ジャン・アレジが器物損壊の容疑で逮捕されるという、衝撃の事件が起きてしまいましたが。
これまでも度々元F1ドライバーが逮捕される事件が起きていますので、調べて整理してみました。
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今日も朝から、仕事のやる気がまったく起きなくて(笑)
サボりながら、F1情報をネットで見ていたのですが。
なんともまぁ、ビックリするニュースが流れてきました。
『元F1ドライバー、ジャン・アレジ氏が逮捕』
ええええええええ!?
大好きなドライバーだったアレジが、逮捕されるなんてショック(汗)
詳細は後述しますが、事件内容を見てもなんだか良く分からない内容だし(笑)
でもこの事件のニュースを見て、思ったのですが。
『元F1ドライバー逮捕って、これまでも度々ニュースになっているかも?』
ちなみに、F1ドライバーの交通違反事件の一覧は、以前に記事で取り上げました。
でも交通違反系以外でも、傷害とか暴行による逮捕事件が思い出すだけでいくつかあります・・・。
なので今日は、交通違反での逮捕以外の事件を調べて、整理してみることにしてみます。
F1ドライバー 逮捕事件一覧
F1ドライバー | 容疑 |
---|---|
ジャン・アレジ | 器物損壊 |
ヨス・フェルスタッペン | 暴行 |
殺人未遂 | |
脅迫 | |
ミカ・サロ | 脱税 |
エイドリアン・スーティル | 傷害 |
ベルトラン・ガショー | 傷害 |
(調査条件)
- 1987年以降のF1ドライバーを調査
- 告訴・告発取り消しの事件も含む
管理人がF1を見始めた1987年以降で。
現役・引退後含めたF1ドライバーの逮捕事件を一覧にしてみました。
調べた結果は、ここ35年でアレジで5人目です。
単純計算で、7年に一回は誰かが逮捕されている、ということですね。
うーん、思ったより多い(汗)
そういえば、以前にF1関係者が強盗被害にあった事件や、今年ノリスやペレスが強盗被害にあった事件を記事で取り上げました。
被害者になるケースも多かったですが、容疑者になるケースもこんなに多かったとは・・・。
それぞれどんな事件だったのか、見てみることにしましょう。
ジャン・アレジ
まずこちら、本日飛び込んできたジャン・アレジ逮捕のニュースです。
Yahooニュースなどでも取り上げられているので、もう目にした方も多いですよね。
義理の兄弟の事務所の窓を、爆竹で吹き飛ばしてしまったそうです。
本人は冗談のつもりだった、と言っているようですが。。。
笑ってはいけないんでしょうが、ちょっとこの内容を見たら。
『小学生のイタズラかよ』とツッコみたくなりますよね(笑)
奥様は後藤久美子さんだし、息子のジュリアーノは日本でレースを戦っていて、日本にも馴染みの深いジャン・アレジです。
ジュリアーノも共犯者として起訴されるかもしれないとのことで、爆竹で来期のレースを棒に振るなんてシャレになりませんよね。
すでに拘留は解かれているようなので。
どうなるか、今後のニュースを見守るしかありませんね。
(2021年12月23日追記)
どうやら、「逮捕は誤報のようだ」という続報が入ってきています。
派手なイタズラだったようです(笑)
ヨス・フェルスタッペン
続いてマックス・フェルスタッペンの父ヨスについて。
「F1ドライバーで逮捕」と言えば、管理人はまずこの方を思い浮かべるのですが(笑)
近年F1ファンになった若い方は、意外にご存知ないかもしれませんよね。
なにせ逮捕歴がすごい(汗)
- 2017年:ナイトクラブで乱闘容疑
- 2016年:実父への暴行容疑
- 2011年:元交際相手への暴行・殺人未遂容疑
- 2008年:元妻への暴行・脅迫容疑
- 1998年:カート場での暴行容疑
Wikipediaに載っていますので、詳しくはこちらをご覧ください。
もう今や元F1ドライバーというより、F1ワールドチャンピオンの父ですから。
もうこれ以上、この逮捕歴が増えないように祈ることにしましょう(笑)
ミカ・サロ
続いては、ミカ・サロ。
先日、テレビ番組の「Youは何しに日本へ?」に出演していたので、ご覧になった方も多いかもしれません。
息子さんのマックスは、日本でレースをしています。
また奥様も日本人の遠藤賀子さんですし、ちょっとジャン・アレジと境遇が被っていますよね(汗)
そんなミカ・サロは2013年、脱税容疑で逮捕され、2日間拘留されたそうです。
でも本人は容疑を否定しており、その後どうなったかは調べた限り不明でした。
でも先日のテレビ放送を見る限り、豪邸でくつろぐミカ・サロの様子も映っていましたし。
そんなに大事にならなかったのかもしれませんね(笑)
エイドリアン・スーティル
続いては、エイドリアン・スーティルです。
ニコ・ヒュルケンベルグが、表彰台未登壇最多記録を破った時に。
「これでスーティル時代が終わってオレの時代だ」と名言を残した通り(笑)
スーティルはその前の表彰台未登壇記録保持者で、128レース戦って表彰台未登壇、でも雨では滅法速いというF1戦績でした。
事件は、2011年中国GP後の上海、友人のルイス・ハミルトンの優勝パーティーで発生。
当時のロータス・ルノーGPのオーナー企業であるGENIのCEOに大怪我を負わせた疑いです。
結果、執行猶予付きの懲役刑と罰金が科されたそうです。
この事件の法廷に、証人として友人のハミルトンに出廷を依頼したスーティル。
しかし、ハミルトンはその依頼を拒否したそうで。
これ以来、この2人の友人関係は解消されるという。
悲しいエピソードまで当時広まってしまいました。
ベルトラン・ガショー
最後は、ベルトラン・ガショーです。
オールドファンには、お正月の挨拶で「ベルトラン賀正」でお馴染みのドライバーですよね(笑)
このガショーの事件は、F1の歴史を変えたという意味では最も有名かもしれません。
事件は1991年、ジョーダンのドライバーだったガショーはイギリスで些細なことでタクシー運転手と口論。
その際、イギリスでは禁止されている催涙スプレーを運転手に吹きかけ、それが元で収監される事態となってしまいました。
その結果、ガショーはベルギーGPに出走できなくなり。
その代役で出走したのがミハエル・シューマッハ、いきなり予選7位となって一躍時の人となり。
その後一気にF1界で羽ばたいていくことに!
このガショーの事件がなければ、ミハエルのデビューはもう少し遅く、別のチームからだったはず。
そういう意味では、F1の歴史に残る逮捕劇だったかもしれませんね。
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ということで、F1ドライバーの逮捕事件を振り返ってきましたが。
あらためて整理してみると、意外に多くて本当に驚きます。
今日のジャン・アレジの事件は、「爆竹」というキーワードだけ聞くと、なんだか笑いそうになりますが。
でもテロ行為に敏感になっている欧州では、とても笑えるような事件ではないはずですよね。
とにかく、事件の真相を見守るしかありませんので続報を待つとともに。
息子のジュリアーノの日本でのレースキャリアに、影響のないことを祈るばかりです。
(2021年12月23日追記)
アレジの逮捕はどうやら、「誤報」という続報が入ってきています。
以上、F1ドライバーの逮捕事件簿についてでした!