ハミルトンを全く寄せ付けず、マックスの独走劇。
いよいよドライバーズとコンストラクターズの両タイトル獲得が現実味を帯びてきました！
＝＝＝
2021年F1第18戦メキシコGPが終了しました。
リアルタイム視聴をした皆さんは、睡眠調整はうまくいきましたか？
管理人はバッチリでした、でも午前3時起きなので今はめちゃくちゃ眠いです。
なので今日の記事はサクッと書いて、爆睡することにします（笑）
ということで、さっそく本題。
メキシコGPは、フェルスタッペンとレッドブル・ホンダの圧勝劇となりました！
ドライバーズ選手権の方は2位ハミルトンとの差を広げ、コンストラクターズ選手権は一気にメルセデスとの差を縮める結果となっています。
フェルスタッペンとレッドブル・ホンダのダブルタイトル獲得が、いよいよ現実味を帯びてきたように感じたメキシコGP。
さっそく振り返ってみることにしましょう！
予選1-2位のメルセデス勢、少し策に溺れたスタート？
この投稿をInstagramで見る
まずはこちら、スタートシーンです。
長いストレート後の1コーナー、一体誰が先頭で駆け抜けるのか注目していましたが。
このように、華麗にフェルスタッペンが先頭に躍り出ることに成功します！
残念だったのはメルセデス勢。
ポールのボッタスと、2番手のハミルトンが狭いコースを並走することで、フェルスタッペンのオーバーテイクの機会を無くす作戦だったと思うのですが。
逆に外側から並ばれてしまったことにより、3台並走状態となり真ん中に位置したボッタスは早めのブレーキングをせざるを得なくなり。
その結果、リカルドに衝突されて最後尾まで落ちてしまうという展開となりました。
メルセデス勢はせっかく予選1-2位を独占したにも関わらず。
残念ながら、策士策に溺れるというような無念のスタートとなってしまいました。
角田裕毅も無念のリタイア
© 角田裕毅/Yuki Tsunoda Twitter
この前方でのボッタスとリカルドの衝突により、後方集団も大混乱。
これにより割を食ったのが、我らが角田裕毅選手。
前方でのクラッシュに行き場を失ったマシンに追突される形で、1周目の1コーナーでレースを終えることとなってしまいました。
せっかく金曜日から好調な走りを魅せてくれていただけに、残念ではありますが。
でもこれは本人のミスではなく、単なる不運な事故なので気にすることは無いと思います！
昨日の記事でも取り上げましたが、予選での走行妨害をレッドブル陣営から非難されていた件もどうやら誤解が解けたようですし。
こんな感じで、明るくチームの撤収作業を手伝ったりして。
gotta put that saved energy to good use @yukitsunoda07 👏
pack down in full swing! pic.twitter.com/KdyDWtDI0K
— Scuderia AlphaTauri (@AlphaTauriF1) November 7, 2021
チームとの関係も上々のようですし、きっと気持ちも前向きですよね！
このメキシコGPで魅せてくれた覚醒しつつある走り。
残り4戦でも期待して、引き続き応援することにしましょう！
ハミルトンとペレスの激しい2位争い！
© Formula1 Twitter
レースはその後、ハミルトンが29周目にピットインして動き出します。
トップを独走していたフェルスタッペンも33周目にピットイン。
しかしこの時点でトップに立った地元の英雄ペレス、なんと40周目までタイヤ交換を遅らせます。
そこから2位ハミルトンに対して、10周以上フレッシュなタイヤで3位ペレスが猛然と追い上げを開始します。
レースも残り10周近くになったところで、ついにテール・トゥ・ノーズ状態の戦いへ。
これには地元の大観衆も大盛り上がり！
しかし、そこはハミルトンも流石でした。
© Formula1 Twitter
ずっと背後からプレッシャーを受けながらも、なんとかゴールまで凌ぎ切り。
このまま2位ハミルトン、3位ペレスの順でゴールとなりました。
ハミルトンは終盤の戦いを見越して、おそらくタイヤ交換してからすぐタイヤマネジメントに徹していたのでしょう。
終盤のこのデッドヒートを凌ぎつつ、ギリギリタイヤを持たせたあたりが、さすが7度のワールドチャンピオンでした！
ペレスの地元表彰台に、お祭り騒ぎ！
この投稿をInstagramで見る
残念ながらペレスは、2位にはあと一歩届きませんでしたが。
それでも地元の英雄ペレスの表彰台に、メキシコの大観衆はお祭り騒ぎ！
ついでに、優勝したフェルスタッペンにもこのように大歓声が巻き起こっていました（笑）
地元のヒーローが、地元グランプリで大活躍するのって本当に感動します。
観ているこちらまで、本当に嬉しくなってきちゃいます。
ドライバー・オブ・ザ・デイも、ペレスが選出されましたし。
結果は3位でしたが、このグランプリの主役はやっぱりペレスだったのではないでしょうか！
と同時に、早くこんなお祭り騒ぎを、日本で、鈴鹿で、角田選手と体験したい！
そんなことを思ったメキシコGPとなりました。
いよいよWタイトル獲得が現実的に！
ドライバーズ
© Formula1 Twitter
コンストラクターズ
© Formula1 Twitter
こちらが第18戦メキシコGP終了時点、残り4戦でのドライバーズとコンストラクターズのランキングになります。
コンストラクターズは、レッドブルが一気に1pt差に縮めました、これはもう無いに等しいですね！
そしてドライバーズの方は、フェルスタッペンが19ptリードに差を広げました。
思った以上に、この差はデカいんです！
なぜなら残り4レース、フェルスタッペンは『1勝 ＆ 2位×3回』でほぼタイトル確定というほどの差だからです。
仮にハミルトンが残り4戦で『3勝 ＆ 2位×1回』だったとして、縮まるポイント差は14ptです。
さらにファステストラップ1pt×4レース分と、ブラジルGP・スプリント予選での3ptをすべてハミルトンが獲得し、フェルスタッペンがすべてノーポイントだったとしても7ptしか縮まりません。
同点の場合は、勝利数の多いフェルスタッペンがタイトル獲得です。
よってハミルトンはここから2pt落とすとアウトなので、この条件も非現実的だと思います。
なので、フェルスタッペンは『1勝 ＆ 2位×3回』で“ほぼタイトル確定”と言って良いと思います。
もちろん、こんなにキレイに1位と2位を分け合う結果にはならないでしょうし、机上の空論ですが。
でもフェルスタッペンは残り4レース、『2位でOK』というレースが出来るということです。
これは心理的にも戦略的にも、かなり有利な状況に立ったということではないでしょうか！
とは言っても、何が起きるのか分からないのがF1ですし。
特に今年の2021年シーズンはそうでしたよね！
歴史に残る2021年シーズンも残り4レースです、一体どんなドラマが待ち受けているんでしょうか？
今週のブラジルGPも期待できそうです、思う存分楽しむこととしましょう！
以上、2021年F1第18戦メキシコGPについてでした！
