『土曜日、スプリント予選でタイトル決定』、ブラジルGPでそんな事態があり得るかも!?

調べてみた
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全23レース中、終盤の第22戦ブラジルGPでスプリント実施となったので。

土曜日のタイトル決定条件や、過去該当シーズンを調べてみました!

 

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昨日深夜、2022年の「スプリント予選」の実施について。

F1公式から正式発表がありました!

 

当初は該当レース数が増えるのでは、というウワサもあったのですが。

対象は3グランプリと昨年からは増えなかったので、ちょうど良いくらいのレース数ではないでしょうか。

 

でも実施対象に、「第22戦ブラジルGP」が入ってしまいました。

これはまずい!

 

って、何がまずいかと言うと?

 

実は昨年、土曜にタイトルが確定する事態になる可能性を記事で取り上げました。

結果的に全22レース中、最後に実施されたのが第19戦なのでそんな事態にならなかったのですが。

 

今回発表された2022年計画では、全23レース中。

最終戦前の、タイトル争いが佳境の第22戦ブラジルGPが組み込まれてしまいました。

 

なので土曜日にタイトル確定する可能性、高まったかも?

これは気になるので、条件や過去の事例から可能性を探ってみることにします!

 

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2022年『スプリント』概要

© Formula1

 

可能性の検証の前に、まずは発表された2022年版スプリント予選の概要をおさらいしておきましょう。

 

おもな変更点は以下4点
  1. 「スプリント予選」から「スプリント」へ名称変更
  2. ポールポジションは金曜予選1位とする
  3. 土曜スプリント1位には8pt、以下8位までポイント付与
  4. 実施対象は「第4戦 エミリア・ロマーニャGP」「第11戦オーストリアGP」「第22戦ブラジルGP」の3グランプリ

 

1は、「予選」と「レース」という文言を嫌っての変更かと思います。

2は、まぁ順当な変更ですよね!

3は、昨年は1位から3位まで3pt・2pt・1pt付与だったので、ポイント大幅増となります。

4は、予算制限もあるし、昨年と同様3レースで様子見

 

という感じですかね!

 

 

で、管理人が勝手に感じている懸念。

全23レース開催されるF1のうち、最終戦前の「第22戦 ブラジルGP」が対象となったことで。

スプリントが実施される土曜にタイトルが決まっちゃうのではないかということです!

 

 

土曜日タイトル決定の条件

© Formula1

 

では第22戦ブラジルGPのスプリント終了時の土曜に、タイトルが決定する条件を考えてみましょう。

 

でもいろいろ複雑だったので、結論を先に(笑)

タイトルを争う上位2名が、この条件となった場合。

  • 第21戦メキシコGP終了時、44pt~60pt差
  • かつ第22戦ブラジルGPスプリント終了時、52pt差以上

第22戦ブラジルGPの土曜日にタイトルが決定します。

 

以下、できるだけ簡潔にまとめましたが。

ややこしいので、この章は読み飛ばしてもいいです(笑)

 

第21戦メキシコGP終了時点の条件

ブラジルGP以降、終盤2戦での最大獲得ポイントは60ptです。

  • ブラジルGPで獲得できる最大ポイントは34pt(レース26pt+スプリント8pt
  • アブダビGPで獲得できる最大ポイントは26pt(レース26pt

これ以上差が大きい場合は、第21戦メキシコGPでタイトル確定します。

 

そして土曜スプリントが終了したら、残る最大獲得ポイントは52ptとなります。

 

仮にスプリントで1位ドライバーが8pt、2位ドライバーがノーポイントでも。

メキシコGP終了時点で2位ドライバーと44pt差未満であれば、52pt差以内に収まるため。

 

土曜にタイトルが決定することはありません。

 

ということで、タイトルを争う1位と2位のドライバーが。

  • 第21戦メキシコGP終了時、44pt~60pt差

でブラジルGPを迎えた際に、土曜にタイトルが確定する可能性があるということです!

 

 

第22戦ブラジルGPスプリント終了時点の条件

土曜スプリントが終了したら、残る最大獲得ポイントは52ptとなります。

同点の場合は、シーズン勝利数が多い方がチャンピオンとなるので。

  • 1位ドライバーのシーズン最多勝利数が確定している場合は52pt差以上
  • 2位ドライバーがシーズン最多勝利数で上回る可能性がある場合は53pt差以上

 

タイトル争い上位2名がこの条件に合致すると、土曜にタイトルが確定となります。

 

 

2010年以降の事例

© Formula1

 

今回調べた条件その1「残り2戦で、44pt~60pt差」というケースがこれまであったのか?

優勝に25pt付与される現行ポイントシステムとなった、2010年から昨年2021年までの12シーズンを調べてみました。

 

 

調べてみたら、なんと2017年が該当することが分かりました(笑)

でも12シーズンで一度だけなので、頻度はそう多くはなさそうですね。

 

この2017年は全20レースのシーズン、第18戦メキシコGPを終えて。

  • 1位:ハミルトン333pt(9勝)
  • 2位ベッテル277pt(4勝)

この時点で56pt差、年間勝利数はハミルトンの方が多くなることが確定という状況でした。

 

このシーズンは、スプリントなんて当然まだなかったので。

この第18戦メキシコGPの時点でタイトル決定となったわけですが。

 

 

仮に今年のポイントシステムとスプリントの場合だと、タイトル決定は持越しということです。

 

そしてその場合、ハミルトンの方が勝利数が多くなることが確定しているため。

土曜スプリントで、ハミルトンがベッテルに4pt差をつければ土曜にタイトル確定だったということですね。

 

4pt差の条件は、スプリントでハミルトン1位(8pt)、ベッテル5位(4pt)などですから。

土曜日にタイトルが確定しちゃう事態、このシーズンだったら十分あり得たということですね(笑)

 

 

タイトルは、日曜に決定してほしい!

© Zdravko Twitter

 

管理人がF1を見始めた1987年以降で、日曜以外でタイトル決定となったのは。

1987年日本GP、管理人が初めてテレビで見たF1レースだけです(笑)

 

タイトルを争うピケとマンセル。

追いかけるマンセルが、金曜日に行われた予選初日で大クラッシュ。

レース欠場を余儀なくされ、この時点でタイトルが決定してしまいました。

 

クラッシュによる欠場と、スプリントによる土曜決定とでは、まったく状況は違いますが。

日曜のレースしか観れない現地観客やテレビ視聴者も多いはずで。

 

なので土曜日にタイトルが決定するシーン。

管理人としては、やっぱりあまり見たくはないですかね(汗)

 

 

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ということで、土曜日にタイトル確定する条件を調べてきました。

 

今回の調査で判明した条件、それなりに大差でのタイトル争い、という差ですね。

なので2021年のように最後まで白熱したシーズンであれば、こんな懸念なんてなくなりますね!

 

ここ12シーズンで、たった1度だけしか該当のないレアなケースですし。

あ、でも、ありそうもないことが起きるのもF1だったりしますが(笑)

 

ということで2022年シーズンは、こんな土曜タイトル決定条件なんて忘れるくらいに。

昨年に引き続き白熱したシーズンとなるよう、祈ることにしましょう(笑)

 

以上、スプリント実施による土曜タイトル決定条件の調査でした!

 


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