ベルギーGPでのフェラーリの失速っぷりが相変わらずSNSなどで話題になっています。
フェラーリ2台がきっちり完走してポイント圏外だったのは、昨日の記事で調べてみて、ここ20年で4回目の珍事であることが解かりました。
これを調べるうちに、フェラーリのコンストラクター順位の方も気になってきました。
2020年第7戦終了時点でのコンストラクターランクはこちら。
ご覧の通り3~6位まで、超接戦ですよね。
現在フェラーリは5位で、今回大量ポイントをゲットした6位ルノーともほぼ差が無くなりました。
よく考えたら、フェラーリがコンストラクター順位で5位なんて、、、いつ以来だ?
腐ってもフェラーリです。
今までもいろんな駄馬マシンがありましたが、それでも3~4位くらいまでにはいつも居たような。
また、とても気になってきたので、調べてみることにしました。
2010年代(2010~19年)
とりあえず年代の新しい順に、コンストラクター順位と勝利数を見ていくことにします。
まずは、2010年代から。
年度 | コンスト順位 | 勝利回数 |
---|---|---|
2019年 | 2位 | 3回 |
2018年 | 2位 | 6回 |
2017年 | 2位 | 5回 |
2016年 | 3位 | 未勝利 |
2015年 | 2位 | 3回 |
2014年 | 4位 | 未勝利 |
2013年 | 3位 | 2回 |
2012年 | 2位 | 3回 |
2011年 | 3位 | 1回 |
2010年 | 3位 | 5回 |
この2010年代は、レッドブルとメルセデスの無双時代ですね。
それを象徴するように、フェラーリのコンストラクターチャンピオンはありませんし、未勝利年度も2回もあることがわかりました。
でも、コンストラクター順位は、ワーストが2014年の4位。
あの年もかなり酷いマシンでしたが、さすがに5位以下では無かったですね。
やはり5位以下って、相当ひどくないとダメみたいです(笑)
2000年代(2000~09年)
年度 | コンスト順位 | 勝利回数 |
---|---|---|
2009年 | 4位 | 1回 |
2008年 | 1位 | 8回 |
2007年 | 1位 | 9回 |
2006年 | 2位 | 9回 |
2005年 | 3位 | 1回 |
2004年 | 1位 | 15回 |
2003年 | 1位 | 8回 |
2002年 | 1位 | 15回 |
2001年 | 1位 | 9回 |
2000年 | 1位 | 10回 |
続いて、2000年代です。
シューマッハ黄金時代から徐々に帝国崩壊が始まる寸前という頃でしょうか(笑)
成績は抜群で、チャンピオン6回、未勝利年度も無しという素晴らしい結果です。
この中でもひどいシーズンだと想定していた2005年や2009年でも、ちゃんと3~4位以内にいますね。
やっぱり、これは答えは1992年のあのマシンなのでしょうか?
1990年代(1990~99年)
年度 | コンスト順位 | 勝利回数 |
---|---|---|
1999年 | 1位 | 6回 |
1998年 | 2位 | 6回 |
1997年 | 2位 | 5回 |
1996年 | 2位 | 3回 |
1995年 | 3位 | 1回 |
1994年 | 3位 | 1回 |
1993年 | 4位 | 未勝利 |
1992年 | 4位 | 未勝利 |
1991年 | 3位 | 未勝利 |
1990年 | 2位 | 6回 |
続いて、1990年代です。
プロストがセナとチャンピオン争いをした1990年の後は長い低迷に入り、1996年にシューマッハ加入後に黄金期に向かっていくことがよく解かりますね。
管理人の予想では、1992年のF92Aだと思っていたのですが、4位なので違いました。
このクルマ、めちゃくちゃカッコいいけど、めちゃくちゃ遅い珍車でしたからファンも多いです(笑)
未勝利が続いた暗黒の1991~93年でも、コンストラクター順位はきっちり3~4位をキープしています。
ぜんぜん出てこないですね、5位以下。
管理人がF1を見始めたのが1987年なので一部知らない時代に突入しますが、1980年代も見てみます。
1980年代(1980~89年)
年度 | コンスト順位 | 勝利回数 |
---|---|---|
1989年 | 3位 | 3回 |
1988年 | 2位 | 1回 |
1987年 | 4位 | 2回 |
1986年 | 4位 | 未勝利 |
1985年 | 2位 | 2回 |
1984年 | 2位 | 1回 |
1983年 | 1位 | 4回 |
1982年 | 1位 | 3回 |
1981年 | 5位 | 2回 |
1980年 | 10位 | 未勝利 |
ついに答が出ました、最後に5位以下だった年は1981年でした。
でも勝利数2回記録しているので、まだマシだったのかも?
この時代はリタイアも多いですからね。
その前年の1980年はもっと悲惨な10位で未勝利という結果でした。
まったく見てないシーズンなので詳しくはわかりませんが、ターボ車が主流になっていく変革激動のシーズンで、このような結果となったようです。
貴重なシーズンとして、楽しみましょう
調べてきた結果を整理してみます。
- フェラーリがコンストラクター5位以下だったのは39年前の1981年
ただしこの年は勝利していますので、
- フェラーリがコンストラクター5位以下で、かつ未勝利だったのは40年前の1980年
ということが解かりました。
つまり今年、実は我々は約40年に一度のとても貴重なシーズンを迎えているのです(笑)
昨日調べた、こちらの記録もここ20年で4度目ですから、きっと実に歴史的なシーズンなのです。
とはいえ管理人も含めて、弱いフェラーリを見たくない方が多いと思います。
ですので、まずはなんとかフェラーリ屈辱の歴史的シーズンにならないように祈りながら見ましょう。
しかし、万一、万が一、これからも調子が上がらない時には。
もう40年に一度のお祭りシーズンと割り切って、楽しむことにしましょう(笑)
以上、フェラーリのコンストラクター順位記録調査でした!