シャルル・ルクレール、最近予選アタックが凄い! なのでキャリア予選成績を調べてみました!

調べてみた
© Scuderia Ferrari Twitter
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イモラもスーパーラップだったし、昨年も不調のフェラーリで何度も驚かされたし。

これまでのチームメイト対決や平均順位を調べてみました!

 

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2021年F1第2戦エミリア・ロマーニャGPの録画を見直して振り返っています。

いろんなことがあったレースですが、ぜひ皆さんも予選を見直してみてください!

あらためて、このドライバーの凄さを思い出せます。

『シャルル・ルクレール、2戦連続で予選4位!』

 

今年のマシンは昨年ほど不調ではないにせよ、2戦連続で4番手を確保しているのは流石です。

そしてその不調なマシンだった昨年も何度も予選4番手となり驚かされましたよね。

なんで4番手ばっかりなのかはわかりませんが(笑)

 

ということで、これまでちゃんとデータを調べたことが無かったので。

ここのところ特に予選で光る走りを魅せてくれているルクレールの、これまでのキャリアでの予選結果をデータで紐解いてみたいと思います!

 

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2018年:ザウバーでのデビューイヤー

© f1i.com

Rd ルクレール エリクソン
1 18位 17位
2 19位 17位
3 19位 20位
4 14位 18位
5 14位 17位
6 14位 17位
7 13位 19位
8 8位 15位
9 13位 20位
10 9位 15位
11 9位 13位
12 17位 14位
13 13位 14位
14 17位 19位
15 13位 14位
16 7位 10位
17 11位 20位
18 9位 19位
19 9位 10位
20 8位 7位
21 8位 12位
予選平均 12.5位 15.6位
対チームメイト 17勝4敗

(調査条件)

  • エンジン交換などによるグリッド降格を考慮せず、降格前の予選順位で比較。
  • 赤字が、チームメイトを上回った予選順位

 

まずデビューイヤーの2018年から。

現アルファロメオの前身、ザウバーからのデビュー。

チームメイトは、マーカス・エリクソンでした。

 

デビューしてすぐの2戦、さすがのルクレールも予選でチームメイトの後塵を拝します。

しかしそこからが凄かったですね、怒涛の対チームメイト予選9連勝!

その後は2回ほど予選で負けてしまいますが、年間通して予選では17勝4敗と、経験で勝るエリクソンを大きく上回っています。

 

この年、ザウバーのコンストラクターズ順位は8位でした。

そう考えると、平均予選順位12.5位は凄い結果だということもわかりますね!

 

レースでも、ルクレール:39ポイント、エリクソン:9ポイントと大きく上回り、この活躍が認められ翌年からフェラーリ移籍となります。

 

2019年:フェラーリ初年度

© Planet F1 Twitter

Rd ルクレール ベッテル
1 5位 3位
2 1位 2位
3 4位 3位
4 10位 3位
5 5位 3位
6 16位 4位
7 3位 1位
8 3位 7位
9 1位 10位
10 3位 6位
11 10位 20位
12 4位 5位
13 1位 2位
14 1位 4位
15 1位 3位
16 1位 3位
17 2位 1位
18 2位 3位
19 4位 2位
20 4位 2位
21 4位 5位
予選平均 4.0位 4.4位
対チームメイト 12勝9敗

(調査条件)

  • エンジン交換などによるグリッド降格を考慮せず、降格前の予選順位で比較。
  • 赤字が、チームメイトを上回った予選順位

 

続いて、フェラーリに移籍した初年度、2019年の予選成績です。

チームメイトは、4度のチャンピオン、セバスチャン・ベッテルです。

 

移籍して2戦目、いきなりポールポジションを獲得して、レースでも優勝寸前の驚異の走りを魅せたルクレール。

でも予選結果では、第7戦まではベッテルに対して1勝6敗と後塵を拝していたことが解ります。

しかしデビューイヤーと同様、チームに慣れはじめた後半からが凄かった。

5回のポールポジションを含め、中盤から後半は11勝3敗とベッテルを予選で圧倒します。

 

