【2026年 F1日本GP鈴鹿】S席(ファミリーシート)/S-BOX 詳細ガイド

鈴鹿 観戦席ガイド
© みんなでFトモ
スポンサーリンク

鈴鹿サーキット全20観戦席ごとに、F1走行ビューやオススメ席、視界を遮る金網・電柱などの詳細情報をレビューします。

第15回は、ご家族や友人同士で楽しむのに最適なS席(ファミリーシート)/S-BOXです!

 


当サイトでは2022年から毎年、鈴鹿サーキット全観戦席の詳細ガイドを公開しています。

 

レビュー内容は全席共通、2026年版の全20観戦席まとめページはこちらです。

【2026年 F1日本GP鈴鹿】全観戦席ガイド
鈴鹿サーキット全20観戦席、F1マシン走行ビューや金網・電柱視界などの詳細情報のまとめページです。すべて2026年の変更に合わせ更新しますので、ぜひチケット購入時・観戦時の参考にしてください!当サイトでご好評をいただいている、鈴鹿サーキット...

ポータルサイトとして、ぜひブックマークなどしてご利用ください!

 

おかげさまで、毎年多くのF1ファンの皆様にご覧頂いています。

このガイドきっかけで、鈴鹿サーキットさんのお手伝いもさせていただけるまでになりました!

 

2026年版も、より多くのF1ファンの皆様のお役に立ちたいと思っています!

では第15回、ご家族やご友人と一緒に楽しめるS席(ファミリーシート)/S-BOXの詳細レビューです!

 

スポンサーリンク

S席:F1マシン走行ビュー

 

まずこちら、S席の2026年版F1走行シーン動画集です。

  • S席からの観戦ビュー
  • S-BOX想定視界 / ファミリーシート視界 / 最前列 ブロックによる視界の差
  • 収録年度:2023年/2019年 F1日本GP / 2024年 ピレリタイヤテスト

 

実際の観戦視界に近くなるよう、なるべく高倍率ズームを使わず等倍で撮った動画を掲載しています。

 

コースの眺めの参考としてだけでなく、全てF1開催中の実際の走行動画なので。

  • F1の速さでの目視可能時間
  • 大勢の観客の頭や体の視界影響

などもご参考にしていただけると思います。

 

なお「S-BOX」は既存のS席上段に設置されているるので、走行ビューはこれまでのS席上段とほぼ同じです。

  • S席上段でこれまで撮った動画:S-BOX想定視界
  • S席中段下段で撮った動画:ファミリーシートの視界

として動画公開しています。

 

 

また2024年日本GP開催後には、2日間のピレリタイヤテストが実施されて。

管理人は2日とも観戦してきたので、S席をじっくり視界調査した結果も公開しています!

 

ピレリタイヤテストにて撮った動画は、すべて席番を把握できているので。

ブロックと何列目かもあわせて動画で確認できるようにしておきました。

 

ほか、お子様に人気であろう最前列の動画も大量に掲載していますので。

ぜひこれらの動画で、まずはS席の走行シーンイメージを掴んでみてください!

 

 

 

S席:概要

画像提供:鈴鹿サーキット

 

S席は、R席とV1席の間に位置します。

大きく以下2つ、「ファミリーシート」と「S-BOX」の2つのエリアに分かれています。

 

 

ファミリーシート

画像提供:鈴鹿サーキット

お子様連れ必須のファミリー専用席です。

スタンドは通常席と変わらず、中段から下段にかけてがファミリーシートに割り振られます。

 

チケット料金2025年から変更はありません

  • 大人:60,000円
  • U23:30,000円
  • 子ども:5,000円
  • 3歳~未就学児:3,500円

大人料金に加え、必ず子ども1名以上の購入が必須となります。

 

 

 

S-BOX

画像提供:鈴鹿サーキット

専用個別スペースでのグループ観戦席です。

このエリアはファミリーシートとは異なり、お子様連れ必須ではなく大人のご友人同士でも大丈夫です!

 

6~8名用の4種類のスペースが用意されており、金額は「55万円~80万円」と超高額!

2025年は「46万円~68万円」だったので、結構な値上がりもしています。

 

でも計算してみると、1人あたりの金額は「8.1万円10万円」程度となります。

 

実は周囲の超人気席と大きく変わらない金額なので。

  • Q2席:8.8万円
  • V1席:9.4万円
  • V2席:10.2万円

友達同士でワイワイと観戦したい場合、S-BOXも検討候補に入れるのもアリではないでしょうか。

 

 

ちなみにファミリー席だけに、S席入口近辺には。

© みんなでF1

このように十分な広さの、ベビーカー置き場も用意されています!

