2016年の初開催以来、毎年何か印象的な波乱が起きているバクー市街地コース。
これまでの波乱を振り返りながら、今年の注目ポイントを見てみましょう!
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2021年F1第6戦アゼルバイジャンGP、いよいよ明日から開幕です!
前回のモナコGPに続いての公道レースとなり、バクー市街地コースで開催されます。
2016年にヨーロッパGPとして、2017年以降はアゼルバイジャンGPとして、過去4回のグランプリが行われてきたわけですが。
なんだか印象に残る波乱の展開が多過ぎる気がしませんか?
そして今年のレースで注目のドライバーが、過去の波乱に関与していることも多いように感じます。
そこで過去のバクー市街地コースでの波乱を振り返りながら、今年の見どころをおさらいしておきましょう!
ルクレール、予選に注目!
Just another painful reminder that Baku takes no prisoners. #happenstothebest @Charles_Leclerc pic.twitter.com/aRax2i1t6e
— F1i (@F1icom) April 27, 2019
まず注目のドライバーは、シャルル・ルクレールです。
前戦モナコGPは予選最終アタックでクラッシュし、その影響でレースをスタートできず、せっかくのポールポジションを棒に振ることとなりました。
そのルクレール、2年前の2019年ここバクーでも同じように。
ポールポジションが確実視される中で、予選アタックでクラッシュし、自戒のコメントを発していたのは記憶に新しいですよね。
モナコと2年前のこの悔しさを、今年の予選では晴らすことができるのか!?
ルクレールは今年これまで5戦で、予選は『4位-4位‐8位‐4位‐1位』と予選番長っぷりを見せつけています。
フェラーリには苦手そうなタイプのサーキットにはなりますが、ルクレールにとってはデビューイヤーに初入賞を記録した思い出のサーキットです。
まずはルクレールの予選に注目することにしましょう!
リカルド、復調に期待!
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続いての注目は、ダニエル・リカルドです。
ご覧のようにまさかの3台抜きオーバーテイクを見せてくれるなど見事な走りで、2017年ここバクー市街地で優勝しています。
前戦モナコGPでは、チームメイトのランド・ノリスに周回遅れとなる屈辱。
しかし、リカルドの実力がこんなものであるわけがありません。
そしてよくよく調べてみたら、今年ここまで5戦で予選ではノリスに3勝2敗で上回っています。
ここバクーでニューシャーシも投入されるようですし、シミュレータにも相当乗り込んでマシンに慣れようとしています。
そして、バクーはレイトブレーキングが得意なリカルドに合っているコースのはずです。
完全復活を遂げるには、もっとも相応しいグランプリなのではないでしょうか!
この週末は、リカルドの復調ぶりにも注目してみましょう!
ペレス、得意のバクー市街地に期待!
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続いての注目は、セルジオ・ペレス。
ここバクーでの過去4回の開催で、なんと2回も表彰台をゲットしています。
レースだけではなく、過去4回は予選でも『2位-6位‐8位‐5位』とすべてシングル。
(ただし2016年はギアボックス交換により5グリッド降格)
中堅チームだったことを考えると、これはバクーは得意のコースと言っていいはずですよね!
これまで波乱のレースが多いことから、中堅チームながらしぶとく生き残って結果を出してきたペレス。
そのペレスが、今年はトップチームであるレッドブルで戦うわけです。
得意なコースで、一体どんな走りを魅せてくれるのか?
今年初めて優勝争いに絡んでくるのか、ペレスに注目して見ることにしましょう!
ルイス VS マックス、クリーンな戦いを期待!
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バクー市街地でのタイトル争いと言えば、このシーンを思い出される方も多いかもしれません。
2017年、タイトルを争うハミルトンとベッテルが、セーフティーカー中にまさかの接触。
この影響で、結局二人ともこのバクーでのレースが台無しになりましたし。
そしてフェラーリとベッテルは、タイトル争いの流れもにここから完全に変わり。
メルセデス&ハミルトンとの差が開く一方となった、きっかけとなるシーンでした。
ハミルトンとフェルスタッペン、このところメディアを通じて挑発しあっています。
これはこれで楽しいのですが。
まさかとは思いますが、コース上でこんなアクシデントだけは起こして欲しくないですよね!
コース上で、正々堂々とレースを戦う姿に注目したいです!
そしてメルセデスとレッドブル、両チームにとってもこのコースに苦い思い出があるはずです。
2018年メルセデスは、ボッタスがトップ走行のレース終盤にパンクに見舞われたり。
同じく2018年レッドブルは、まさかのチームメイト同士のクラッシュに見舞われたり。
タイトル争いが、クラッシュやアクシデントで差がついていくのは興醒めなので。
両ドライバー、両チームともに、トラブルやアクシデントとは無縁のクリーンな戦いを期待したいですね!
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バクー市街地コースでのこれまでの波乱と、今年の注目ポイントを見てきました。
いかがだったでしょうか?
他にも『エリクソンのせい』事件や、マンホールが外れてクラッシュなど、とにかく波乱が多いバクー市街地コースです。
なのでとにかく今年のアゼルバイジャンGPは、アクシデントやクラッシュではなく、コース上での素晴らしい戦いを期待したいですね!
一体どんな戦いになるのか。
明日金曜日のフリー走行開始を、楽しみに待つこととしましょう!
以上、これまでのアゼルバイジャンGPの波乱と、今年の見どころについてでした!