【2023年 F1日本GP鈴鹿】西エリア券 詳細レビュー

鈴鹿 観戦席ガイド
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鈴鹿サーキット全観戦席の眺めや見え方、オススメシートや避けたい金網・電柱視界情報など。

全席詳細レビューを全19回で実施、第7回はコスパ世界一「西エリア」です!

 


2023年F1日本GP、9月に鈴鹿サーキットで開催されます。

チケット一般販売開始の5月14日(日)に向けて、全19回に分けて全席の詳細レビューを行います。

 

レビュー内容は全席共通、全観戦席のリンクはこちら。

【2023年 F1日本GP鈴鹿】全観戦席レビュー
鈴鹿サーキット全観戦席、F1マシン走行ビューと金網・電柱などの視界情報。 5月14日のチケット一般販売開始に向け公開するので、ぜひチェックしてください! F1日本GP鈴鹿、チケット一般販売開始の5月14日(日)まであと少し。 鈴鹿サーキット...

ぜひブックマークしてご利用ください。

 

第7回は、鈴鹿だけでなく世界一のコストパフォーマンスを誇る西エリアです。

さっそくレビューしていきたいと思います!

 

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2022年からの変更点

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まずは概略図で、2022年からの西エリア変更点を確認しておきましょう。

 

まず2023年の西エリア券で観戦できるのは、青いエリアの「L」「M」「N」「P」です。

 

昨年まで観戦できた、「O」「G」は2023年は指定席に格上げとなり入場できません。

「H」新設指定席や、「I」ヘアピン指定席にも当然入場できません。

 

 

詳細マップがこちらです。

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このマップの、赤色場所で観戦が可能です。

 

「L」「M」「N」「P」の大きな4つの観戦エリア以外では。

特にエリア名は無いですが、200R近辺も観戦できるエリアです。

 

 

さらに、4月24日段階でまだ正式発表はありませんが。

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「Jエリア」「デグナー場外エリア」でも観戦可能と想定しています。

(2022年は、開催直前になり解放が発表されました)

 

よって、レビューは以下7地点での観戦を想定して進めていきます。

  • Lエリア
  • Mエリア
  • Nエリア
  • Pエリア
  • 200R
  • Jエリア
  • デグナー場外エリア

 

 

【2023年8月31日追記】

【2023年 F1日本GP鈴鹿】西エリア、観戦場所拡大!
ヘアピンからスプーンにかけての通路一帯、2023年から大半で観戦可能となっています! 鈴鹿サーキットでマシンに最接近できる観戦ポイント、特に要チェックです! 今日も朝から、仕事をサボりつつF1情報をSNSでチェックしていたのですが。 フォロ...

「ヘアピン周辺通路」「200R~スプーン通路」が観戦可能エリアとして追加されています。

 

【2023年9月20日追記】

「Jエリア」「O仮設席前」「デグナー場外」が観戦可能エリアとして追加されています。

 

 

西エリアのF1マシン走行ビュー

 

では、西エリア×7地点のF1マシン走行ビューをチェックしていきましょう。

 

こちら、みんなでF1YouTubeチャンネルに公開した2023年版動画です。

  • 西エリアの観戦ビュー
  • 収録エリア:Lエリア/Mエリア/Nエリア/Pエリア/200R/Jエリア/デグナー場外
  • 収録年度:2022年/2019年/2018年/2017年/2011年/2009年/2005年/2004年 F1日本GP

 

実際の観戦視界に近いよう、なるべくズームを使わず等倍で撮った動画を掲載しています。

すべてF1マシンの走行動画なので、視界だけでなく目視可能時間も参考にご覧ください!

 

 

西エリアの特長として、観戦エリアの多くは土手に丸太が並んでるだけです。

なので2022年のように雨が降ると、かなりの苦行となることは覚悟しておいてください。

 

ただしその分チケット料金はとても安く、3日間で破格の10,000円となります。

こんなに多くの選択肢のある観戦エリアで、F1決勝が1万円で観れるチケットなんて世界中どこを探しても無いです!

 

なので鈴鹿一どころではなく、世界一のコストパフォーマンスチケットだと思って良いです!

