『もっとマックスに対し、スタートの位置取り頑張れたのでは?』という苦言に対し。
海辺で彼女とビール片手に満面の笑顔、そんなボッタスが大好き(笑)
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先日のメキシコGPについて。
レースでは、フェルスタッペンの圧勝劇と、ハミルトンと地元ペレスの激しい2位争い。
そして予選では、レッドブル勢と角田裕毅選手が絡むラストアタック不発事件。
いろいろあり過ぎたので、皆さん、もう忘れてたりしませんか?
『ボッタスが、予選スーパーラップでポールポジション!』
移籍発表してからのボッタスは、生き生きとした走りを随所に見せてくれています。
レースでも注目していたのですが、残念ながら1周目の1コーナーでアクシデントに巻き込まれ結果は出ませんでした。
そのスタートについて。
どうやらチームメイトのハミルトンや、トト・ウォルフ代表から苦言を呈されたようなんです。
チームのために頑張ってきたのに責められるなんて、メンタル面などとても心配していたのですが。
しかし当のボッタスは、まったく気にしている様子もなく。
その姿がとても面白かったので、今日はその様子を紹介したいと思います!
ボッタスのスタートについて
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まずはボッタスのスタート、もう一度振り返ってみましょう。
上がボッタス、下が追突したリカルドのオンボード映像です。
ボッタス、ハミルトン、フェルスタッペンの先頭3台が横並びとなり。
中央のボッタスは早めのブレーキングを余儀なくされ、その後リカルドに追突される様子が良く分かります。
仮にボッタスの位置から、もしフェルスタッペンをアウトサイドにブロックしていたら?
接近されてからブロックすると、コース外に押し出す可能性があり危険だったと思います。
接近される前にアウトサイドに寄った場合には、中央にぽっかりとスペースが出来てしまったはずです。
なので、ボッタスはこれ以上やりようが無かったのではないでしょうか?
どちらかというと、瞬時にアウトサイドを取り、レイトブレーキングを決めたフェルスタッペンを褒めるべきスタートだったと思います。
ハミルトンとトト・ウォルフの苦言について
ハミルトンの苦言
トト・ウォルフの苦言
このボッタスのスタートに対する、ハミルトンと、チーム代表のトト・ウォルフからの苦言がこちらの記事です。
要約すると二人とも、
『1コーナーで、フェルスタッペンに進路を開け過ぎたのでは?』
と言っています。
日本の情報サイトでは『批判』というような表現になっていますが。
元の英文記事を見てみると、どちらかというと『苦言』『反省点』といったニュアンスにも受けとれます。
でもいずれにしても、ボッタスにとってはせっかくのポールポジション。
そしてハミルトンのタイトル争いをかなり意識した位置取りまでしてスタートを切ったはずなのに。
それが結果的に、チームメイトやボスからこんな苦言を呈されるなんて。
『これはボッタスが可哀想、相当落ち込んでるんじゃないかな?』
なんて思っていました。
彼女とリゾート地で、元気そうです(笑)
Happy Monday 🇲🇽#VB77 #Monday 🔋
📷 @tiffanycromwell pic.twitter.com/x7Xrah2LAm— Valtteri Bottas (@ValtteriBottas) November 8, 2021
そんな心配をしていたら、ボッタスが今朝投稿したツイートがこちらです。
彼女であるオリンピック選手のクロムウェルさんと、メキシコのリゾート地に居るようです。
昼からビール飲んでるようですし、ドヤ顔で笑顔だし。
はい、まったく心配いりませんでしたね(笑)
ボッタスのメンタル最強ですね!
やっぱり移籍が決まってからのボッタスは速いし、なんだか吹っ切れた感じが出てきてますます好きになっちゃいました(笑)
ハミルトンも釈明したし、一件落着!
こちら、ハミルトンのインスタグラムです。
ボッタスへの批判と捉えられかねない発言について、釈明してくれました!
要約すると、こんなニュアンスですかね。
- 『特定の個人を責めているわけではなく、チームとして反省点や改善を促すための言葉だった』
- 『こんなことでチームの和が乱れることはない、バルデリ、次戦も一緒に頑張ろう!』
2度もピットインし、フェルスタッペンから貴重なファステストラップ1ptを奪ってくれたボッタスです。
ハミルトンも感謝こそすれ、批判なんてするわけが無いと思います。
レース後のアドレナリンが出ている状態で語った内容だったということで、一件落着ですね!
タイトル争いの行方は、ボッタスとペレスがカギを握る!
ということで、メルセデスチームの内紛?騒動を見てきましたが。
そんなこと起きそうもなくて、安心しました。
SNSなどを見ていると、
- 『メルセデスにうんざりしたボッタスが、1コーナーでわざとフェルスタッペンに譲った』
- 『今後残り4レースはボッタスが反逆して、フェルスタッペンに味方するかも?』
なんて意見も見かけたりします。
どんな意見を持つのも自由なので良いとは思うのですが。
でもボッタスはプロです、そんなこと絶対しないと管理人は思っています。
2回ピットストップでのファステストラップ奪取なんて、ボッタスには屈辱的な仕打ちだったはず。
でも、しっかりと誇りを持って仕事をこなしたボッタスがそんなことするはずありません。
今回は残念な結果でしたが、移籍発表後は乗れているボッタス。
そして、このところ尻上がりに調子が上向いてきたペレス。
この2人が、ドライバーズもコンストラクターズもタイトル争いのカギを握っているのは間違いありません。
果たして残り4レース、この2人がタイトル争いにどう絡んでくるのか?
ぜひそんな視点から、タイトルを争う両雄のチームメイトも応援し、見守っていくこととしましょう!
以上、ボッタスのメキシコGPスタートへの苦言についてでした!