シーズン開幕9戦で6勝を挙げながらも、タイトルを逃したドライバーなんて存在するのか?

調べてみた
© Oracle Red Bull Racing
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カナダGP優勝で、今シーズン9戦6勝のマックス。

こんなに勝ちまくったのに、タイトル獲得できないケースがあったのか調べてみました!

 

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今週はF1開催がありません。

なので、今シーズンここまでのいろんなデータを眺めたりしています。

 

シーズン開始当初は、フェラーリ圧勝の年になるかと思われたのですが。

これまで9戦して、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが6勝と圧倒的優位に立っています。

 

そんなデータを眺めていたら、またふと疑問が頭にわいてきました。

『シーズン開幕9戦で6勝もしたのに、タイトルを逃したドライバーなんて居ないのでは?』

 

近年のメルセデス・ハミルトンや、黄金時代のフェラーリ・シューマッハなんかが達成していると思いますが。

さすがにこれだけ勝ちまくると、タイトルを逃すことなんてまず無いような?

 

これは気になってきましたので。

さっそく調べてみることにしました!

 

 

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第9戦終了時の最多勝ドライバーと勝利数

年度 第9戦終了時
最多勝ドライバ―
第9戦終了時
勝利数
タイトル
2022 M.フェルスタッペン 6 勝
2021 M.フェルスタッペン 5 勝
2020 L.ハミルトン 6 勝
2019 L.ハミルトン 6 勝
2018 L.ハミルトン 3 勝
S.ベッテル 3 勝 ×
2017 L.ハミルトン 3 勝
S.ベッテル 3 勝 ×
2016 N.ロズベルグ 5 勝
2015 L.ハミルトン 5 勝
2014 L.ハミルトン 5 勝
2013 S.ベッテル 4 勝
2012 F.アロンソ 2 勝 ×
M.ウェバー 2 勝 ×
2011 S.ベッテル 6 勝
2010 S.ベッテル 2 勝
M.ウェバー 2 勝 ×
L.ハミルトン 2 勝 ×
J.バトン 2 勝 ×
2009 J.バトン 6 勝
2008 L.ハミルトン 3 勝
F.マッサ 3 勝 ×
2007 K.ライコネン 3 勝
2006 F.アロンソ 6 勝
2005 F.アロンソ 4 勝
2004 M.シューマッハ 8 勝
2003 M.シューマッハ 4 勝
2002 M.シューマッハ 6 勝
2001 M.シューマッハ 5 勝
2000 M.シューマッハ 5 勝
1999 M.ハッキネン 3 勝
1998 M.ハッキネン 4 勝
M.シューマッハ 4 勝 ×
1997 J.ヴィルヌーブ 4 勝
1996 D.ヒル 6 勝
1995 M.シューマッハ 5 勝
1994 M.シューマッハ 6 勝
1993 A.プロスト 6 勝
1992 N.マンセル 7 勝
1991 A.セナ 4 勝
1990 A.セナ 4 勝
A.プロスト 4 勝 ×
1989 A.セナ 4 勝 ×
1988 A.セナ 5 勝
1987 N.マンセル 3 勝 ×

赤字:6勝以上

(調査条件)

  • 1987年以降のシーズンを調査
  • 2022年F1第9戦カナダGP終了時点

 

管理人がF1を見始めた、1987年以降の35シーズン。

第9戦終了時点の最多勝ドライバー勝利数、そしてそのシーズンのタイトル可否をまとめてみました。

 

第9戦終了時点で6勝以上を挙げたのが、35シーズン中で11回もあります。

確率31.4%なので約3シーズンに1回ということ、これは意外に多くてちょっとビックリ!

 

そして、その11回はすべてタイトル獲得していることが分かりました。

これはマックスにとっては、素晴らしい統計データですね!

 

 

でもまぁ、調べておいて何ですが。

シーズン前半にこれだけ圧勝していれば、そりゃそうだろなとも思います(笑)

 

歴史に残るような圧勝のシーズンが多い中で、でもよくよく見てみると。

  • 2006年
  • 1996年
  • 1994年

この3シーズンは、最終戦までタイトル決定が縺れたシーズン。

 

なのであながち、独走のシーズンばかりということでも無さそうですね。

 

 

第9戦終了時の最多勝ドライバー、タイトルを逃したのは3回だけ

年度 第9戦終了時
最多勝ドライバ―
第9戦終了時
勝利数
タイトル
2012 F.アロンソ 2 勝 ×
M.ウェバー 2 勝 ×
1989 A.セナ 4 勝 ×
1987 N.マンセル 3 勝 ×

 

さらにデータを見ていて、面白いことに気付いたのですが。

 

6勝以上どころか、そもそも第9戦終了時点の最多勝ドライバーが。

タイトルを逃したのって、このたった3シーズンだけなんです。

 

確率では8.6%なので、よほどのことが無い限りタイトルを獲得している感じです。

 

たしかにこの3シーズン、ちょっと特殊なシーズンでした。

 

2012年

© planetf1.com

マルドナド師匠をはじめ、開幕から7戦連続して勝者が異なるというとても珍しい状況。

第9戦時点で、2勝が2人、1勝が5名という大混戦だったシーズンです。

 

 

1989年

© F1 in the 2000s Twitter

アイルトン・セナは第9戦時点で最多の4勝を挙げるも、残り5レースはなんとすべてリタイア。

そんな珍しい状況の中、きっちりポイントを稼いでいたプロストにタイトルを奪われた形。

 

 

1987年

© Zdravko Twitter

ナイジェル・マンセルが第9戦時点で最多の3勝ですが、ピケ・セナ・プロストがそれぞれ2勝で、四天王で優勝を分け合う大混戦。

そしてこの時点でノーポイントが4回もあったマンセルに対して、ピケがきっちりポイントを稼ぎタイトルを奪ったシーズン。

 

 

この該当シーズンのキーワード、こんな感じでしょうか?

  • 「大混戦」
  • 「勝利数を上回る、ノーポイント回数」

 

今年のマックスには、どれも当てはまらなそうなキーワードですね!

 

 

統計データ的には、マックスに死角なし!

© Oracle Red Bull Racing

 

ということで、第9戦終了時点の最多勝利数データを見てきましたが。

  • 「6勝以上挙げて、タイトルを獲れなかったシーズンは無い」
  • 「最多勝ドライバーは、余程のことが無い限りタイトルを獲る」

そんなことが、データから分かってきましたね。

 

あくまで統計データとはいえ。

これはマックスファンにとっては、今年のタイトル獲得間違いなしって思っちゃいますよね!

 

一方フェラーリファンにとっては、なんとも不吉なデータ。

管理人も今年はフェラーリ推しなので、調べるんじゃなかったとちょっと後悔(笑)

 

 

でもまぁ、あくまで統計データですし。

「第9戦終了時」ってのもたまたま今日調べた時期なだけであって、深い意味は無いので(笑)

 

こんな統計データもあったよな、と心の片隅に置きながら。

今シーズンのタイトル争い、今後も白熱するよう祈りながら楽しみに次戦を待つこととしましょう!

 

以上、第9戦終了時点の最多勝利についての調査でした!

 


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