2年目ということで、予選や決勝でもまだまだミスが目立った一年でした。

でも4度のチャンピオンに対して年間で予選12勝9敗と勝ち越し、年間平均予選順位でも大きく上回っています。

2年目で、チャンピオンに対してこれだけ予選で圧倒するのはとんでもないことです。

 

さらにレースでもベルギーで初優勝、地元イタリアでの優勝も実現。

年間ポイントでもベッテルを上回り、名実ともにフェラーリのエース、次世代チャンピオン候補に躍り出た1年だったと言えるでしょう。

 

2020年:フェラーリの実質エース

© formula1.com

Rd ルクレール ベッテル
1 7位 11位
2 11位 10位
3 6位 5位
4 4位 10位
5 8位 12位
6 9位 11位
7 13位 14位
8 13位 17位
9 5位 14位
10 11位 15位
11 4位 11位
12 4位 15位
13 7位 14位
14 14位 12位
15 12位 11位
16 4位 13位
17 9位 13位
予選平均 8.3位 12.2位
対チームメイト 13勝4敗

(調査条件)

  • エンジン交換などによるグリッド降格を考慮せず、降格前の予選順位で比較。
  • 赤字が、チームメイトを上回った予選順位

 

続いて2020年の予選成績、チームメイトは前年に引き続き、セバスチャン・ベッテルです。

 

この年、残念ながらフェラーリは歴史に残る悲惨なシーズンとなります。

チームのコンストラクターズ順位はまさかの6位、約40年ぶりの大失敗のマシンとなりました。

 

そんな中でルクレールは、ダメなマシンなりに、予選で光る走りを何度も魅せてくれています。

前年後半に引き続き、予選結果はベッテルを13勝4敗で圧倒します。

シーズン後半には立て続けに予選4位を獲得、なんでこの酷いマシンで4番手タイムが出せるのか、当時何度も驚かされました。

年間予選平均は8.3位と前年より大きく下がりますが、マシンの戦闘力が6位だったことを考えると驚異の結果と言えるのではないでしょうか。

 

ルクレール 予選成績まとめ

年度 対チームメイト 予選平均
2018 17勝4敗 12.5位
2019 12勝9敗 4.0位
2020 13勝4敗 8.3位
2021 2勝0敗 4.0位
合計 44勝17敗 8.1位

(調査条件)

  • エンジン交換などによるグリッド降格を考慮せず、降格前の予選順位で比較。
  • 2021年第2戦エミリア・ロマーニャGPまでのデータ

 

2021年の2戦も加えて、ルクレールのキャリア予選成績をまとめてみました。

こうやって見るとまず思うのが、ルクレールってまだ4年目だったんですよね(笑)

すでにフェラーリでエースになっているし、すっかり頭から抜けていましたよ。

 

ということで、まだまだ母数が少ないデータですが。

それでも、チームメイト予選対戦成績が44勝17敗(勝率72.1%)というのは凄いデータです。

どれくらい凄いかというと、昨年調べたルイス・ハミルトンの予選成績ですら勝率65.1%でした。

なので、ルクレールのこの予選勝敗がいかに凄いかがわかっていただけるかと思います。

 

平均順位は8.1位と、目立った数字ではありません。

でもキャリア3年のうち、戦闘力のあるマシンに乗ったのは2019年のみです。

なので、これは今後フェラーリの戦闘力が改善してくれば、どんどん上がってくるでしょう!

 

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メルセデスやレッドブルが居て、順位が4番手とかなのでそこまで目立っているわけではないですが。

でも見てきた通り、ルクレールの予選結果ってやっぱり凄いことが解りましたね!

 

昨年後半から随所でスーパーラップを見せてくれています。

2021年はフェラーリも復活の兆しが見えますし、今年も予選でスーパーラップを魅せてくれると、トップ3に入ってもっと目立つことも多くなるのではないでしょうか。

 

なのでぜひ!

ルクレールのスーパーラップにも注目して、これから毎グランプリ楽しんでみてはいかがでしょうか!

 

以上、ルクレールのキャリア予選成績についてでした!

 


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