鈴鹿サーキット全観戦席の眺めや見え方、オススメシートや避けたい金網・電柱視界情報など。
全席詳細レビューを全19回で実施、第12回は後方一直線視界が特長のR席です！
2023年F1日本GP、9月に鈴鹿サーキットで開催されます。
チケット一般販売開始の5月14日(日)に向けて、全19回に分けて全席の詳細レビューを行います。
レビュー内容は全席共通、全観戦席のリンクはこちら。
ぜひブックマークしてご利用ください。
第12回は、F1マシンを真後ろから一直線に観ることができる「R席」です！
さっそくレビューしていきたいと思います！
R席からのF1マシン走行ビュー
まずこちら、みんなでF1YouTubeチャンネルに公開した2023年版動画です。
- R席からの観戦ビュー
- 収録年度：2003年F1日本GP、Ferrari Racing Days 2022デモラン
2022年にはR席で観戦しなかったので、過去動画を追加・再編集しました。
実際の観戦視界に近いよう、なるべくズームを使わず等倍で撮った動画を掲載しています。
ただしデモラン動画は雨で速度が遅いため、視界の参考情報にして頂ければと思います。
まずは、R席の位置確認からです。
© 鈴鹿サーキット
シケイン側の「Q1席」と、ホームストレート側の「S席」に挟まれる位置にあります。
なので両端の席に寄れば寄るほど、両席と似たような視界となります。
R席は複数のエリアには分かれていません。
なのでチケット料金は、どの席も共通で50,000円です。
全指定席の中で5番目に高い料金帯なので、やや高額部類のチケットとなります。
ではR席からの、走行ビューと特長を見てみましょう。
R席（シケイン側の視界）
© みんなでF1
R席（ホームストレート側の視界）
© みんなでF1
（主な特長）
- コースやマシンから、距離はかなり近い
- 座席位置にもよるが、遠目にシケインを観ることができる
- ピットロードへ進入するマシンがよく見える
- 座席によっては、ピット作業も遠目に見える
- 一部の席からは、ホームストレートを一直線に観ることができる
まず何と言っても、R席の最大の特長はこちらです。
「ホームストレートを後方から、一直線に観ることができる」
鈴鹿サーキットの中でも、唯一無二の景観となります。
この絶景が大好きで、管理人は金曜フリー走行でよく観に行っています。
ちょうど、スタンドのほぼ中央に位置するこの絶景ポイント（詳細後述）
そこからシケイン側やホームストレート側に寄ると、両隣のQ1席やS席にどんどん視界は似ていきます。
R席と言えば、このストレート後方一直線の視界だと思っていますので。
ぜひYouTube動画でチェックしてみてください！
2022年からの変更点
© みんなでF1
2023年は、多くの観戦席で仮設スタンドが増設されているため。
R席にはこの巨大仮設スタンド復活を期待していたのですが（笑）
残念ながら、2023年はR席への臨時仮設スタンド増設はありません。
その昔は、このR席にはこんな巨大仮設スタンドがそびえ立っていましたが。
現在はR席の後方に、「R-BOX席」や「GRAN VIEWシート」があるため。
今後についても仮設席は設置されないのでは、と想定しています。
なので、R席については視界に影響する2022年からの変更点はありません。
視界情報詳細
Cブロック 最後列
© みんなでF1
メインストレートやシケインの視界については、一部は金網被りとなります。
ただ「金網被り」については好みの問題になってくると思うので、参考情報を程度にご覧ください！
こちらCブロック最後列から、ホームストレート側の視界です。
S席に近い視界となるので、ホームストレートのレコードライン上は金網被りします。
ただし、シケイン側の視界に目を向けると。
© みんなでF1
ホームストレート側から見上げる形になるので、このように金網は被りません。
なので、どうしてもシケインを金網被り無く観たい場合には。
「A～Cブロック、最後列に近い座席」を確保すると良いと思います！
Hブロック 最後列
© みんなでF1
スタンド中央付近のHブロックまで来ると、シケイン側はこのように金網だけでなく柵までモロ被りです。
