これだけ長く続けてこられた関係者の皆様には、敬意と感謝しかありません。
皆さんも人生のいろんなシーンとリンクして、たくさんの思い出が甦ってくるのではないでしょうか!
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今日も昼休みに、SNSでF1情報をチェックしていたのですが。
鈴鹿サーキット公式ツイッターの、こんな投稿を目にしました。
60周年、おめでとうございます!
初訪問から33年になります。
秋の鈴鹿の思い出と、自分の人生のいろんなシーンがリンクして甦ってきます。関係者の皆様には、敬意と感謝しかありません。
これから先の未来も、ずっとずっとよろしくお願いします😊— みんなでF1 (@minna_de_F1) September 20, 2022
今年で60周年を迎える鈴鹿サーキット、なんと本日9月20日が開場記念日だそうです!
関係者の皆様への祝福と、敬意と感謝を示したくて思わずレスしちゃいました!
管理人のこれまでの人生、それなりに色々ありましたが。
毎年秋になれば、いつも変わらず鈴鹿サーキットが暖かく迎えてくれて。
このツイートを見てから、なんだかしみじみしちゃいました。
当サイトでは皆さんの役に立ったり、暇つぶしとなるようなF1情報をお届けすることを常に心掛けているのですが。
ごめんなさい、ちょっと今日だけは!
管理人と鈴鹿サーキットの思い出を語らせていただきます(笑)
おそらくただの思い出日記みたいな記事になるので、気になる方だけ以下ご覧ください!
1989年、初の鈴鹿!
生まれて初めて鈴鹿サーキットを訪れたのは、高校生の頃でした。
1989年10月22日です。
当時は日曜午後の決勝レース前に、午前8時30分から30分間のフリー走行がありました。
管理人は、現在のC席(当時は自由席)から生まれて初めてF1マシンの動く姿を目にしました。
深夜に着いて、この自由席で寒さに震えながら夜を明かし。
8時30分を迎えようとしたその時、ピット方向から信じられないようなとんでもないエンジン音が聴こえてきます!
そして最初に管理人の目の前を通過して行ったのが、フェラーリ640を駆るゲルハルト・ベルガー。
その速さ・音・匂い、それまでの10数年の人生で経験したことが無い異世界で。
感動で人目を気にせず泣いちゃったというか、自然に涙がこぼれていました。
いま思えば、最初に来たマシンがフェラーリV12エンジンなんてズルいです(笑)
でもとにかく、その後のレースも含めて衝撃的な一日で。
管理人の生涯で、忘れられない日のトップ3に入る記念日です(笑)
1991年、クイズ大会優勝で鈴鹿!
日本人F1ドライバーの扉を開いた中嶋悟さんが、ドイツGPで引退を発表。
この年の鈴鹿が、日本でのラストランとなりました。
でも当時のF1ブームもあって、チケットが今年2022年の争奪戦なんて比じゃないくらいの超プラチナ状態。
しかも往復ハガキでの抽選応募形式だったので、お金もかかるという高校生には辛い状況。
それでもなんとか数十枚の往復ハガキを準備して。
祈りながら投函し応募するも全滅(涙)
こうなったら音だけでも聴きに、鈴鹿に行こうと思っていたら。
大阪・天王寺の近鉄百貨店で、優勝者に日本GPチケットが当たるF1クイズ大会が開催されていました。
迷わず出場し、たぶん参加者100人くらい居たと思うのですが。
なんと優勝して、奇跡的に日本GP鈴鹿のプラチナチケットを入手できたんです。
でも決勝翌日の月曜日から中間テストだったので、鈴鹿行きを両親が猛反対。
仕方ないので一旦従うフリをして、でも木曜夜中に家出同然で大阪の実家を抜け出して(笑)
初めて、金曜日から3日間のF1日本GP鈴鹿を満喫したのがこの年でした。
1992年、大学受験よりも鈴鹿!
そんなことをしていたからか、大学受験の浪人生となったこの年。
ホンダ第二期撤退、マクラーレン・ホンダの鈴鹿ラストラン。
またそんな、3日間とも行くしかない状況となりました(笑)
でも例のごとく、チケットはまたも抽選全滅でハズレ。
そしたらなんと、また天王寺の近鉄百貨店でF1クイズ大会が開催されたんです(笑)
もちろん出場して、なんと2年連続で優勝(笑)
この年も無事に、チケットを入手することが出来ました。
でも浪人生だけに、前年に続き両親が鈴鹿行きに猛反対。
しかし管理人は「人生には、勉強や大学よりも大切なものがあるんや!」
とか、訳の分からないことを言ってまた家を飛び出していって。
親が涙目になっていたのを覚えています、今思えばとても悪いことをしましたが。
でもなんとか合格できたし、受験や勉強よりもF1観戦・鈴鹿行きを優先して後悔はしてません(笑)
1996年、恋愛も鈴鹿!?
