予選での小競り合いでベッテルにあわやのシーン、決勝のオープニングラップでも接触寸前。
これ以上、危険なバトルや巻き添え事故が起きないよう祈るばかりです。
===
2021年F1第13戦オランダGP。
フェスルタッペンが見事な優勝を遂げて、大観衆が大盛り上がりする中で。
観ていて、非常に危ないと思うシーンが2回ほどありました。
その2回ともが、ハースの新人コンビ。
ミック・シューマッハとニキータ・マゼピンが絡むものでした。
一体何が起こっていたのか?
少し深堀して見てみることにしましょう。
土曜予選、あわやベッテルが巻き添え
この投稿をInstagramで見る
まずはこちら、土曜予選です。
ハースの2人が前方で小競り合いをしているところに、ベッテルが猛スピードで迫ってきて。
あわや接触の、ヒヤッとするシーンでした。
思い出すだけで恐ろしいです。
もしこの状態でベッテルが後ろからどちらかに追突し、タイヤに乗り上げでもしていたら?
おそらくベッテルは宙を舞うような大クラッシュになっていたはずです。
伝えられている情報によると、小競り合いの理由としては。
チーム内の取り決めで、今回はマゼピンに先行してアタックする権利があったのに。
ミックがラストアタックで追い抜いたことに、マゼピンが納得がいかず。
結果的に、追い抜く素振りを見せる挙動となったようです。
予選後も、メディアを介して両ドライバーが言い合う様子も見られたので。
決勝に向けて、少し嫌な予感はしていました。
日曜決勝、あわや観客巻き添えのシーン
そしてこちら。
決勝レースの、オープニングラップです。
後方から迫るミックに対し、マゼピンが少しウォール側に幅寄せします。
結果、軽くミックのフロントウィングが接触し、ミックはピットインすることとなります。
とにかく、危なすぎる!
もしタイヤ同士が接触していたら、またもあわや宙を舞ってしまいそうなシーンとなりました。
しかもホームストレートなので、もし万が一宙を舞うような大クラッシュとなったら。
パーツや破片やタイヤなどが、大観衆のいるスタンドに飛び込んでしまう可能性だってありました。
予選後の嫌な予感が的中、とまではならなかったので良かったですが。
あわやのシーンが続いたので、見ていて本当にハラハラしました。
競争相手がチームメイトのみなので・・・
ご覧の通り、ハースは残念ながら唯一無得点のチーム。
他チームとの戦力差も大きいので、正直チームメイト同士しか競争相手がいないのが現状です。
この2人については、以前の記事でも何度か取り上げました。
例えば第7戦フランスGPでは、確かに2人の仲の雲行きが怪しくなってきていたのですが。
でも一転、第10戦イギリスGPでは、2人が下位争いながら素晴らしいバトルを見せてくれたのを喜んでいました。
ところが、ここに来てまたも雲行きが怪しくなってきましたね(汗)
いや、今度は雲行きが怪しいなんてレベルではなくて。
決勝後には、メディアを通じて舌戦が始まってしまっています。
うーん、これはまずいですよねぇ。。。
チームメイトしかライバルが居ない状況には同情するものの。
でも他のドライバーや、観客を巻き込む可能性のあるバトルは許容できないです。
そして何より、この2人に危険が及ぶようなアクシデントも絶対に見たくありません。
もうこれは、こちらの親分が登場するしかありません。
ハースのシュタイナー代表、マネジメントの腕の見せ所です。
このコワモテ顔で、若い二人をぜひ一喝してもらって(笑)
誰にとっても危険が及ばない、事故のリスクを最小限にした楽しいF1を。
そして、この若い二人の素晴らしいバトルを今後期待したいと思います!
以上、ミックとマゼピンの一触即発状態についてでした!