタイアしたので一つづつ順位をあげて。

結局、マゼピン17位、ミック18位でゴールとなります。

 

順位は最下位争いでしたが、見事なオーバーテイクと、チームメイトに先着できたことから。

レース後のマゼピンの鼻息は荒かったです(笑)

  • 『抜きにくいサーキットだから、タイヤ交換直後に戦略的に目一杯タイヤを使った
  • 『おそらくここ3年間で、もっとも素晴らしいオーバーテイクだったよ!』

 

シーズン開始前には、SNSでの炎上騒動などで散々な言われようだったマゼピン。

でもここに来て、このように素晴らしい成長を見せてくれたのはなんだか嬉しいですね!

 

マゼピン、ついに実力でミックに先着!

対ミック・シューマッハ 対戦成績
Rd. 予選 決勝
1 20位 – 19位 R – 16位
2 19位 – 18位 17位 – 16位
3 20位 – 19位 19位 – 17位
4 20位 – 18位 19位 – 18位
5 19位 – 20位 17位 – 18位
6 18位 – 17位 14位 – 13位
7 18位 – 15位 20位 – 19位
8 20位 – 19位 18位 – 16位
9 20位 – 19位 19位 – 18位
10 20位 – 19位 17位 – 18位

(調査条件)

  • 第10戦イギリスGP終了時点
  • 予選は他車のグリッド降格などを考慮しない順位

 

こちらがマゼピンの、対ミック・シューマッハ対戦成績です。

左側の順位がマゼピン、右側がミック。

マゼピンが勝っている順位が赤文字負けている順位が緑字です。

 

 

これだけを見ると、第5戦モナコGPで予選も決勝もミックを上回っているように見えます。

でもモナコGPでは、ミックはフリー走行のクラッシュの影響で予選は出走できず。

そして決勝も、マシントラブルの懸念があったためチームプレーでマゼピンに順位を譲った結果です。

 

なので第5戦モナコGPはノーカウントと言って良いです。

つまり今回のイギリスGP決勝で、今シーズン初めてミックを実力で上回ったということになります!

 

これはマゼピンにとっては自信となったはずです。

なので今後はハースの新人コンビ同士で、ますます激しい戦いを期待したいですね!

 

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ということで、テレビ中継に全く映らなかったハースの新人コンビのレースを振り返ってみました。

 

コアなファンならともかく、一般的なF1ファンはラップタイミングや、レース後の公式動画などなかなか見ないと思います。

なので、今回はなかなか日の目を見ない下位争いを紹介させていただきました!

 

ちなみに報道によると、マゼピンとミックのマシンには重量差があるそうです。

マゼピンの方が4kgほど重いらしく、若干ハンデがある状況です。

 

でも夏休み明けのベルギーGPには、マゼピンに新しいシャシーが投入されるようです。

そうなると、この二人の戦いがますます激しくなるかもしれないです!

 

下位争いまで含めて、めちゃくちゃ面白いのがF1だと思っています。

いよいよマゼピンが本領発揮してきて、今後面白い戦いが観れそうです。

なのでぜひハースの二人の戦いにも注目して、ますますF1を楽しんでみてはいかがでしょうか!

 

以上、マゼピンのイギリスGPについてでした!

 


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