いまや絶対的な強さを誇るハミルトンも、若い頃はかなりヤンチャだったわけで。
たった一戦の結果で、両雄へのリスペクトは変わることはありません!
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2021年F1第21戦サウジアラビアGPが終了しました。
いやぁ、いろんなことがありすぎたレースでした(笑)
結果はもういろんな情報サイトに出ているので、さらっと書きますが。
優勝はハミルトン、2位がフェルスタッペンといつもの結果ではあったのですが。
その結果に至るまでに、これでもかというくらい色んなことが発生。
本当にいろんなことが起こっちゃったレースでした。
なので、今日はタイトル争いに関わる主要なシーンを振り返るとともに。
管理人の思うところを少し書いてみたいと思います!
「2度の再スタート」を振り返る
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ちょうどF1公式インスタグラムに、2度の再スタートの模様が動画公開されていました。
皆さんはこのスタート、どのようにご覧になっていたでしょうか?
1回目の再スタート
まずミック・シューマッハがクラッシュして、赤旗で仕切り直しとなった15周目の再スタート。
先頭はフェルスタッペン、2番手ハミルトンでスタート。
2番手からハミルトンが、圧倒的なダッシュを見せて完全にリードした状態で1コーナーに進入。
しかしその外側から、明らかにオーバースピードでフェルスタッペンが仕掛けます。
結果、こんな感じでコース外からのオーバーテイクとなり。
フェルスタッペンはハミルトンに順位を戻す必要が出てきます。
しかしその直後に後続でクラッシュが発生し、順位を戻せないまままたも赤旗中断となったシーンでしたね。
うーん、これはハミルトンが避けていなければクラッシュしていたでしょうね。
「相手が必ず引いてくれるはずだ」という、デビュー直後によくやらかしていた強引なフェルスタッペンが帰ってきちゃった印象でした。
もしかしたら、これがタイトル争いの見えないプレッシャーなのかもしれません。
2回目の再スタート
2度目の赤旗からの再スタートは、順位をハミルトンに返して。
2番手:ハミルトン、3番手:フェルスタッペンからの再スタートとなりました。
タイトル争いを考えると、接触だけは避けなければいけないハミルトン。
そのインを、ズバッと差したフェルスタッペン。
これは多少強引ながらも、フェルスタッペンの好スタートという捉え方もできると思います。
(でも、かなり強引ですが)
そしてアウトとインの両側から挟まれたハミルトン。
よくこんな状態から、ほぼ無傷でクラッシュを避けれたなぁと。
今シーズン、これまでハミルトンが何度もスタートでフェルスタッペンとの接触を避けてきたわけですが。
今回も、その危機回避能力とタイトル争いを俯瞰で考えた走りの凄さをあらためて感じました。
「37周目のオーバーテイク」を振り返る
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そして、この問題のオーバーテイクシーンですね。
ハミルトンが、1コーナーで仕掛けてオーバーテイクしたかと思いきや。
またもフェルスタッペンが、譲らずにオーバースピードでコース外に飛び出て順位を守ったシーンです。
これも、またヤンチャな頃のフェルスタッペンを彷彿とさせる走りだし。
またも見事に神回避をしたハミルトンが凄いですよね。
もし相手がハミルトンでなかったら、間違いなくクラッシュしていたのではないか。
そう思わざるを得ないようなシーンでした。
「38周目の接触」を振り返る
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37周目のオーバーテイクシーンで、フェルスタッペンがコース外を利用して利を得たと判断されて。
またもハミルトンに順位を戻す必要が出てきたわけですが。
その際に、このように接触してしまったわけです。
どうもお互いのドライバーが、DRSを使える、自分に有利な位置で順位を替えたいとの思惑からの事故のようです。
(本当のところは、この2人にしか分かりませんが・・・)
うーん、これはどっちもどっちではないですかね?
