ハンガリーGPと並び、F1初優勝達成の多いカナダGP。
フェラーリファンはサインツ、波乱のレースになればラッセルに注目してみましょう!
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2022年F1第9戦カナダGPが開幕しています。
日本時間では過酷な時間帯の寝不足GP、このあと日曜早朝に予選が行われます。
3年ぶりに開催となったカナダGP、金曜フリー走行からお客さんも多く入ってましたね!
雨も降らずドライコンディションで行われ、久しぶりのカナダGPの雰囲気を楽しめました。
そういえば、カナダGPって。
昨年、「F1初優勝が達成されるのは、どのグランプリが多いか?」を調べたのですが。
1987年以降では、カナダGPでの初優勝がもっとも多かったんです!
今回も、もしかしたら「初優勝シーン」が見れちゃうかもなんて期待してしまいます。
なのでカナダGP予選と決勝の前に、あらためてこのデータを振り返っておきましょう!
F1ドライバー 初優勝一覧(1987年以降)
ドライバー | 年度 | 達成GP |
---|---|---|
E.オコン | 2021年 | ハンガリーGP |
S.ペレス | 2020年 | サクヒールGP |
P.ガスリー | 2020年 | イタリアGP |
C.ルクレール | 2019年 | ベルギーGP |
V.ボッタス | 2017年 | ロシアGP |
M.フェルスタッペン | 2016年 | スペインGP |
D.リカルド | 2014年 | カナダGP |
P.マルドナド | 2012年 | スペインGP |
N.ロズベルグ | 2012年 | 中国GP |
M.ウェバー | 2009年 | ドイツGP |
S.ベッテル | 2008年 | イタリアGP |
H.コバライネン | 2008年 | ハンガリーGP |
R.クビサ | 2008年 | カナダGP |
L.ハミルトン | 2007年 | カナダGP |
F.マッサ | 2006年 | トルコGP |
J.バトン | 2006年 | ハンガリーGP |
J.トゥルーリ | 2004年 | モナコGP |
F.アロンソ | 2003年 | ハンガリーGP |
G.フィジケラ | 2003年 | ブラジルGP |
K.ライコネン | 2003年 | マレーシアGP |
J.P.モントーヤ | 2001年 | イタリアGP |
R.シューマッハ | 2001年 | サンマリノGP |
R.バリチェロ | 2000年 | ドイツGP |
E.アーバイン | 1999年 | オーストラリアGP |
M.ハッキネン | 1997年 | ヨーロッパGP |
H.H.フレンツェン | 1997年 | サンマリノGP |
O.パニス | 1996年 | モナコGP |
J.ヴィルヌーブ | 1996年 | ヨーロッパGP |
D.クルサード | 1995年 | ポルトガルGP |
J.ハーバート | 1995年 | イギリスGP |
J.アレジ | 1995年 | カナダGP |
D.ヒル | 1993年 | ハンガリーGP |
M.シューマッハ | 1992年 | ベルギーGP |
A.ナニーニ | 1989年 | 日本GP |
T.ブーツェン | 1989年 | カナダGP |
(調査条件)
- 1987年以降に初優勝が達成されたグランプリ
- 2022年F1第8戦アゼルバイジャンGP終了時点
1950年代など古すぎる時代は、当時の背景やドライバーが分からないため。
管理人がF1を見始めた、1987年以降の初優勝ドライバーとグランプリを調査しました。
昨年調べた結果を、現時点のデータにアップデートしました。
1987年以降、35シーズンで35名のドライバーが初優勝を達成しています。
昨年は、ハンガリーGPでエステバン・オコンが初優勝したように。
平均すると、ちょうど1シーズンで1名が初優勝を遂げていることになります!
統計データ的には、今年もどこかのグランプリで誰かが初優勝を遂げるはず。
ということですよね!
