初リードラップ、初PP、初優勝など、これまで雨絡みで数々の伝説を作ってくれたベッテル。
サンパウロGPは雨予報、最後となる雨レースで再び伝説を作って欲しい!
今日は水曜日、そろそろサンパウロGPの週末が近づいてきました。
長かった今シーズンも、ここからのアブダビGPとの2連戦でいよいよフィナーレです。
雨が多いブラジル・サンパウロだけに、今週末の天気予報をチェックしていたのですが。
どの天気予報サイトを見ても、今週末は雷も含む荒天に見舞われそうな予想です(汗)
その次の、アブダビGPは絶対に雨は降りませんので。
これが今年最後の雨絡みのレース週末となりそうです。
ん、・・・ということは?
雨のレースでこれまで多くの伝説を作ってきた、ベッテルにとってもF1で最後の雨のレースということになりますね(涙)
最後だと思うと、これまでのいろんな雨の思い出が甦ってきました。
なので、これまでの強く印象に残っている雨のシーンを振り返って。
最後の雨となりそうなサンパウロGP、ベッテルの新たな伝説に向けて応援したいと思います!
初めて観たベッテル、雨の鈴鹿!
管理人がベッテルを初めて観たのが、2006年F1日本GP鈴鹿でした。
まだ当時はBMWのテストドライバーとして、金曜フリー走行のみに出走でした。
木曜のサイン会で、ベッテルの姿を見た時には。
こんな感じの、まだあどけなさの残る少年って感じでした。
そして翌金曜日、フリー走行は雨。
2006年F1日本GP、金曜フリー走行。
ベッテルが、初めてF1で鈴鹿を走った日の動画です。きっとこの日から、あんなに鈴鹿を愛してくれるようになったんですよね😊
残り3レース、しっかりこの目に焼き付けて応援したいと思います!#f1jp #F1 #SV5 #DankeSeb pic.twitter.com/u7FT4RGbHv
— みんなでF1 (@minna_de_F1) October 25, 2022
初めて、ベッテルがF1マシンで走行する姿を観たわけですが。
初めて走る鈴鹿、まして雨の状況で。
レギュラードライバーを上回るタイムをポンポン出していました。
「あの若い子、雨めっちゃ速そうだなぁ」
と、とても印象に残ったのを覚えています。
初リードラップは、雨の富士!
2007年F1日本GP富士、再スタート直後。
ハミルトンとアロンソのマクラーレン勢に次いで、トロ・ロッソの新人ベッテルが3番手で通過。
雨のベッテルの凄さを知った、最初のレースでした😊アブダビGPは雨降らないので、今週のブラジルGPが雨のベッテル見納めになりそうですね😢#f1jp pic.twitter.com/UQJgSIEtC0
— みんなでF1 (@minna_de_F1) November 9, 2022
そして、翌2007年。
BMWから代役でF1デビューし、シーズン後半からトロ・ロッソでレギュラーとして戦うことに。
そして迎えた第15戦日本GP、富士スピードウェイ。
大雨によるクラッシュや混乱が多発する中で、タイトルを争うマクラーレン勢に次いで3位表彰台圏内を激走し。
そして一時は首位に立って、なんと初のリードラップも記録しちゃうんですよね!
当時のトロ・ロッソは、シーズン終盤の日本GP時点でまだポイントも獲得していない弱小チーム。
そんなマシンで、チーム初となる予選Q3進出や、レースでも上位陣を掻きまわす走りを魅せてくれたベッテル。
最終的には、無念のクラッシュでリタイアとなってしまいますが。
「雨のベッテル、凄すぎる!」
と感嘆させられた記憶があります。
初PP・初優勝は、雨のモンツァ!
そして、雨のベッテルと言えば。
やっぱり2008年F1イタリアGP、モンツァを思い出される方が多いのではないでしょうか。
このレースを、モンツァで現地観戦できたことは管理人の一生の宝物です。
まず雨の予選、ポールポジションを獲得した時点で相当な驚きでしたし。
迎えた決勝レースでは、スタートから順調に首位を守り。
とはいえトップチームが、どんどん追いついてくるのではと思い観ていたのですが。
追いつかれるどころか、後続をみるみる引き離して独走での優勝!
これには、もはや「雨のベッテル、凄すぎる!」とかいう次元ではなく。
「いつかタイトルを獲得する、偉大なドライバーになるんだろうな」
と感じて、事実その通りになったのも今では良い思い出です。
3度目のタイトルは、雨のサンパウロ!
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管理人が現地観戦してないレースでは、この2012年ブラジルGPが印象に残っています。
フェラーリのアロンソとのタイトル争いで迎えた最終戦。
4位以内で自力チャンピオン決定のベッテルですが、スタート直後にスピンでまさかの最下位に転落。
このままベッテルがノーポイントの場合、アロンソは3位以上で逆転タイトルという状況。
万事休すかと思われたベッテルが、強く降り出した雨を味方にして猛烈なリカバリーを見せて。
終わってみれば、ベッテルが6位まで挽回。
逆転には優勝が条件となるアロンソが2位に終わったことで、ベッテルの3度目のタイトルが決まったんですよね。
1周目にスピンしてコースの逆を向いた時は、誰もが「終わった」と思ったはず。
そこからの奇跡のリカバリーは、まさに雨のベッテルだったから成しえた偉業だったのではないでしょうか。
最後に目に焼き付けた雄姿も、雨の鈴鹿!
そして、先日の2022年F1日本GP鈴鹿。
スタート直後に、管理人が観ていたB2-3席の目の前でベッテルがスピンして泣きそうになりましたが。
レース再開後に見事な戦略とリカバリーで、ドライバー・オブ・ザ・デイに輝いたのは記憶に新しいですよね!
現地観戦という意味では、これがベッテルのF1で戦う姿の見納めとなったわけですが。
最後に目に焼き付けた姿もやっぱり、雨のレースでした。
こうやって、あらためて振り返てみると。
「ベッテルと雨」の組み合わせって、とても起きなそうな奇跡を起こしてくれていることが分かりますよね!
冒頭の予報の通り、サンパウロGPは雨絡みのレースになる可能性が高そうです。
現地のお客さんには申し訳ないですが、もうこうなったら雨を期待して。
「とても起きなそうな奇跡」を、最後にもう一回ベッテルに起こしてもらいたい!
最後に、一体どんなミラクルを起こしてくれるのかを楽しみにして。
最後の雨のベッテルの雄姿、全力で応援したいと思います!
以上、雨のベッテルについての振り返りでした!