しかも屋根付きなので、雨の日でも防寒毛布などと一緒に置いておけると思います。

 

 

2025年、スタンド内には専用の屋根付き休憩所もありました。

© みんなでFトモ

ドライバーパネル設置など、飽きが来たお子さんのこともちゃんと考えられています。

 

 

このテント内には、専用のオムツ交換所もあります。

© みんなでFトモ

例えば他の席では「雨の中、長蛇の列の仮設トイレでオムツ交換」なんて、想像しただけで恐ろしい状況が発生しうるわけですが。

 

S席であれば濡れずにオムツ交換出来ます、このあたりがお子様連れ観戦を良く考えられているポイントです!

 

 

さらに、スタンド内には専用の常設トイレもあります。

© みんなでFトモ

例えば他の席では、小さなお子様が一人でトイレのためにスタンドを出入りするにはスマホでチケットのQRコードを見せる必要があります。

難しい場合が多いでしょうし、何より人込みなども心配なのでハードル高いのですが。

 

S席内の専用トイレなので、スタンドから出る必要が無く、親の目が届くところにあるのがポイント高いです。

 

このように、お子様連れのお客様が安心して楽しめるよう環境整備されているのがS席の概要となります。

 

 

 

S席:特長

S席(最終コーナー側視界)

© みんなでF1

 

 

S席(ホームストレート側視界)

© みんなでF1

 

(主な特長)

  • アウト側が走行ラインなので、マシンやコースからの距離はそれなりに近い
  • ただし近年、イン側ラインを走行するドライバーも増えている
  • 遠目ながら、シケインを走行するF1マシンを観ることができる
  • 最終コーナー、坂を下ってくる迫力を間近で観ることができる
  • シケイン側視界は、「ファミリーシート」は金網被り「S-BOX」は金網被り無し
  • ホームストレート側視界は、「S-BOX」「ファミリーシート」とも金網被り
  • ピット作業は、看板や金網で隠れてほぼ見えない

 

 

S席の観戦ビューについて、最大の特長はこちら。

「最終コーナー下り坂を駆け抜ける、F1マシンの迫力を間近で楽しめる」

 

 

皆さん、鈴鹿サーキットに初めて来た日のことを思い出してみてください。

© みんなでF1

このあたりで、初めて最終コーナーを目する方が多かったと思います。

 

「えっ!? 鈴鹿の最終コーナーって、こんなに下り坂だったの!?」

と、驚かれた方が多いのではないでしょうか?

 

 

そしてそれがセッション中だった場合には、この下り坂を信じられないスピードで走行するF1マシンを観て。

「F1ってすごい! 何この迫力、何この速さ!!!」

と、F1マシンの凄さに魅了された方も多いのではないかと思います。

 

 

そんな、「初観戦時あるある」のあの感覚をもう一度間近で楽しめるのがS席視界の特長だと思ってます(笑)

 

 

お隣のR席からも最終コーナーは間近で楽しめますが、ほぼ真横からの視界となります。

対してこのS席は、F1マシンが観戦席側に向かって坂を下ってくるような視界となるため。

 

最終コーナーにおける迫力度はS席の方が増します!

 

 

ちなみにS-BOXからの視界についても、2025年観戦時の木曜日にチェックしに行きました。

S-BOX(最終コーナー側視界)

© みんなでFトモ

 

 

S-BOX席(ホームストレート側視界)

© みんなでFトモ

 

想定通り、これまでのS席上段からの眺めと大差ないことが確認できました。

思った以上に個別スペース感あって、友人とワイワイやるのにとても良さそうな雰囲気でした!

 

 

 

避けたい視界情報(金網・電柱など)

最終コーナー側視界

© みんなでF1

 

中段から下段に位置する「ファミリーシート」は、ほとんどの席ですべて金網越し視界となります。

最後列の15列目だとシケインだけはギリギリ金網に被らないですが、かなり遠目なのであまり意味は無いです。

 

 

対して、「S-BOX」はシケインと最終コーナー途中まで金網に被らないです。

© みんなでF1

なので、できるだけ金網被りの無い視界で観戦したい場合には「S-BOX」でとなりますが。

でもきっと、お子様は金網被りなんてまったく気にしないですよね(笑)

 

 

 

ホームストレート側視界

© みんなでF1

© みんなでF1

S席のほぼすべて、ホームストレートの金網がレコードラインと被ってしまいます。

ご覧の通り、「ファミリーシート」も「S-BOX」も大差ありません。

 

こちらF1マシンが走行している写真ですが、どちらもかなり判別しづらいですよね(汗)

 

とは言っても、同じくストレートを観れるV1席やA1席でも似たような金網被り視界です。

なので、あまり気にし過ぎる必要も無いかとも思います。

 

 

そもそもお子様連れのファミリーや、仲間同士でワイワイ楽しむ客層が中心なので。

そんな特長のS席は、金網情報はほんの参考程度で留めておけば良いかと思います!

 

ご自身やお子様・お友達のお好みと鑑みて、チケット購入時の参考情報としてください!

 

 

 

S席:ファミリーシート オススメ席

子どもが喜びそうな最前列の眺めは?