 

 

そんな世界一のコスパチケット。

では、各観戦エリアからの走行ビューと特長を見てみることにしましょう。

 

Lエリア(スプーンカーブ入り口)

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(主な特長)

  • スプーン一つ目で、高速コーナリングするF1マシンを観ることができるエリア。
  • スプーン二つ目は、下り坂となっているので途中までしか見えない
  • コースから、距離はやや遠い
  • 金網被り無く観戦できる場所が多い。
  • 近年は、スプーン一つ目でオーバーテイクもそれなりにある。

 

 

Mエリア(スプーンカーブ中央)

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(主な特長)

  • スプーン一つ目と二つ目、両コーナーを広範囲に観ることができるエリア。
  • 西ストレートまでは見えない
  • コースから、距離はかなり遠い
  • 金網被り無く観戦できる場所が多い。
  • 近年は、スプーン一つ目でオーバーテイクもそれなりにある。

 

 

Nエリア(スプーンカーブ出口)

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(主な特長)

  • スプーンカーブ全景を、視界良く観ることができるエリア。
  • 西ストレートも、前半かなりの部分まで観ることができる
  • コースから、距離はやや遠い
  • 視界の大半は金網被りは無いが、目の前のコースは金網被りの視界となる。
  • 近年は、スプーン一つ目でオーバーテイクもそれなりにある。

 

 

Pエリア(130R 出口)

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(主な特長)

  • 130R出口からシケイン進入までを、目の前で観ることができるエリア。
  • ターン7からの立ち上がりも観れるので、1周で2回同じマシンを観れる
  • 両視界ともF1マシンの通過速度は速く、可視時間は意外に短い
  • ターン7立ち上がりも目の前のコースも、金網被りの視界となる。
  • シケイン進入でのオーバーテイクバトル、観れる可能性は高い

 

 

200R

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(主な特長)

  • 鈴鹿随一の、F1マシンとの最接近を楽しめるエリア
  • 目線の高さで、F1マシンが向かってくる大迫力は唯一無二
  • 他のエリアと異なり、丸太すらなく立ち見必須の観戦
  • 金網被り確定
  • F1マシンの可視時間は一瞬、レースよりもフリー走行で観戦がオススメ

 

 

Jエリア

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  • ヘアピン立ち上がりから、F1マシンの加速性能の凄さを体感できるエリア。
  • 指定席だった当時と異なり、低い位置からの視界となるため見晴らしは良くない。
  • このエリアに到達するには、77段の階段を駆け上がる必要がある
  • 金網被り確定
  • 高速で通過していくため、F1マシンの可視時間は思ったより短い

 

 

デグナー場外エリア

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  • デグナーを高速で駆け抜ける、F1マシンのコーナリング性能の凄さを体感できるエリア。
  • 2022年、看板が設置されたためデグナー2つ目の視界は悪かった
  • 上段を除き、金網被りの視界がほとんど
  • 観覧車を背景にしたカメラスポットのため、上段はカメラマン勢で混雑している
  • 予想以上に高速で通過するため、F1マシンの可視時間は思ったより短い

 

 

7つのエリアに分けて観戦ビューを見てみました。

エリアによって、まったく特長が異なりますよね(笑)

 

逆に言うと、こんなにいろんな性格のエリアから観戦できるということです。

「西コース内での自由席」というチケットなので、セッションごとにいろんなエリアで観てみることをオススメします。

 

 

なお鈴鹿サーキット公式HPには、指定席の動画はアップされているのですが。

西エリアは動画がまったくアップされておらず、写真もほとんど掲載されていません。

 

なので、ぜひ当サイトのYouTube動画にて。

西エリアでの実際のF1マシン走行ビューをチェックしてみてください!

 

 

オススメシート

もっとも快適な観戦エリアは?

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「Pエリア」をオススメします!

(主な理由)

  • 西エリアでグランドスタンドからもっとも近い
  • Q2スタンド下で、雨宿りができる
  • 130Rオアシス最終コーナー裏オアシスも、比較的近い!

 

とは言っても、観戦する場所はこの写真のような感じで土手に丸太があるだけなので。

このエリアに限らず、西エリアチケット購入の場合には「椅子持参」がオススメ!

 

指定席よりも、足元や左右の間隔も広めに取れるので快適になるはずです!

 

 

 

もっともF1マシンの迫力を感じられるエリアは?

 

「200R近辺」をオススメします!

(主な理由)

  • とにかく、F1マシンからの距離が近い
  • 目線の高さでF1マシンが向かってくる姿は圧巻!
  • 速度・音・視界ともに、唯一無二の迫力を楽しめる!

 

もう一度、ぜひこの観戦動画を見てください!

(再生ボタンを押せば、200Rの走行シーンから始まります

 

E-1席(ターン7)やA-1席(メインストレート)、I席(ヘアピン)もコースからは近くて大迫力です。

ただし、これらの席はすべてF1マシンを横から観る形になります。

 

対してこの200R近辺は、正面方向からF1マシンが自分に向かってくるようなイメージです。

と、言葉で書いても分かりづらいので、ぜひ動画をご覧ください(笑)

 

 

場所も分かりづらいかもなので、あらためて確認しておきましょう。

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このあたりになります。

 

ただし、この近辺は座席に類するようなものは全くありませんので。

なのでレースではなく、フリー走行でぜひ観戦することをオススメします!

