鈴鹿サーキット全観戦席の眺めや見え方、オススメシートや避けたい金網・電柱視界情報など。
全席詳細レビューを全19回で実施、第10回はコスパに優れるQ1席です!
2023年F1日本GP、9月に鈴鹿サーキットで開催されます。
チケット一般販売開始の5月14日(日)に向けて、全19回に分けて全席の詳細レビューを行います。
レビュー内容は全席共通、全観戦席のリンクはこちら。
ぜひブックマークしてご利用ください。
第10回は、近隣席の良いとこ取りでコスパに優れるシケインQ1席です。
さっそくレビューしていきたいと思います!
Q1席からのF1マシン走行ビュー
こちら2022年F1日本GP鈴鹿、F1マシン走行前の木曜日。
Q1席の座席チェックに行った時の写真です。
他の観戦席レビューのように、F1マシン走行動画を公開したかったのですが。
シケイン席がQ1とQ2に分かれた2009年以降、実はQ1でのF1走行動画が一つも残っていません(涙)
2022年はこの席でフリー走行を観て、動画を撮ってくるつもりだったのですが。
残念ながら、雨で計画が狂ってしまいました(涙)
2006年より古い写真や動画はいくつかあるのですが、当時はシケイン席はすべて仮設スタンドだったので。
現スタンドとは、建付けや視界が大きく異なりまったく参考になりません。
なので今回は動画は無しで、昨年の座席チェック時の写真や情報と。
一部、鈴鹿公式HPの動画や写真も参考にしながらレビューしていきたいと思います!
では、まずQ1席の位置からチェックしておきましょう。
「Q2席」の下段、やや最終コーナー寄りに位置するのが「Q1席」です。
スタンドの約半分程度は「Q2-1席」の前方に位置し、残り半分は最終コーナー側にやや横長なスタンドとなります。
このマップでは省略されていますが、最終コーナー側には「R席」があります。
なのでシケイン側の視界は「Q2席」、最終コーナー側の視界は「R席」に近いものとなります。
Q2席のように、複数のエリアには分かれていません。
チケット料金はどの席も共通で34,000円です、ただしアウトレットシートが約3分の1を占めるやや特殊な観戦席です。
次に観戦席からの、ビューと特長を見てみましょう。
Q1席(シケイン側視界)
Q1席(最終コーナー側視界)
(主な特長)
- コースからは近いが、レコードラインは奥のためマシンからはやや遠い
- ほぼすべての座席が、金網越しでの観戦となる
- Q2よりも、視界は悪いが、視線が低く近いので迫力は増す
- 最終コーナー側からは、ホームストレート前半が観れる席もある
Q1席の特長、一言で表すとこんなところです。
「お隣のQ2席とR席の特長を、良いとこ取りした座席!」
座席位置にもよりますが、シケインや最終コーナーをしっかり楽しめる席です。
ただし、Q2席のように1~2コーナーまで見渡せる絶景視界はありませんし。
R席のように、ホームストレートを一直線に見渡せる唯一無二の視界もありません。
なので、少々意地悪な表現に置き換えると。
「Q1席ならではの、唯一無二の視界特長は無い」です。
その分、5万円台のQ2席(57,000円)やR席(50,000円)と比べて。
Q1席(34,000円)は、60~70%程度の料金でオトクに観戦できるので。
Q1席は、Q2席とR席の最大公約数、コスパの良い観戦席だと思ってください!
2022年からの変更点
観戦席レイアウトや仮設スタンド増設など、Q1席は2022年から変更はありません。
その他変更点では、観戦環境について。
『鈴鹿サーキット名物、焼肉ランチがB2席下に移転した!』
実は名物の焼肉ランチだけでなく、Q1席すぐ裏手にあった飲食店がゴソっと無くなったようです。
なので、飲食物の調達に少々不安を抱いている方も多いかと思います。
とはいえ、こちら2022年土曜日午前中のセッション開始前のQ1スタンド裏です。
これだけの人数が行き来したり、集まる場所ですから。
F1開催当日には、臨時のお店がいくつもズラッと並ぶのではと想定してます!
Q2スタンド下で、雨宿りすることも出来ますし。
快適な観戦環境は、2022年も継続だと思って良いかと思います!
