トロロッソ時代からも含めて、2年以内に昇格するケースばかりだったかも?
3年目を迎える角田裕毅選手には気がかりなので、調べておくことにしました!
この土日も、2023年シーズンに向けて想いを馳せていました。
やっぱり考えるのは、日本期待の角田裕毅選手のことが多くて。
勝負となる3年目にこれまで以上の結果を出して、早くレッドブルに昇格してくれないかなぁ、なんて期待をしていたのですが。
そんなことを考えていたら、また頭に疑問が沸いてきました。
『アルファタウリからレッドブルへの昇格って、みんな2年以内だったのでは?』
うーん確かに、トロロッソ時代からも含めて。
昇格するドライバーは、ほとんど1~2年で卒業しているような気がします。
でも、ちゃんと調べたことは無かったので。
これは気になるし、調べておくこととしましょう!
レッドブル昇格ドライバー:アルファタウリ(トロロッソ)在籍年数
昇格年度 | ドライバー | アルファタウリ (トロロッソ) 在籍年数 |
該当年 |
---|---|---|---|
2019 | A.アルボン | 1年 | ・2019年(前半12戦) |
2019 | P.ガスリー | 2年 | ・2017年(後半5戦) ・2018年 |
2016 | M.フェルスタッペン | 2年 | ・2015年 ・2016年(前半4戦) |
2015 | D.クビアト | 1年 | ・2015年 |
2014 | D.リカルド | 2年 | ・2012年 ・2013年 |
2009 | S.ベッテル | 2年 | ・2007年(後半7戦) ・2008年 |
レッドブルの姉妹チームとして、トロロッソが設立されたのが2006年です。
途中2020年にアルファタウリへとチーム名変更となりましたが、レッドブルのジュニアチームとしての役割を17年間担っています。
その17年間で、見事にレッドブルへと昇格を果たしたドライバーが6名でした。
そしてアルファタウリ(トロロッソ)在籍期間は、やっぱりみんな2年以内に卒業ばかりでした!
最速昇格はアルボンの12戦での昇格です、およそ半年で昇格したということです。
最長はリカルドの丸2年で、ガスリー・フェルスタッペン・ベッテルはおよそ1年半での昇格です。
このように、トップチームであるレッドブルに昇格するためには。
2年以内に姉妹チームで頭角を表し、ステップアップするケースばかりだったんですね。
もちろん、その時々のチーム状況やドライバー市場に依存するので一概には言えませんが。
これはアルファタウリで3年目を迎えることになった、角田選手にとっては嫌なジンクスデータですね。
アルファタウリ(トロロッソ):3年以上在籍ドライバーのその後
ドライバー | アルファタウリ (トロロッソ) 在籍年数 |
該当年 | その後の F1キャリア |
---|---|---|---|
S.ブエミ | 3年 | ・2009年 ・2010年 ・2011年 |
F1シート喪失 |
J.アルグエルスアリ | 3年 | ・2009年(後半8戦) ・2010年 ・2011年 |
F1シート喪失 |
J.E.ベルニュ | 3年 | ・2012年 ・2013年 ・2014年 |
F1シート喪失 |
C.サインツ | 3年 | ・2015年 ・2016年 ・2017年(16戦) |
ルノー移籍 |
(調査条件)
- 一度もレッドブルに昇格せず、在籍3年超のドライバー
昇格するドライバーは、総じて2年以内だったということが分かったので。
ではアルファタウリ(トロロッソ)3年以上在籍ドライバーのその後のF1キャリアについても調べてみました。
3年以上在籍したドライバーが4名でした。
ただし一度レッドブルに昇格したことがある、ガスリーやクビアトは除外してあります。
まず注目は、4年以上在籍したドライバーが居ないということ。
そしてトロロッソのシート喪失と同時に、4名中3名もが他チームでシートを得られずF1を去っていることです。
唯一サインツに関して、レッドブルに昇格させたいけど空きが無いような状況だったので。
その結果ルノーに移籍しマクラーレンを経て、昨年はフェラーリで初優勝と大活躍をしています。
生存競争の厳しいF1の世界を現すようなデータ結果です。
いろんなメディアで、角田選手が「勝負の3年目を迎える」と言われているのが頷けるデータですね。
状況が違うので、嫌なジンクスは忘れましょう(笑)
ということで、アルファタウリ在籍3年の過去のデータを調べてみましたが。
角田選手ファンとしては、なんだか嫌なジンクスデータでしたね(汗)
でもよく考えたら、レッドブルの空きシート状況って。
ペレスの契約は2024年末までなので、実質あと2年間は空きが無い状況です。
なので角田選手がどんなに今年活躍しても、他チームに移籍してF1に生き残ったサインツやガスリーと似た状況になる可能性もあります。
そして、これまでのレッドブル・ジュニアドライバーには。
角田選手のように、パワーユニットメーカーと深い繋がりのあるドライバーなんて居ませんでした。
なので、これまでのドライバーと角田選手は状況が大きく異なると言って良いと思います!
ということで、角田選手ファンの皆さん!
調べておいて何ですが、嫌なジンクスデータなんて忘れることにしましょう(笑)
でも確かに、「勝負の3年目」であることに間違いは無いと思います。
なので角田選手には、シーズン序盤からチームメイトを圧倒する走りで自己最高位をガンガン更新してくれることを期待して。
2023年も全力で角田裕毅選手を応援して、F1を楽しむこととしましょう!
以上、アルファタウリに3年在籍したドライバーに関する調査でした!