© みんなでF1

 

あくまで、管理人の4歳娘や2歳息子の日々の行動からの推測ではありますが。

  • 新幹線並みに速いF1マシンを目の前で観たい
  • なのでコースやマシンから距離が近い方がいい

こんな分かりやすい席の方が、お子様が喜んだり関心を示したり飽きが来ないのではと思っています。

 

 

と思ったので、2024年のピレリタイヤテストにて全ブロックの最前列の眺めを撮ってきました(笑)

再生ボタンを押せば、該当シーンから始まります!

 

 

ただし2025年から、なぜか各ブロックとも前2列が使用不可となってしまいました(汗)

2026年も同じく、前2列は使用不可となっています。

 

なので実際は、この動画の視界より2列後ろが最前列となります。

 

 

でもまぁ、そこまで大きくは視界は変わらないと思いますので(笑)

ぜひ気になるブロックを探して、お子様の興味や性格などを鑑みて最前列での観戦も検討してみてください!

 

 

 

S席:総合評価

© みんなでFトモ

 

お子様連れファミリーとグループ客向けのS席、通常観戦席と同じ軸での評価はなかなか難しいですが(笑)

一応、S席も全席共通の5つの軸で総合評価したいと思います!

 

快適性
  • グランドスタンドやメインゲートから至近距離
  • シケインオアシスも近く、やや混雑気味だが選択肢は豊富
  • トイレはS席専用常設や近隣にも多くあり、まったく困らない
  • 観覧車やメジャーなアトラクション乗り場から近く、F1走行時以外を遊園地で過ごすに最適の場所
  • 屋根付きのオムツ交換所、お子さま連れには唯一無二の価値
  • 十分な広さのベビーカー置き場が備わっている

などの理由で、星5つとしました。

 

視界
  • どの席からも、シケインから最終コーナーが良く見える
  • S-BOXは、シケインや最終コーナーが金網被りしない
  • ファミリーシートは、ほぼすべてが金網被り視界となる
  • ホームストレートも視界範囲内だが、金網越しとなるため視界は悪い

などの理由で、星3つとしました。

 

迫力
  • シケインでのオーバーテイクは期待できるが、しっかり観れる座席位置は少ない
  • ホームストレートでのバトルは期待できるが、金網越しなのでほぼ見えない
  • 最終コーナーの坂を、F1マシンが駆け下りて向かってくる迫力を間近で体感できる
  • アウト側が走行ラインのため、マシンからの距離は近く迫力がある

などの理由で、星2つとしました。

 

コスパ
  • 料金の割には、視界・迫力ともやや欠ける
  • ただし、お子様連れ観戦のことを考えた親切設計はプライスレス
  • 周りすべてがファミリー客なので、周囲のお客様への気遣いが若干緩和される価値も唯一無二
  • とてもリーズナブルに、専用スペースで仲間とワイワイ観戦できる価値も唯一無二

などの理由で星3つとしました、昨年より一つ評価を上げています。

お子様やご友人との観戦のプライオリティ次第で、もっともっとアップすると思います!

 

初心者オススメ
  • 移動距離や食事・トイレ環境などの快適性は、鈴鹿の指定席の中でも最高クラス
  • 視界、迫力ともやや欠ける、目の前でのオーバーテイクも期待できない
  • 観戦経験豊富な大人が、お子様との初観戦には最適な観客席
  • 初観戦の方にとっては、経験豊富な友人と一緒にワイワイ観戦するには最高

などの理由で星2つとしましたが、これも観戦の優先事項次第ではもっとアップすると思います!

 

 

ということで、いつもの5軸で評価をしてみましたが。

やっぱり他の席と同列に評価するのは難しいです(笑)

 

とにかくS席は、ご家族・お子様・ご友人と安心に楽しくF1観戦ができる価値の高い席となります。

 

 

ちなみにS席までの徒歩ルートについて、意外に知らない方が多そうなので。

© みんなでFトモ

メインゲートから入場した場合、人の流れについて行って左手のGPスクエア方面に向かう方が多いのですが。

 

右手の階段を進んだ先、最終コーナーエントランス経由でS席はすぐです!

ほか西コース方面の近道となるので、ご存知ない方はぜひ把握しておいてください!

 

 

ということでF1観戦において、何を重視してチケット購入するかは人それぞれ。

ぜひこの評価軸をご参考に、S席での観戦を検討してみてください!

 

 


以上、S席の詳細レビュー・ガイドでした。

 

2026年版の全20観戦席まとめページはこちらです。

【2026年 F1日本GP鈴鹿】全観戦席ガイド
鈴鹿サーキット全20観戦席、F1マシン走行ビューや金網・電柱視界などの詳細情報のまとめページです。すべて2026年の変更に合わせ更新しますので、ぜひチケット購入時・観戦時の参考にしてください!当サイトでご好評をいただいている、鈴鹿サーキット...

 

第16回は、グランドスタンド下段で迫力満点のV1席レビューとなります。

なにか新しい発見があるかもなので、ぜひまたチェックしてみてください!

 

みんなでFトモ管理人 鈴木 淳史