 

 

 

もっとも長時間マシンを観られるのは?

 

「Nエリア」をオススメします!

 

スプーンカーブへの進入から、バックストレートの半分くらいまで観れます。

管理人調べでは、ドライコンディションでおよそ13~14秒間くらい目視できるはずです!

 

例えば「Pエリア」は1周で2回観れますが、でも可視時間という意味では速すぎてあっという間に過ぎ去っていくので。

 

「推しドライバーの姿を、できるだけ長く観ていたい!」

そんな観戦スタイルには、この「Nエリア」がオススメです!

 

ただし、ここは鈴鹿サーキット最果ての地です。

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雨が降ったりすると、こんな道を突き進んでいく強い意志が必要となります(笑)

 

 

 

F1マシンならではの、高速コーナリングを楽しむには?

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「Lエリア」をオススメします!

 

スプーンカーブ一つ目の進入、ぜひドライコンディションで観てみてください!

300km/h近くからほとんど速度を落とさず、F1マシンの圧巻の高速コーナリングを楽しめるはずです。

 

 

ちなみにスプーンカーブと言うと、遠くて大変なイメージを持たれる方が多いですが。

実は「Lエリア」までは、ほぼ舗装された道だし意外に近いです。

 

そこから未舗装の「Mエリア」を通り、最果ての「Nエリア」まで行くのは確かに大変ですが(笑)

 

東コースの1~2コーナーに匹敵する、高速コーナリングを楽しめる場所なので。

意外に近いので、ぜひ「Lエリア」までは足を運んでみてください!

 

 

ということで、西エリアは観戦場所が多岐にわたり性格が全く異なるので。

これまでの指定席レビューとは少し変え、目的別にオススメエリアをご紹介しました。

 

観戦目的でマッチするものがあれば、ぜひこのオススメエリアでの観戦を検討してみてください!

 

 

総合評価

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では最後に、この西エリア券を5つの軸で評価したいと思います。

 

快適性
  • どのエリアも、グランドスタンドからの距離は遠い(最短:Pエリア20分、最長:Nエリア60
  • Pエリアを除き、どのエリアも近隣に売店はほぼ無い
  • トイレはあるが、ほぼすべてのエリアが仮設トイレ

などの理由で、星1つとしました。

 

ご参考に、2022年のLエリア裏手はこんなイメージでした。

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気持ち程度の雨宿りテントと、売店や仮設トイレの数も多くないです。

 

視界
  • スプーンエリアは、広範囲で視界良好
  • スプーン以外のエリアは、視界は良いが高速走行なので短時間しか観れない
  • 金網・電柱などが気になっても、自由席なので移動できる

などの理由で、星4つとしました。

今年から西エリアはスプーン中心のチケットとなるため、昨年より評価を一つ上げています。

 

迫力
  • 200Rのマシンからの近さと視界は、鈴鹿サーキットで唯一無二
  • スプーン一つ目の高速コーナリングは、一見の価値ある迫力
  • スプーン以外は、F1マシンの最高速度を間近で堪能できるエリアが多い
  • エリアにもよるが、オーバーテイクの可能性もゼロではない

などの理由で、星5つとしました。

特長の異なる迫力を様々なエリアで楽しめるため、昨年より一つ評価を上げました。

 

コスパ
  • 全観戦席の中で、もっとも安いチケット料金
  • 自由席観戦に慣れていて観戦場所も吟味すれば十分過ぎるほど楽しめる
  • 1万円のチケット料金で決勝レースも観れるのは、世界的にとても稀

などの理由で星5つとしました、星6つとか7つでも良いくらいです(笑)

 

初心者オススメ
  • 全エリアともスクリーンが無く、レース展開は把握しづらい
  • 雨対策、泥沼対策、売店・トイレ不足など、初心者には観戦のハードルが高い
  • Pエリアはそれなりに快適度もあるが、観戦場所の確保は大変
  • 1万円でのお試し感覚と割り切って、F1レースをとりあえず観てみる分にはアリ

などの理由で、星1つとしました。

 

 

「快適さも求める初観戦」には、少々辛い西エリア券ですが。

  • 「とにかく一度、F1を観てみたい」
  • 「自由席観戦には慣れている」

そんな方には、世界一のコスパチケットです!

 

F1観戦において、何を重視してチケット購入するかは人それぞれです。

ぜひこれらの評価軸をご参考に、西エリア券での観戦を検討してみてください!

 


以上、西エリア券の詳細レビューでした。

 

今後の公開スケジュールはこちら。

【2023年 F1日本GP鈴鹿】全観戦席レビュー
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第8回は新設O席のレビューです、ぜひまたチェックしてみてください!