レッドブルは、多くの若手にF1デビュー機会を与えている。
そのことがとてもよく解かる結果です。
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F1公式サイト、皆さん見ていますでしょうか?
英語なのでとっつきにくいかもしれませんが、ぜひ定期的に見てみてください。
F1公式サイトでは、過去のF1の膨大なデータを集計し、トップ10ランキングなどを定期的に発表してくれています。
今日発表されていたのはこちらのランキングでした。
『F1史上で、合計年齢が最も若いコンビ トップ10』
なかなか興味深い結果だったので、気になる結果をさっそく見ていきたいと思います。
F1史上、合計年齢が最も若いコンビ
順位 | 合計 | 年度 | チーム | ドライバー | |
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1位 | 37歳 | 2015年 | トロ・ロッソ | C.サインツ | M.フェルスタッペン |
2位 | 39歳 | 2009年 | トロ・ロッソ | J.アルグエルスワリ | S.ブエミ |
3位 | 40歳 | 2016年 | マノー | E.オコン | P.ウェーレイン |
4位 | 41歳 | 2018年 | ウィリアムズ | L.ストロール | S.シロトキン |
5位 | 42歳 | 2014年 | トロ・ロッソ | D.クビアト | J.E.ベルニュ |
6位 | 42歳 | 1979年 | シャドウ | J.ラマース | E.デ・アンジェリス |
7位 | 43歳 | 2012年 | トロ・ロッソ | D.リカルド | J.E.ベルニュ |
8位 | 43歳 | 2019年 | マクラーレン | C.サインツ | L.ノリス |
9位 | 43歳 | 2016年 | トロ・ロッソ | D.クビアト | C.サインツ |
10位 | 43歳 | 1977年 | へスケス | R.キーガン | H.レバーク |
こちらが、F1史上、最も若いコンビのトップ10になります。
同年齢で順位が異なるのは、日単位まできちんとカウントしているようです、さすがですね!
引用元は、以下のF1公式サイトとなります、詳細はぜひこちらをご覧ください。
トップは2015年のこのコンビですね!
この最年少コンビは有名ですね!
2015年のカルロス・サインツ(当時20歳)と、マックス・フェルスタッペン(当時17歳)のコンビが史上最年少コンビとなります。
この年、新人コンビながらしっかりレースでも実績も挙げ、現在は二人ともF1トップチームに在籍し大活躍しているのもうなずける結果でした。
フェルスタッペンのデビューがあまりにも早過ぎたので、これ以降F1デビューに向けたスーパーライセンスポイント制度が設立されることになりました。
新しい制度では、それなりに下位カテゴリで実績を積む必要があります。
そのため、今後この記録は破られない可能性が高いですね!
トロ・ロッソのレッドブル・ジュニア軍団が5組も!
興味深かったのは、トロ・ロッソ(現アルファタウリ)のレッドブル・ジュニア軍団が、
なんと5組もトップ10にランクインしていることです。
トップチームであるレッドブルと、姉妹チームであるトロ・ロッソでしっかり役割を分担。
若い育成ドライバーにトロ・ロッソからF1デビューする機会をきちんと与え、
レッドブルにステップアップしていく仕組みがきちんと機能している結果ではないでしょうか。
いろいろ言われているレッドブル・ジュニアですが・・・
2019年のガスリーや、2020年のアルボン。
レッドブルに昇格してから結果が出せずに、トロ・ロッソや3rdドライバーへ降格の憂き目にあっています。
この結果から、『レッドブルは若手ドライバーを育成する気が無いのか!?』なんて言葉をSNSなどでよく見かけます。
しかしレッドブルに限らず、結果を出せない場合には自然と淘汰されていくことは、残念ながらF1の世界の厳しい常で、歴史が証明しています。
むしろ今回のランキングからは、レッドブルは『F1デビューというこれ以上ない機会』を、
多くの若手ジュニアドライバーに与えていることがよく解かります。
他のメーカー系育成ドライバーのF1昇格人数と比べたら、一目瞭然ですよね。
非常に興味深いデータでした。
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今回のトップ10にランクインしていたレッドブル・ドライバーのその後を見てみると。
- F1でトップチームに移籍するなど大活躍しているドライバー
- F1を去り別カテゴリーに活躍の場を求めるドライバー
はっきり分かれていることが解ります。
レッドブル・ジュニアといえば、今年F1デビューすることになった角田裕毅選手。
角田選手には、ぜひ前者の結果を期待したいですね!
今回ランクインしたドライバーと同じように、弱冠20歳でF1デビューのチャンスを掴みました。
厳しいF1の世界や、レッドブル・ドライバーとしての競争の中で、
チームメイトを凌駕するような、F1界に大きなインパクトを与える好パフォーマンスを期待して。
日本人F1ドライバーが、到達したことのない高みに登っていくことを期待するとしましょう!
以上、F1史上最年少コンビのランキングについてでした!