エンツォ・フェラーリ、本田宗一郎、ニキ・ラウダなどの追悼レースは、該当チームが大活躍。
今回もウィリアムズ勢のミラクルを期待して、応援したいと思います!
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いよいよ、2021年F1のラスト2戦。
その第一弾となる、サウジアラビアGP開幕が明日に近づいてきました。
新サーキットの建設状況が遅れていたのですが、なんとか間に合ったみたいですね!
さすがF1関係者です、後は突貫工事のツケで不測の事態が起きないよう祈りましょう。
さてサウジアラビアGPの見どころは、何と言ってもタイトル争いだとは思いますが。
でも他にも、先日逝去されたサー・フランク・ウィリアムズさんの追悼レースとなります。
そのウィリアムズについて、昨日、気になるニュースを海外サイトで発見しました。
『ウィリアムズ、サウジアラビアGPはフランク追悼特別カラーで出走』
この週末には追悼イベントなども計画されているようです。
日本のサイトにも、本日チラホラ情報が出始めていますよね。
過去のF1での追悼レースって、その該当チームが奇跡的な大活躍もありましたし。
もうこれは、今回追悼レースとなるウィリアムズに注目して、応援するしかありません!
過去にあった追悼レースの紹介も含めて、このニュースを確認しておきましょう。
追悼ロゴ入りカラーで臨むウィリアムズ
こちら、現在のウィリアムズ公式ツイッターのヘッダー画像です。
フランクが逝去されて以降、このロゴに変更されています。
マシンのカラーリングを全面的に変更するのはなかなか難しいはずなので。
おそらく、このロゴがマシンのどこかにペイントされるのでは、と推測していましたが。
Los pontones del Williams este fin de semana. DEP Sir Frank 💔🙏
William’s sidepods this weekend. RIP Sir Frank 💔🙏 pic.twitter.com/W7lwf1Uei3
— Albert Fabrega (@AlbertFabrega) December 2, 2021
ついさきほど、ツイッターに情報が出始めました。
やはりこのロゴが、サイドポッドにペイントされた特別カラーのようです。
あとはまだ未確認ですが、もしかしたらヘイローに追悼メッセージなどがペイントされているかもしれませんね。
ほか、ライバルのアルピーヌチームもこんな感じで。
Alpine se une al recuerdo a Frank Williams
. @alpine paying tribute to Frank Williams pic.twitter.com/3Blwmz7mhV
— Albert Fabrega (@AlbertFabrega) December 2, 2021
フランクに敬意と感謝をこめて、このロゴがフロントノーズにペイントされているようです。
今のところ確認できたのはアルピーヌだけですが。
おそらく、それ以外にも多くのチームに追悼ロゴがペイントされているかもしれません。
しかし、こういう追悼ロゴをあらためて見ると。
F1界にとって偉大な人物を失ったんだと、実感させられて悲しくなってきちゃいますね。
ラッセル、ラティフィの活躍に期待しましょう
For Sir Frank 💙 pic.twitter.com/rIet1nTS72
— Williams Racing (@WilliamsRacing) December 1, 2021
こちら、ラッセルとラティフィ。
神妙な面持ちで、献花しているところですね。
ウィリアムズ・ファミリーが最後に選んだドライバーとして。
二人とも、フランクに対しては感謝や特別な感情を抱いているのではないでしょうか。
推測ですが、もしかしたら二人とも喪章をつけて今回のレースを戦うかもしれませんね。
天国のフランクに、ぜひ良いレースを見せてあげて欲しいですよね。
特に、来年からチームを離れることが決まっているラッセル。
ウィリアムズで戦うのは残り2レースですから、フランクに素晴らしい走りを見せようとこれまで以上に頑張ってくれるのではないでしょうか!
・・・と思っていたら、こんなニュースも飛び込んで来ちゃいました。
Williams Team Principal Jost Capito tests positive for Covid-19 ahead of Saudi Arabian Grand Prix
Get well soon Jost! #SaudiArabianGP 🇸🇦 #F1 https://t.co/rgvXcBKYvA
— Formula 1 (@F1) December 2, 2021
ウィリアムズのヨースト・カピトCEO、新型コロナ陽性が判明しラスト2戦欠場のようです。
とにかく、重症化しないよう早期回復をお祈りするとともに。
追悼レースに参加できないカピトCEOの分まで、ますます結束力の高まったであろうウィリアムズを今回は応援したいと思います!
過去の追悼レース、ドラマチックな展開が多い?
過去の追悼レースって、なぜかドラマチックな展開になることが多い気がしませんか?
ちょっと古すぎますが、こちら1988年イタリアGP。
フェラーリの創始者エンツォ・フェラーリが逝去し、迎えた地元イタリアGPでの追悼レース。
この年ここまで11戦全勝、このレースも先頭を走るマクラーレン・ホンダが、残り2周でまさかのクラッシュ。
なんとベルガーとアルボレートのフェラーリ勢が、ワンツーフィニッシュを遂げるという奇跡的なレースとなりました。
そして例えば、またも古いですが1991年ハンガリーGP。
ホンダ創始者の本田宗一郎さんが逝去し、直後に迎えたハンガリーGPでの追悼レース。
シーズン中盤以降ウィリアムズのマンセルの勢いが凄まじく、このレースまでマクラーレン・ホンダのセナは苦戦・防戦一方のレースが続いていました。
ところがこの追悼レースで、マクラーレン・ホンダが突然息を吹き返し。
5戦ぶりにポールポジションを獲得し、レースでもマンセルを完封し見事に優勝を飾ります。
喪章をつけたセナが、天国の宗一郎さんに勝利を捧げている姿がとても印象的でした。
近年では、例えば2019年モナコGP。
メルセデスの非常勤会長だったニキ・ラウダが逝去し、直後に迎えたモナコGP。
ハミルトンのメルセデスへの移籍・意思決定に、重要な役割を果たしたラウダ。
そのハミルトンが、感謝をこめてラウダのトリビュートヘルメットでモナコGPに挑み。
そして見事に勝利したのは感動的でした。
最後に、2018年ハンガリーGP、フェラーリです。
レース直前に逝去したセルジオ・マルキオンネ元会長を追悼し、両ドライバーが喪章をつけて臨みました。
残念ながら優勝は逃したものの。
でも、ダブル表彰台という結果を天国のマルキオンネさんに見せてくれました。
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ということで、ウィリアムズの追悼特別カラーのマシンの紹介と。
これまでの追悼レースを、いくつか振り返ってみました。
もちろん、ご紹介した以外のすべての追悼レースが、素晴らしい結果となったわけではありません。
でもなんだか、ミラクルでドラマチックなレースが多かったのも事実です。
今回のウィリアムズにも、果たして何かミラクルは起こるんでしょうか?
とにかく天国のフランクに、素晴らしいレースと、願わくば良いリザルトとともに見せてあげて欲しいので。
今回のサウジアラビアGPは、全力でウィリアムズ勢を応援したいと思います!
以上、フランク・ウィリアムズ追悼特別カラーと、過去の追悼レースについてでした!