ただし、こちらは後述のオススメシートからのシケイン側ビューです。
その分、ホームストレート側は絶景視界となるわけで。
このあたりは好み次第だと思っています。
ご自身の好みが、シケイン側の視界なのか？ホームストレート側の視界なのか？
観戦スタイルと鑑みて、チケット購入時の参考情報としてください！
オススメシート
© みんなでF1
このR席最大の特長は、「ホームストレートを一直線に観れる」ことです。
どのあたりの座席位置が一直線となるのか、Ferrari Racing Days 2022に昨年行ってきた際に詳細調査しました。
この写真は、「Hブロック 18列9番」に座って撮りました。
ここがストレートのちょうどド真ん中に一直線でした（笑）
2022年F1観戦時も、マシン走行の無い木曜日に同じ席でチェックしてきましたが。
© みんなでF1
観覧車も入れて写真に撮るとこんな感じで、晴れていたら鈴鹿市街の先に伊勢湾まで見渡せる絶景スポットです！
この座席からホームストレートに向けて、赤い矢印上がオススメ席となります。
ただし、下段席だと目の前の金網にせっかくの視界が被ってしまいます。
なので、オススメは上段の「Hブロック 14～19列」で。
かつ、赤矢印にできるだけ近い席がオススメです！
座席表と照らし合わせてみると。
© 鈴鹿サーキット
このオススメシート近辺で、ほぼ一直線上にストレートを観ることができます！
なおこの座席表はあくまで略図なので、多少ズレる可能性があることはご了承ください。
やや左にズレると、レコードラインと一直線となりますし。
多少左右にズレても、ド真ん中からややズレるだけなので大差ないと思います！
管理人は、残念ながらフリー走行しか観たことはありませんが。
おそらく決勝スタートでは、20台のマシンがスタートする姿を後方から一直線に観るだけで圧巻の迫力のはず。
そんなシーンが期待できるこのオススメポイントでの観戦、ぜひご検討ください！
総合評価
© みんなでF1
では最後に、R席をいつもの5つの軸で評価したいと思います。
快適性
- グランドスタンドから、距離はとても近い
- メインゲートからは、最終コーナーエントランス経由でショートカットすれば至近距離
- シケインオアシスがとても近く、食事の選択肢は豊富だがやや混雑気味
- 近辺に常設トイレが多くあり、まったく困らない
- 雨宿り場所のテントもあるし、グランドスタンド下やQ2スタンド下で雨宿りもできる距離
などの理由で、星5つとしました。
視界
- どの席からも、シケインから最終コーナー、ホームストレートまで視界は広い
- ストレートを後方一直線に観れる、オススメシートからの視界はR席唯一無二の価値
- 座席によっては、遠目で下位チームのピット作業を観ることもできる
などの理由で、星5つとしました。
迫力
- 座席によっては、スタートの迫力が楽しめる
- シケインでのオーバーテイクは期待できるが、しっかり観える座席は少ない
- 座席によってホームストレートでのバトルは観れるが、後方から遠目に観る形となる
- F1にとっては最終コーナーはストレートなので、高速コーナリングの醍醐味は味わえない
などの理由で、星3つとしました。
コスパ
- 全観戦席の中で、5番目に高いチケット料金帯
- 一部座席ではあるが、ストレート後方一直線という唯一無二の価値がある観戦席
- やや迫力には欠けるが、総じてチケット料金に見合った価値
などの理由で、星3つとしました。
初心者オススメ
- スクリーンがあり、レース展開を把握しやすい
- 座席によってオーバーテイクは期待できるが、目の前で観れるわけではない
- 2023年から5万円台となり、高額感が増したため初観戦にはハードルの高い金額
- F1マシンを絶景とともに楽しむという、やや玄人向けな席
などの理由で、星3つとしました。
F1観戦において、何を重視してチケット購入するかは人それぞれです。
ぜひこれらの評価軸をご参考に、R席での観戦を検討してみてください！
以上、R席の詳細レビューでした。
今後の公開スケジュールはこちら。
第13回はS席のレビューです、ぜひまたチェックしてみてください！