F1第3戦 ハンガリーGPのフリー走行が行われました。
予報通り、天候が曇りから雨に変わっていく中でのフリー走行となりました。
このあと土日も同じように雨が予想されているので、タイヤを使いすぎないことも考えないといけないので難しいコンディションになりましたね。
さっそくポイントを振り返っていくことにしましょう。
FP1で速さが目立ったメルセデス勢
(引用元:F1公式Twitter)
途中雨が降ってきましたが、ほぼドライで行われたフリー走行1回目。
午後から雨の予報もあったので、各チームとも多めの周回をこなしてましたね。
そんな中で、メルセデス勢が圧巻のタイムで1-2位。
レーシング・ポイントも3-4位につけ、メルセデスエンジン勢が1-4位独占の結果となりました。
ミディアムタイヤの割には、フェラーリもそれなりのタイムを出してましたね。
エンジンパワーがそれほど差が出ないコース特性の影響なのか、新しいセッティングを見つけたのか、とにかくルクレールも前向きなコメントをしていました。
今後の開発改善力で、フェラーリ復活に期待していきたいところです。
迷走のレッドブル・ホンダ?
(引用元:F1公式Twitter)
対して、フェルスタッペンが8位、アルボンが13位とレッドブル勢はパッとしない結果でした。
フェルスタッペンもイライラしているのでしょうか、ラティフィに引っかかった際に怒ったりしていましたね。
見ていて、ロックアップさせたり、フラフラしていたり、どうもクルマが決まっていない印象を受けました。
でも思い出してみましょう。
このチーム、ここ数年は、開幕当初はあまりクルマは調子よくなくて、シーズンが進むにつれてマシンを急ピッチで改良したり、狭いセッティングの良いところを見つけたりする傾向でしたよね。
今回ハンガリーGPは例年ならシーズン中盤なのですが、今年はコロナ状況で、まだ序盤3戦目の開催ということを忘れてはいけません。
残念ながらまだ改良点を模索している状況かと思ってます。
ウイングを立ててるからスピード伸びないのか、空力をハズしているから挙動が安定しないのか。
解決すべき課題はたくさんありそうですが、このチームなら徐々に改善していってくれると期待しています。
雨のFP2はフェラーリがトップタイム
(引用元:Scuderia Ferrari公式Twitter)
続いて行われたフリー走行2回目は、雨で走行するドライバーが少ない結果となりました。
そんな中でトップタイムは、フェラーリのセバスチャン・ベッテル。
このトップタイムはあまり意味のないものかもしれませんが、例の移籍話やチームの雰囲気を考えると結果的には良かったのではないでしょうか。
このハンガロリンクサーキットは、水捌けはあまりよくない方の部類のサーキットだと思います。
なので雨になったら、予選や決勝では路面コンディション次第でどのドライバーにもチャンスが出てくるかもしれないので、フェラーリは諦めずに上位に顔を出してほしいですね。
メルセデス W11 は歴史的名車の予感?
(引用元:Mercedes AMG F1公式Twitter)
とにかくフリー走行を見ていて一番驚いたのは、ハードタイヤにも関わらずメルセデスの圧倒的な速さでした。
マシンも、エンジンも、ドライバーも、新技術のDASまであり、もう死角が見当たりませんね(笑)。
もしかしたら、今年のこの黒いマシンW11は歴史に残る名車になるのではないか、そんな予感すらさせる圧巻のフリー走行でした。
そうはさせじ、とレッドブルやフェラーリの逆襲も見たいです。
天候にも左右されると思うので、歴史に残る名車の圧勝劇なのか、逆襲なのか、このあとのFP3や予選を見てみることにしましょう!