モナコGP優勝で、ポイントリーダーに躍り出たフェルスタッペン。
これはF1で初めてどころか、4輪デビュー後で初めての経験のはずでは!?
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2021年F1第5戦モナコGPを振り返っています。
結果はもうご存知の通り、ホンダにとって29年ぶり、マックス・フェルスタッペンにとっては自身初のモナコ優勝。
そしてついに、フェルスタッペンがF1で初めてポイントリーダーに躍り出ることとなりました。
そんなことを振り返っていたら。
フェルスタッペンって確か、F1デビュー前にチャンピオンになっていないことを思い出しました。
『F1で初めてどころか、もしかして4輪レースデビューして初のポイントリーダーかも!?』
こんな疑問が湧いてきました。
これはもしかして!?
気になってきたので、さっそく調べてみることにしました!
2014年 16歳で4輪レースデビュー!
まずはフェルスタッペンのキャリアをおさらいしておきます。
2013年まではカート界でその名を轟かせ、各種チャンピオンを総ナメにします。
そして2014年、満を持して4輪レースに16歳でデビュー。
まずは冬場にフロリダ・ウィンター・シリーズというレースに出場します。
でもこのシリーズはポイント制度が無く、チャンピオンシップ選手権ではありませんでした。
そして本格的なデビューとなったのが『ヨーロッパF3選手権』への参戦となります。
その後、マカオGPやF3マスターズにも参戦しますが、これらはチャンピオンシップ選手権ではありません。
この年の活躍がレッドブルに認められ、2014年F1日本GPでフリー走行出走を果たし。
2015年トロ・ロッソからF1フル参戦、というキャリアになります。
2014年ヨーロッパF3選手権、結果はシリーズ3位
つまり、フェルスタッペンのF1デビュー前。
4輪レースで参戦した選手権は『2014年ヨーロッパF3選手権』のみとなります。
年間33レースで行われたこのシリーズ。
フェルスタッペンはもっとも多い10勝を挙げながらも、年間ランキングは3位に終わります。
ちなみにチャンピオンとなったのは、現在アルピーヌF1で活躍中のエステバン・オコン選手。
シリーズ2位は、現在フォーミュラEで活躍中のトム・ブロンクビスト選手。
フェルスタッペンはシリーズ3位だったとはいえ、10勝もしています。
この選手権で、一度くらいポイントリーダーとなっているかも?
なのでこの選手権のポイント推移を調べてみることにします!
2014年ヨーロッパF3選手権 ポイント推移
この選手権の年間順位については、以下の英語版Wikipediaにありました。
しかしポイント推移表はありませんし、解かりづらかったので。
年間33レースのポイント推移グラフにしてみました。
オレンジ色のグラフがフェルスタッペンですが・・・結果はご覧の通り!
なんと一度もポイントリーダーに立っていないことがわかりますね!
つまり、今回F1モナコGPの勝利によるポイントリーダー。
これは、F1初どころか、4輪デビュー以来初のポイントリーダーであることが確認できました!
ハミルトンの強烈なプレッシャー、守り切れるか!?
一般的には追う立場よりも、追われる立場の方が厳しい心理状態になることが多いですよね。
そして追ってくるのは、この7度のチャンピオン、絶対王者ルイス・ハミルトンです。
さっそくこのモナコGPあたりから。
ハミルトンがフェルスタッペンに心理的に揺さぶりをかけるようなコメントも報じられています。
今のところ、フェルスタッペンも強気の言葉で返したり、ポーカーフェースを貫いています。
でも、のしかかるプレッシャーは今後さらに大きくなっていくはずです。
まだ年間23レースのうち、5レース終わっただけです。
なので今後、ポイントリーダーも何度か入れ替わる可能性も高いはずです。
そうやって絶対王者ハミルトンとの抜きつ抜かれつのチャンピオン争いを経験していくことで。
フェルスタッペンはさらに精神的に強くなって、成長するでしょう!
迫りくるハミルトンに、初のポイントリーダーとなったフェルスタッペンがどんな戦いをしてくれるのか。
観るファン側からすると、こんなプレッシャーのかかる背景を知ったらますますハラハラして観ることになりそうですね!
今年のF1、やっぱり面白いです!
白熱のシーズンをますます期待して、今後の残るレースも楽しんでいくこととしましょう!
以上、フェルスタッペン初のポイントリーダーについてでした!