本日2010年10月2日17時からの会見で、2021年からのホンダF1撤退が発表されました。
発表文や理由など、もうニュースサイトなどにアップされているので、ここで書くのはやめます。
ホンダも一企業なので理解しつつも、悲しいし悔しいし納得できないファンの方も多いと思います。
管理人も同じ気持ちです。
しかし、こういうことが起こるのもF1です。
F1ドライバーが事故で突然いなくなることもあったわけです。
そのショックに比べたらまだマシだと、もう事実なので受け入れることにしました。
何よりも、現場で戦っているホンダの皆さんが一番悔しいはずです。
我々ファンが文句を言ったり、悲しんでいても仕方ないので、第4期ホンダの嬉しかったり、楽しかった思い出を振り返ってみることにします。
2014年 F1日本GP
復帰の前年、2014年のF1日本グランプリ。
木曜日の東コースウォークの逆バンクで、目に飛び込んできたこのHONDA看板。
翌年からの復帰なのに、看板を出すこの心意気。
翌年からF1でまたこの文字が観れることに、すごく興奮して嬉しかった思い出です。
2015年 F1日本GP
お世辞にも褒められないマシンで、もがき苦しんでいる様子をこの年の鈴鹿で見ることになります。
テレビ中継の無線では「GP2エンジン!」とアロンソに言われ、これ以上ない悔しさだったのは我々ファンも同じです。
悲しいながらも、ホンダならこの悔しさから必ず這い上がってきてくれると信じていたのを記憶しています。
そんな思いが強くなったグランプリでした。
2016年 F1アブダビGP
新婚旅行で、現地観戦していました。
アロンソが予選でQ3に進出し、レースでもポイントを獲得。
まだまだ優勝争いするレベルでは無いものの、前年よりも戦うことができる姿。
翌年以降のさらなる高みへの期待が膨らんだのを覚えています。
なにより、母国のエンジンが異国の地で戦っている姿を観ていると、少し誇らしい気持ちになったのを覚えています。
2017年 F1日本GP
前年からの向上の期待とは裏腹に、残念ながらこの年も上位で戦えず迷走したマシンとなったこの年。
完全に脇役に甘んじているチャンピオンとホンダに、悲しい想いになりました。
アロンソにもホンダにも、翌年以降の飛躍を祈る思いで観ていたのを覚えています。
2018年 F1日本GP
新生トロ・ロッソ・ホンダとして、なんと2台揃ってQ3進出!
過去3年の苦労から、ここまで挽回してきたホンダに拍手。
そして、トロ・ロッソチームと、二人のドライバーへの感謝だったグランプリ。
何より、2021年までの鈴鹿でのF1継続を発表し、大会スポンサーにまでなってくれたホンダ。
やっぱり、あらためてこのメーカーが大好きになったグランプリでした。
2019年 F1オーストリアGP
そして、第4期復帰後の初勝利。
レース内容はもう言うまでもないですが、夜に絶叫していたのを覚えています。
例の無線や、フェルスタッペンのHONDAマークを指さすポーズなど、もう何もかもが感動的でした。
なんというか、ベタですが本当に「感動をありがとう、ホンダ!」という気持ちでいっぱいでした。
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ということで嬉しい思い出を振り返ってきたつもりが、なんだかやっぱり悲しい気持ちになってきちゃいますね(笑)
しかし、もう現実を受け止めるしかありません。
亡くなられた今宮さんの名言を思い出します。
『それでも、F1は続いていくわけです』
再来年からホンダは居ませんが、それでもF1は続いていくわけです。
それまで、精一杯悔いのないように応援して、これまで嬉しかったり楽しかったり悲しかったりたくさんの思い出をくれたホンダに感謝したいと思います。
以上、残念ながら撤退してしまう、ホンダの楽しい思い出でした!