『ルイス・ハミルトン、ベルギーGPでの接触リタイアがやけに多い説』を検証してみる!

調べてみた
© formula1
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ここ数年は、滅多にリタイアしないハミルトンですが。

ベルギーGPだけは、特に1周目に接触してのリタイアがやたら多かった気がしませんか?

 

===

夏休み明けのベルギーGPが終わり、3連戦なのでもう明日からオランダGPの開幕です!

関係者は大変でしょうが、ファンとしてはやっぱり連戦は嬉しいですね。

 

ところで先日のベルギーGPですが、ハミルトンが約1年ぶりにリタイアとなりました。

その前は3年くらいリタイアしていなかったので、やっぱりルイスの完走率の高さは異常ですよね。

 

そんなことを思っていたら、またふと疑問が頭にわいてきました。

『ハミルトンって、ベルギーGPだけはやけに接触リタイアが多くないか!?』

 

確かに、これまでのベルギーGPでのハミルトンの接触シーンが多く目に浮かんできませんか?

 

これは気になってきたので、この説さっそく検証してみることにします!

 

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ハミルトン:通算リタイア回数

年度GP
2022年ベルギーGP
2021年イタリアGP
2018年オーストリアGP
2016年スペインGP
マレーシアGP
2015年シンガポールGP
2014年オーストラリアGP
カナダGP
ベルギーGP
2013年日本GP
2012年ドイツGP
ベルギーGP
シンガポールGP
アブダビGP
ブラジルGP
2011年カナダGP
ベルギーGP
ブラジルGP
2010年ハンガリーGP
イタリアGP
シンガポールGP
2009年ベルギーGP
アブダビGP
2008年カナダGP
2007年中国GP
出走:302戦 リタイア:25回8.3%

(調査条件)

  • 2022年F1第14戦ベルギーGP終了時点

 

まずは、ハミルトンのこれまでの通算リタイア回数を見ておくことにしましょう。

 

これまで302戦に出走して、リタイア僅か25回なんですね!

リタイアが一度も無いシーズンが3シーズン(2017年・2019年・2020年)もあることに驚きです。

 

リタイア率はたった8.3%なので、年間22戦だったとして単純計算でリタイアは年2回未満になる計算です。

 

 

ちなみに、これがどれくらい凄い数字かというと?

例えばデビュー時期や出走レース数の近いベッテルは、出走291戦でリタイア35回12.0%と大きく上回っています。

 

そしてデビューがハミルトンより8年遅く、参戦レース数が約半分のマックス・フェルスタッペン。

出走155戦でリタイア27回17.4%と、すでにハミルトンより多くリタイアしています。

 

 

そんな、リタイア回数が異常に少ないハミルトン。

でもベルギーGPについては、なんと5回もリタイアしていることが分かりますね!

 

 

ハミルトン:グランプリ別リタイア回数

順位GPリタイア回数
1位ベルギーGP5 回
2位カナダGP3 回
シンガポールGP3 回
4位イタリアGP2 回
ブラジルGP2 回
アブダビGP2 回
7位ハンガリーGP1 回
日本GP1 回
ドイツGP1 回
中国GP1 回
スペインGP1 回
マレーシアGP1 回
オーストリアGP1 回
オーストラリアGP1 回

(調査条件)

  • 2022年F1第14戦ベルギーGP終了時点

 

 

一覧表ではどのグランプリが多いのか分かりづらいので、分布にしてみました。

 

結果はやっぱり、ベルギーGPが最多5回のリタイア回数でしたね!

ハミルトンの全リタイア25回のうち20%にあたるので、やっぱり比率が高いですよね。

 

また2007年デビュー以来、ベルギーGPには16回の出走となりますが。

5回のリタイアはリタイア率は31.3%にも及ぶので、全出走回数に対するリタイア率と比べると突出して高いです。

 

説のうち、「ベルギーGPでリタイアが多い」のはこれで立証できましたね!

 

 

リタイア原因は、なんとすべてクラッシュ!

2022年

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  • 1周目にアロンソと接触、リタイア。

 

 

2014年

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  • 2周目にロズベルグと接触、これが原因でレース終盤にリタイア。

 

 

2012年

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  • 1周目の1コーナーで多重事故に巻き込まれ、リタイア。

 

 

2011年

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  • 12周目に小林可夢偉選手と接触、リタイア。

 

 

2009年

© formula1

  • 1周目にアルグエルスワリと接触、リタイア。

 

 

そして説のうち、「接触シーンが多い気がする」という点について。

あらためて振り返ってみると、一目瞭然でした(汗)

 

なんと、マシントラブルによるリタイアは一度も無くて。

これまでのベルギーGPの、リタイア原因はすべて接触やクラッシュによるものでした!

 

しかも、やけに1周目のクラッシュが多いです。

2022年・2012年・2009年と、3度も1周目のクラッシュによってリタイアを余儀なくされています。

 

 

これはもう。

『ルイス・ハミルトン、ベルギーGPでの接触リタイアがやけに多い説』

この説は正しいと言って良いのではないでしょうか(汗)

 

 

残り8レース、なんとか優勝を!

 

ということで、説が立証できたのは良かったのですが。

この説を知らず、管理人はベルギーGPではF1 Playアプリでハミルトン優勝を予想したのが恥ずかしくなってきました(笑)

 

やっぱり、いろんなデータや記録を知っておくことは大事ですね(笑)

 

 

とはいえこんな珍記録だけでは無くて、これまで数々の大記録を打ち立ててきたハミルトン。

ルイス・ハミルトン、『F1デビューイヤーから15年連続優勝』を開幕戦で早くも達成!
デビューした2007年から、毎年必ず優勝とポールポジションを達成してます。 最多リードラップ記録よりも、こっちの方が凄い記録だと思います! === 開幕戦をあらためて振り返ってみると、ルイス・ハミルトンの強さが際立ったレースでした...

そんな中でも、この「デビューイヤーから15年連続優勝」がもっとも偉大な記録だと管理人は思っています。

 

このもう2度と破られないであろう記録を、残り8レースでなんとか「16年連続」にしてもらいたいです。

 

今日検証してきたように、相性の良くないベルギーGPはもう終わりましたので(笑)

ハミルトンがこの偉大な記録を更新するかにも注目して、今シーズン残り8レースも楽しんでいきましょう!

 

以上、『ルイス・ハミルトン、ベルギーGPでの接触リタイアがやけに多い説』の検証でした!

 


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