こういう逆境を乗り越えてこそ、F1に行ってからも大活躍できます!
27日に行われたF2バーレーン戦の予選。
日本期待の角田裕毅選手は、残念ながら予選アタック中にスピンし最後尾スタートとなってしまいました。
ショックでしたが、本人もすでに気持ちを切り替えて前を向いているようです。
見ている我々ファンも気持ちを切り替えて、冷静に現状を把握しておきたいと思います。
まだまだ悲観するような状況ではありません!
ランク2位のアイロットがPP、首位争いも激戦に!
まず、予選順位の確認です。
PPを取ったのはこちらの写真のランク2位:カラム・アイロット選手です、これで11戦中5回目のポールポジション獲得です。
素直に凄い結果ですし、F1に昇進するのに相応しい速いドライバーであることがわかりますよね。
一方ランク首位だったミック・シューマッハは中団に沈む10位という結果に。
これで首位と2位の差は4pt縮まり18pt差となりました、ランク首位争いも面白い展開で楽しみです。
3位の角田選手とは少しまた差がついたので、もう角田選手はランク3位キープだけを考えて良いのではないかと思います。
ランク4~6位のライバルも、中団に沈む予選結果に。
つづいて現在ランク3位の角田選手とランキングを争う、ランク4~6位までのライバルの結果です。
- ルンガー(ランク4位): 9位
- シュワルツマン(ランク5位):14位
- マゼピン(ランク6位):7位
このように直接ポイントを争うライバルたちも軒並み、それほど良い順位とは言えない位置からのスタートとなります。
なので角田選手は22位の最後尾スタートとなりますが、まだまだ悲観的になるような状況ではないことが解ります。
レースのキモはタイヤマネジメント!
ランク4~6位のドライバーとは充分に戦える位置にいます、今回もレースでキモになるのはタイヤマネジメントです。
F1と異なり、F2ではタイヤの状況次第ですごい順位変動が起きますし、大きくラップタイムが落ちたりします。
記憶に新しいところだと、今年のF2スペイン戦では松下信治選手が予選18位からのスタートながら、抜群のタイヤマネジメントと多少の運も味方して優勝を飾ってくれましたよね。
今回のF2バーレーン戦のフリー走行では何度か赤旗が出たために、どのドライバーもしっかりレースペースを確認できなかったはずです。
なのでデータがあまりありませんので、タイヤマネジメント能力の差で大きく順位変動する可能性がさらに高いレースとなるはずです。
期待して良いのではないでしょうか。
ライバルの不運を願うより、正々堂々と前の順位でゴールを!
モータースポーツに限らずですが、TwitterなどのSNSを見ていると、自分の推し選手を応援するあまり、ライバル選手たちの不運を願うような投稿も多く目にしたりします。
応援スタイルや考え方は人それぞれの自由なので、否定するつもりは毛頭ありませんが、あまり好きなスタイルではありません(笑)
管理人としては、『正々堂々とライバルと戦って打ち破ってほしい』と祈りながら応援するスタイルです。
昨日の角田選手のスピン直後は、ショックで少し悲観的になってしまいました。
でも冷静に考え直してみると、スーパーライセンスを獲得することができないランク6位以下に落ちないためには、『ランク4~6位のドライバーの前でゴールすれば良い』、ただそれだけです!
F1でワールドチャンピオンになるという高い目標を掲げる角田選手。
だからこそ、こういう試練を乗り越えられないようでは、F1に昇進しても絶対ワールドチャンピオンになんてなれません。
しっかり結果を出してくれることを信じて、今週末の角田選手のF2レースを応援したいと思います!
以上、角田選手のF2バーレーン戦予選結果についてでした!