学生最後の年でした。
1989年から一度も欠かさずF1観戦はしてますが、初めてデートで鈴鹿サーキットに行った年なんです(笑)
こちら別の年の写真ですが、観客席の奥に見えるジェットコースター×2種類とスペースショットなど。
今よりも少しだけ、大人向けの遊園地だったんですよね。
ずっと想っていた子に、勇気を出してデートに誘って。
その子が奈良に住んでいたので、思い切って鈴鹿サーキットでデートをしようということにしたのですが。
ジェットコースターや、スペースショットなど。
高い所からサーキットがとても綺麗に見える乗り物が楽しすぎて。
特に垂直に打ち上がるスペースショットは、サーキットの東コースが一望出来てそれはそれは楽しくて。
もう飽きてきた相手の子を放ったらかしで、最後は管理人一人でスペースショットに乗りまくりで(笑)
無論、その後フラれたのは言うまでもありません。
もう二度と、鈴鹿サーキットでデートはしないと誓ったのがこの年でした(笑)
1997年、仕事よりも鈴鹿!
この年から、社会人となりました。
ちなみに某カメラ会社に入社したのですが、入社理由は鈴鹿でカメラをよく借りていたからです(笑)
今でも覚えてますが、新人のくせに配属早々。
「F1日本GP鈴鹿には何があっても行くので、開催される10月は必ず1週間くらい休みます」
と宣言してました、やっぱりこういうことは最初が肝心だと思ったので(笑)
そしてこの年、金曜日だけですが。
管理人の観戦歴の中で唯一、パドックで観戦したんです!
会社で働いてたら、「金曜のパドックパスが一枚余ったけど、誰か行く?」というアナウンスが。
迷わずゲットしたのは言うまでもありません(笑)
初のパドックは、ほんと夢の世界で。
例えばピットウォークでは、翌年からの高木虎之介選手のデビュー会見が行われていて。
後ろからその様子を見ていたら、いろんなF1雑誌に管理人も写ってました(笑)
ちなみに中嶋さんと虎之介さんの間の、デカいのが管理人です。
モザイクいれようかと思いましたが、ボケてるし目も閉じてるしまあ良いかと(笑)
2006年、最後の鈴鹿!
社会人になってからも10年間、毎年のように水曜日夜から鈴鹿入りしF1観戦していましたが。
2006年、ついに鈴鹿でのF1開催が最後を迎えます。
この年は、レース終了後のセレモニーが忘れられません。
大型モニターに、過去の鈴鹿F1の優勝者とチームが順に表示されていきます。
こんな感じで。
これまで書いてきたような出来事を、走馬灯のように思い出し。
涙で前がまったく見えなくなっていきます(笑)
そして最後に、2006年の優勝者アロンソ。
これで最後なんて、嫌だーーーーー(号泣)
そして最後の最後に、この画面。
例年は、『See you next year』(来年また会おう!)でした。
でも2006年は『See you again』(いつかまた会おう!)になっていて。
あれだけ人目をはばからずに、号泣・嗚咽したことは無いかもしれません。
管理人だけではなく、周りでも泣いてる方が多くいて。
忘れられない思い出となっています。
2009年、帰ってきた鈴鹿!
2007~08年のF1日本GPが、富士スピードウェイで開催された後に。
2009年、F1日本GPが鈴鹿に帰ってきました!
3年ぶりの鈴鹿開催。
この「ただいま」「おかえり」メッセージには、ウルっときちゃいました。
もう、鈴鹿サーキットのどこに行っても懐かしくて嬉しくて。
木曜日に、スプーンの最果てまでコースサイドをすべて歩いて下見に行っちゃいました(笑)
なので、同じく3年ぶり開催となる今年2022年も。
たぶん、木曜日には同じようにスプーンまで歩いていく気がしてます(笑)
2016年、結婚しても鈴鹿!
その後も毎年、水曜日夜から鈴鹿入りしてのF1観戦が続き。
2016年、ついに管理人が結婚した年となります。
11月に挙式予定で、11月後半のアブダビGPが新婚旅行というスケジュール。
なので10月のF1日本GPは、独身最後の鈴鹿となりました。
本当は、鈴鹿サーキットで結婚式を挙げたかったのですが。
さすがにそれは叶わなかったのですが、その代わりというか。
結婚式当日用の「勝負パンツ」を鈴鹿で購入していきました。
鈴鹿のロゴに、色は迷わずフェラーリの赤(笑)
タキシードから、紋付き袴に着替えるときに。
着付けしてくれた結婚式場の方が、苦笑いしていたのを覚えています(笑)
そして2022年、娘が生まれても鈴鹿!
結婚後も、変わらず水曜日夜から鈴鹿入りしてのF1観戦が2019年まで続き。
3年間のブランクを経て、いよいよ2022年F1日本GP鈴鹿出発まであと約2週間となりました!
管理人としては、前回2019年とは大きく状況が変わっていて。
会社も辞めて、子供が生まれてから初めての鈴鹿ということになります。
高校生から大学生、社会人となり。
そして結婚して、会社も辞めて、子供もできて。
状況は大きく変わっても、秋になれば必ず鈴鹿サーキットに居る。
そんな素晴らしい場所をずっと60年も提供してくれている、鈴鹿サーキット関係者の皆様には敬意と感謝しかありません。
ここまでご覧になっていただいた皆様も、それぞれの鈴鹿サーキットの思い出があると思います。
こうやって振り返ってみると、こんな素晴らしいことって本当に無いなと感じることができましたので!
ぜひ皆さんも、ご自身の鈴鹿史を振り返りながら。
まもなく開催される3年ぶりのF1日本GP鈴鹿、新たな思い出の1ページをみんなで作ることとしましょう!
以上、鈴鹿サーキット開場60周年記念についてでした!