視界情報詳細
金網二重苦ゾーン
続いて、視界を妨げる金網情報について。
Q1席は、ほぼすべての座席が金網越し観戦となります。
そんな中でさらに、スタンド下段は金網が「二重」になって視界を遮ります。
シケイン側だけでなく、最終コーナー側の視界も。
このように 二重の金網越しの観戦となります。
ただし、公開された2023年の座席表を確認して見ると。
スタンド下段の前列については、ほとんどがアウトレットシートに指定されています。
アウトレット席は24,000円と、1万円も安くなるため。
金網が苦ではない方は、敢えて狙ってみる選択肢もあると思います!
どのあたりの列から、金網二重被りが解消されるかについて。
およそ7列目あたりから、シケイン側の視界は金網×1枚の視界となります!
ただし、最終コーナー側の視界については。
残念ながら、7列目でも最終コーナーは金網二重被りとなります。
ブロックによって、見え方は多少異なりますが。
7列目以降、最終コーナー側の金網二重被りも解消されていくブロックもあります。
なので、どうしても金網二重被りが嫌な場合は。
各ブロックとも、7列目以降のできるだけ上段席を狙ってみるようにしてください!
オススメシート
「A~Cブロック 12列目(最後列)」をオススメします!
こちらの写真は、「Bブロック 12列 6番」から撮りました。
管理人がフリー走行を観るときは、いつもこのあたりで観ています!
オススメポイントとしては、2点理由があります。
まずこの写真のように、R席の特長である「ストレートの視界が良好」というのが一点目の理由。
かなり遠目ですが、20台のマシンが一斉にスタートする瞬間も観れそうです。
そして、シケイン側の視界をチェックするとギリギリ金網に被りません!
Q2席の特長である「シケイン入口の視界が良好」も兼ね備えていることが、二点目の理由です。
迫力あるブレーキングや、オーバーテイクまで期待できます。
座席表と照らし合わせると、オススメポイントはこのあたり。
たった「30席」しかありません(汗)
でも、前数列でもそこまで大きく視界は変わりません。
例えば、Aブロック11列で撮った写真を見ると。
やや鉄柵被りが気になってきますが、許容範囲であることが分かると思います!
なので、この近隣の席も含めて。
Q1席オススメポイントでの観戦、今年はぜひ狙ってみてください!
総合評価
では最後に、このQ1席をいつもの5つの軸で評価したいと思います。
快適性
- グランドスタンドからの距離は、比較的近い(徒歩10分強)
- メインゲートからは、最終コーナーエントランス経由でショートカット入場できる
- スタンド真裏の常設飲食店は無くなったものの、F1開催時は代替店舗が並ぶ想定
- シケインオアシスも近く、やや混雑気味も食事の選択肢は豊富
- トイレは常設・仮設とも多くあり、特に困らない
などの理由で、星4つとしました。
視界
- ほぼすべての座席が、金網越しでの観戦となる
- 金網二重視界の観戦席も多く、シケインやホームストレートは見えづらい席が多い
- Q1席ならではの、唯一無二の特長は無い
- 視界良好のオススメ席もあるが、限られた席数しかない
などの理由で、星1つとしました。
迫力
- コースからは程度近いが、レコードラインが奥のためマシンからはやや遠い
- Q2と比べると、目線の高さとなるので迫力度はやや増す
- 席により視界レベルは様々ながら、シケインやストレートでのバトル攻防が楽しめる
などの理由で、星3つとしました。
コスパ
- 全観戦席の中で、6番目に安いチケット料金帯
- 近隣のQ2席やR席との価格差も大きく、納得の価格設定
- 金網が苦ではない方にとっては、アウトレットシートも価値は高い
- 視界には欠けるものの、この快適性と迫力でチケット料金相応の価値を満たしている
などの理由で、星4つとしました。
近隣席の値上げとアウトレットシートによる選択肢の幅が理由で、昨年より評価を一つ上げました。
初心者オススメ
- スクリーンがあり、レース展開を把握しやすい
- 遠目ながら、オーバーテイクシーンが期待できる座席もある
- シケインオアシスでの快適な観戦と併せて、F1を観に来てよかったと思えるはず
- 席によっては、初心者でも金網がとても気になる場合がある
などの理由で、星3つとしました。
F1観戦において、何を重視してチケット購入するかは人それぞれです。
ぜひこれらの評価軸をご参考に、Q1席での観戦を検討してみてください!
以上、Q1席の詳細レビューでした。
今後の公開スケジュールはこちら。
第11回はQ2席のレビューです、ぜひチェックしてみてください!