初優勝回数別 グランプリ一覧(1987年以降)
初優勝回数 | 達成GP |
---|---|
5回 | カナダGP |
ハンガリーGP | |
3回 | イタリアGP |
2回 | サンマリノGP |
スペインGP | |
ドイツGP | |
ベルギーGP | |
モナコGP | |
ヨーロッパGP | |
1回 | イギリスGP |
オーストラリアGP | |
サクヒールGP | |
中国GP | |
トルコGP | |
日本GP | |
ブラジルGP | |
ポルトガルGP | |
マレーシアGP | |
ロシアGP |
(調査条件)
- 1987年以降に初優勝が達成されたグランプリ
- 2022年F1第8戦アゼルバイジャンGP終了時点
初優勝達成回数の多いグランプリ、ランキングも最新に更新しました。
昨年のオコンの初優勝で、ハンガリーGPがトップのカナダGPでの5回に並びました!
イタリアGPの3回を除くと、他は2回以下のグランプリばかりなので。
このカナダGPとハンガリーGPでの5回は突出していることがよく分かりますよね。
カナダGPでの初優勝は以下5回です。
- 2014年:D.リカルド
- 2008年:R.クビサ
- 2007年:L.ハミルトン
- 1995年:J.アレジ
- 1989年:T.ブーツェン
2014年のリカルドが最後なので、なんかそろそろ起きそうな予感もします(笑)
ちなみに現在100勝を超えるハミルトンも、最初の勝利は2007年カナダGPで達成してます。
この佐藤琢磨のオーバーテイクもあったし、2007年カナダGPってもはや伝説級のレースですね(笑)
フェラーリ、サインツ初優勝に期待!
現役F1ドライバー20名のうち、まだ優勝経験のないドライバーは半分の10名。
そのうち、もっとも初優勝に近いのはやっぱりフェラーリのカルロス・サインツですよね!
今回のカナダGP、フェラーリのルクレールがPU部品交換で10グリッド降格ペナルティが決定しています。
フェラーリファンには辛い展開です(涙)
でもサインツにとっては、これは初優勝へのチャンスが高まったということです!
金曜フリー走行では、2位、3位とまずまずの出足を見せてくれているサインツ。
このカナダGPでのチャンスを掴んで、負の連鎖を断ち切ってぜひ今シーズンの流れを変えて欲しいです。
ということで、管理人はこのカナダGPはサインツ推しでいきます(笑)
波乱の展開なら、ラッセルにもチャンスあり?
そしてもう一人、初優勝が近いドライバーとして。
メルセデスのジョージ・ラッセルも忘れてはいけませんね!
金曜フリー走行では、6位、7位と今シーズンの定位置あたりをキープしています。
レッドブルとフェラーリ、2強との壁は正直相当厳しそうですが。
過去のカナダGPでの初優勝のケースを振り返ると、まさかの展開による初優勝も多いので。
もし波乱のレース展開となれば、ラッセルにも初優勝のチャンスがあるはずです。
ウィリアムズ時代に、まったく入賞できないレースが続いた鬱憤を晴らすかのように(笑)
今シーズンこれまで8レース、すべて5位以内で完走しているラッセル。
これは波乱の展開となった時に、チャンスをモノにできる然るべき順位にいるということですよね。
F1の歴史に名を残すような偉大なドライバーは、そんなチャンスを必ずモノにしてきているので。
カナダGPは、ラッセルにも注目して応援することにしましょう!
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ということで、初優勝が多いカナダGPの状況を見てきました。
とにかく今回、フェラーリはルクレールの10グリッド降格が痛い。
普通のレース展開であれば、4位が望みうる最高の結果となるのではないでしょうか。
レッドブルやマックスとの差、いかにダメージを最小限に留めるかという意味では。
フェラーリにとっては、サインツの頑張りがとても重要になってくるはずです。
果たしてサインツがここで負の連鎖を断ち切り、カナダGPで初優勝を遂げることができるのか?
それとも波乱の展開となり、ラッセルが勝ち名乗りをあげることになるのか?
ここカナダでは、「初優勝」というキーワードにも注目して。
このあとの予選も決勝も、楽しむこととしましょう!
以上、初優勝の多いカナダGPについてでした!