コース外を走行して利を得た場合の順位を元に戻す際、レギュレーションでは方法は明確に定められてはいないので。
お互いのドライバーが、自分に有利な状態で順位を戻そうとしたのは当然のことだと思います。
これは例えば、「コーナーを〇個過ぎるまでに譲らなければいけない」のようなルール明確化。
そして該当チームへの情報伝達方法も含めて、今後のFIAに期待するところなのかもしれません。
しかしこれにより、レース後にフェルスタッペンに合計15秒加算のタイムペナルティのジャッジが下されます。
でも、特に順位に影響はありませんでした。
さすが7度の王者、ルイス!
38周目の接触の後、もう一度順位を入替えるところで多少一悶着ありましたが。
フェルスタッペンのミディアムタイヤも寿命を迎えたことにより。
ハミルトンが結局圧勝することになります。
さらに壊れたフロントウィングにも関わらず、ファステストラップも記録する圧巻の走りとなりました。
危機回避能力も凄いし、タイトル争いを第一に考えたこの強さ。
あらためて、7度のチャンピオンの偉大さを感じたレースでした。
悪いところは出し尽くしたぞ、マックス!
一方のフェルスタッペンは、この大一番で悪いところが全部出たレースとなってしまいました。
以前の会見で、タイトル争いのプレッシャーなんて無いと本人は否定していましたが。
口では否定していても、きっとこれがタイトル争いのプレッシャーなんだと思います。
しかもマックスは、F1だけではなく4輪デビュー後初のタイトル争いです。
プレッシャーが無いわけないですよね(笑)
でも決して、マックスをディスりたいわけではなくて。
これは偉大なチャンピオンが、必ず通る道だと思っています。
ハミルトンだって、セナやシューマッハなど過去の偉大なチャンピオンだって。
マックスと同じように、若い頃は滅法速いけど、あわせて危うさ・脆さも持ち合わせていました。
それがタイトル争いや苦い経験などから、いつか「速さ」に加えて「強さ」も身につけて。
偉大なチャンピオンへと成長していったんだと思っています。
なので、マックスにとっては今回のサウジアラビアGPは。
長いレース人生で良い経験になったはずですし、悪いところは出し尽くしたはずなので。
次戦タイトル決定戦アブダビGPに、期待しても良いのではないでしょうか!
同ポイントでの最終決戦、両雄をリスペクトして楽しみましょう!
ということで最終戦アブダビGPは、両雄がまさかの同ポイントでの戦い。
ついに決着の時を迎えます。
ツイッターなどのSNSを見ていると。
「今回のマックスにはガッカリ、チャンピオンの器じゃねーわ」
なんて意見もチラホラ見かけましたし。
そんな意見を見て、辟易とされている方も多いのかもしれません。
どんな意見や発言も人それぞれの自由なので、どのような意見も否定をするつもりはありません。
でも管理人の意見としては、
『どんな偉大なチャンピオンも、やらかしてない人なんて居ません』
です(笑)
今回のサウジアラビアGPで、たしかにフェルスタッペンはハチャメチャなレースをしてしまいましたが。
それこそ、ハミルトンだって若い頃はもっと色々やらかしていました(笑)
たった一戦、でも肝心なところでミスが出てしまっただけです。
マックスなら、この壁をいつか必ず乗り越えてさらに強くなってくれると信じています。
それが今年、次戦で見事にタイトルを勝ち取る強さに変わるのか、まだ少し先の将来になるのかは分かりませんが。
このレースの経験が、さらにマックスを強くしてくれると管理人は信じてます。
なのでもし、SNS等でマックスへのいろんなネガティブな意見を見て辟易とされている方が居るのであれば。
自分と異なる意見に左右されずに、マックスを信じてみてはいかがでしょうか!
とにかく今シーズンの両雄の戦いも、いよいよ次戦最終戦のアブダビGPで最後となります。
ここまで今年一年間、素晴らしい戦いを見せてくれた両雄にリスペクトです。
泣いても笑っても今年最後のレース、アブダビGPでのタイトル決定戦。
どちらのファンも、思う存分楽しむこととしましょう!
以上、2021年F1第21戦サウジアラビアGPについて、思うところでした!