スポーツ界のアカデミー賞と言われるだけあって、チーム賞や成長選手賞など12種類の部門賞があります。
F1関係者の受賞歴、ぜんぶ調べてみました!
===
先日のエミリア・ロマーニャGPのレース終了後、興奮してなかなか眠れなかったのですが。
レース終了直後に、こんなニュースが飛び込んで来ました。
『マックス・フェルスタッペン、ローレウス賞を受賞!』
おお、これはめでたい!
マックスがイモラで完全勝利した直後というのも、素晴らしいタイミングでしたよね。
過去にもF1チャンピオンの受賞がニュースになったことがあります。
でもF1以外のスポーツにあまり興味のない管理人は、このローレウス賞って実は詳しくは知らないんですよね(笑)
「スポーツ界のアカデミー賞」と呼ばれるだけあって、12個もの部門賞が存在するみたいです。
そしてF1関係者の名前もチラホラ。
ということで、最優秀賞以外にも、どんなF1関係者がどの賞を受賞したのか?
調べてまとめてみることにしました!
ローレウス賞とは?
💬 “A big thank you to everyone from the Laureus Academy for voting for me. It’s not only me, it’s the whole team behind me, working on two cars to perform, giving me the opportunity to win the championship & this Award”#Laureus22 World Sportsman of the Year, @Max33Verstappen pic.twitter.com/kIMSSC08Ek
— Laureus (@LaureusSport) April 24, 2022
まずは、この『ローレウス賞』の概要を見てみましょう。
歴史は意外に浅く、2000年からの創設だそうです。
毎年、世界的に活躍したスポーツ選手および団体に賞が授与されます。
授与される賞は、以下の12部門賞に分かれています。
- 年間最優秀男子選手
- 年間最優秀女子選手
- 年間最優秀チーム
- 年間最優秀成長選手
- 年間最優秀復帰選手
- 年間最優秀障害者選手
- 年間最優秀Xスポーツ選手
- スピリット・オブ・スポーツ賞
- 偉業達成賞
- スポーツ貢献賞
- 生涯功労賞
- スポーツインスピレーション賞
今回のマックスや、過去のF1チャンピオンが受賞した賞は。
「1.年間最優秀男子選手」
です。
それ以外の賞でも、F1関係者がチラホラと受賞していますので。
さっそく、部門賞ごとにF1関係者の受賞歴を見て行きましょう!
年間最優秀 男子選手賞
F1関係者 受賞歴
年度 | 受賞者 |
---|---|
2022年 | マックス・フェルスタッペン |
2020年 | ルイス・ハミルトン |
2014年 | セバスチャン・ベッテル |
2004年 | ミハエル・シューマッハ |
2002年 | ミハエル・シューマッハ |
まずは、「年間最優秀選手賞・男子」です。
数ある部門賞の中でも、やはりこの年間最優秀選手賞がもっとも権威が高い賞のようです。
この権威ある賞、今回のマックスを含めて合計4人のチャンピオンが受賞しています。
ミハエルは、なんと2回も受賞しているんですね!
それぞれ、F1タイトル獲得の翌年での受賞ですね。
ハミルトンは7回目、ベッテルは4回目、ミハエルは4回目と6回目のタイミング。
つまりマックス以外は全員、複数回目のF1タイトル獲得時の受賞なんですよね。
初タイトルでのマックスの受賞は、極めて異例であることが分かりますね!
7度のチャンピオン、ハミルトンを打ち破ってのタイトルに。
それだけ価値があるということなのでしょう!
そしてこの賞が設立された2000年以降、複数回F1タイトルを獲得したドライバーの中で。
フェルナンド・アロンソだけが、なぜか受賞していないことも分かりますね(涙)
ミハエルとの激しいタイトル争いを制し、2度目のタイトルを獲得した翌年の2007年に受賞していてもおかしくなさそうですが。
その年の受賞は、ロジャー・フェデラー(テニス)だったようです。
年間最優秀 チーム賞
F1関係者 受賞歴
年度 | 受賞チーム |
---|---|
2018年 | メルセデス |
2010年 | ブラウンGP |
2006年 | ルノー |
つづいて、「年間最優秀チーム賞」です。
この賞は文字通り、年間通じて世界的に活躍した団体に贈られる賞です。
これまで3回、F1チームが受賞しています。
個人と同様、F1タイトルを獲得した翌年での受賞であることが分かります。
メルセデスだけは、4年連続でのタイトル獲得時の受賞ですが。
ブラウンGPとルノーは、初タイトルのタイミングなので。
これは連続タイトルというよりも。
- ブラウンGP:参戦初年度でのタイトル獲得。
- ルノー:フェラーリの6年連続タイトルを阻止
インパクトのある活躍が認められての受賞だったのかもしれないですね!
年間最優秀 成長選手賞
F1関係者 受賞歴
年度 | 受賞者 |
---|---|
2017年 | ニコ・ロズベルグ |
2015年 | ダニエル・リカルド |
2010年 | ジェンソン・バトン |
2008年 | ルイス・ハミルトン |
2002年 | ファン・パブロ・モントーヤ |
つづいて、「年間最優秀成長選手賞」です。
2006年までは「年間最優秀新人選手賞」という名称だったようで、文字通り新人に対する賞だったようですが。
それ以降は、期待の若手ホープに贈られる賞のようです。
この賞の位置づけが変わったことが、F1関係者の受賞歴にも表れていて面白い結果になってます。
2002年のモントーヤ、2008年のハミルトンはF1デビュー翌年の受賞ですが。
2010年バトンと、2017年ロズベルグは、なんとF1初タイトル獲得の翌年受賞です(笑)
バトンもロズベルグも、F1デビュー後10年程度での受賞なので。
F1の世界では、もはや若手のホープではないですよね(笑)
2015年のリカルドの受賞については。
- デビュー4年目、初勝利を含む3勝
- チームメイトのベッテルを打ち負かす
こんな活躍の翌年受賞なので、このケースが一番しっくりきますね!
生涯功労賞
F1関係者 受賞歴
年度 | 受賞者 |
---|---|
2016年 | ニキ・ラウダ |
最後は、「生涯功労賞」です。
この賞は年間の活躍ではなく、そのスポーツ選手の生涯を通じた活躍に対して贈られる賞のようです。
F1関係者では、1970~80年代の3度のF1チャンピオン。
ニキ・ラウダさんが2016年に受賞しています。
受賞時には、メルセデスのアドバイザーだったこともあってなのか。
このようにハミルトンがプレゼンターとして、ラウダさんにトロフィーを授与したそうです。
現代のレジェンドが、かつてのレジェンドに敬意を表するシーン。
何度みても良いシーンですね!
===
ということで、ローレウス賞についてF1関係者の受賞歴を見てきました。
最優秀賞以外はよく分からなかったので、なんだかスッキリしましたね(笑)
例えばもし今年、ルクレールがF1タイトルを獲得したりしたら。
「成長選手賞」にノミネートされそうな気がしますし!
もし、マックスがタイトルを獲得したら。
ミハエルに続く、「最優秀選手賞」2度目の受賞なんてこともあり得るのかもですね!
F1ファンにとって、一般的に知名度のある賞にF1関係者が選出されるのは嬉しいことです。
なのでぜひこんな観点からも、今年のF1を楽しんでいくことにしましょう!
以上、F1関係者のローレウス賞受賞歴についてでした1