昨年、この発言をしながらも見事に生き残ったのがペレスとラッセル。
過去には、2度も発言したのに今も生き残っているあの人も(笑)
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いよいよ本日から、2021年F1第4戦スペインGPです!
トップ争い、中団争い、角田選手などなど、いろんな見どころがあって楽しみですよね!
そんなスペインGPを目前に控えた木曜公式会見にて。
メルセデス離脱のウワサが囁かれだしたボッタスが、なんとこの発言をしてしまいました。
『I have a contract』(僕には契約がある)
F1界では有名なこの離脱フラグ発言、これはまずい!
SNSでも、このボッタスの発言にザワついています(笑)
でもこの『僕には契約がある』フラグ発言。
実は、昨年あたりから少し傾向が変わってきたような?
なので、過去5年の発言を振り返り、傾向を見てみることにしましょう。
(2022年5月追記)
最新情報にアップデートした記事を公開しています。
過去5年)発言ドライバーと翌年去就
年度 | ドライバー | 翌年去就 |
---|---|---|
2017年 | J.パーマー | F1離脱 |
D.クビアト | F1離脱 | |
2018年 | B.ハートレー | F1離脱 |
S.バンドーン | F1離脱 | |
2020年 | A.アルボン | F1離脱 |
S.ペレス | レッドブル移籍 | |
G.ラッセル | ウィリアムズ残留 | |
2021年 | V.ボッタス | ? |
ここ5年、この有名なフラグ発言したドライバーと、翌年の去就をまとめてみました。
ご覧の通り、やっぱり昨年2020年から傾向が変わってきています!
無事にF1に生き残ったドライバーが2名も居ることがわかります。
こうやってまとめて見てみると、このフラグが回収されるパターンとしては。
- シーズン途中で解雇のウワサが流れ出す
- ドライバーが『(今年の)契約がある!』と反論
- でも、翌年にはF1から居なくなる。
こういうパターンが多いことがわかりますね。
では、傾向が変わってきたペレスとラッセルの状況を見てみましょう。
ペレス、トップチームへの移籍でジンクス打破!
セルジオ・ペレスが、この発言をしたのが2020年7月。
そして9月には、翌年からのレーシングポイント離脱が正式決定します。
ここまではジンクス通りです。
これまでの流れだと、そのままF1からフェードアウトするはずなのですが・・・。
でもご存知の通り、12月にはレッドブル・ホンダへの移籍が決定。
フラグ発言をしたにも関わらず、トップチームへの移籍というミラクルを実現したのでした。
でもペレスがミラクルを実現したと同時に、アルボンがジンクス通りF1からフェードアウトしてしまいました。
なので・・・引き分けというところでしょうか(笑)
ラッセル、ジンクス打破に加え、メルセデス一時加入も!
🗣“I have a contract so that’s why there’s no reason of concern. @GeorgeRussell63 has ‘no concerns’ about his Williams future, despite speculation that @SChecoPerez has been on the team’s radar.#SkyF1 | #F1 | #PortugueseGP 🇵🇹
— Sky Sports F1 (@SkySportsF1) October 22, 2020
ジョージ・ラッセルが、この発言をしたのが2020年10月中旬。
フランスの情報サイトの推測記事から、解雇のウワサに火がついたことがきっかけ。
経営陣が変わったウィリアムズがウワサに拍車をかけるような発言をしたり、ペレスが2021年からウィリアムズ入りするなど、いろんなウワサがSNSで拡散されてしまいました。
それを打ち消すために、ラッセル自身がこのようなインタビューなどで。
『僕には契約がある』と発言していたのでした。
しかしウィリアムズから、10月末には正式に2021年の契約が発表。
この発言が、久しぶりにフラグ回収されない事例となったのです(笑)
それどころか、その1か月後にはたった1戦の代役とはいえ。
トップチームであるメルセデスから参戦するという、ペレス同様これまたミラクル移籍が実現されています(笑)
過去に打破したのは、ライコネンのみ?
過去にジンクス打破したのは、2014年~15年のキミ・ライコネンのみのはず。
(見落としていたらごめんなさい)
さすがライコネン、2度もこのジンクスを打破しています。
一度目は2014年、不振にあえぐフェラーリで一度も表彰台にすら登れない状況で、『僕には翌年の契約がある』と発言し解雇のウワサを否定。
そして二度目は2015年、2年契約が満了するのを機にチーム離脱がウワサされると『僕にはオプションだけど契約がある』と発言しています。
このように2度も発言を行うも、見事に翌年はフェラーリに残留。
というか、今でもF1にそのまま残留していますもんね(笑)
でもそんなライコネンも、調べてみたら2009年にも同じくこの発言をしていました。
その際には、翌2010年からF1を離脱するというジンクス通りの結果に。
ただし、この時は解雇されたというよりは、自らラリーの世界へ飛び込んでいった感じでした。
この人にはジンクスなんて関係ないということですね、いかにもライコネンっぽくて好きです(笑)
ボッタスも、大丈夫だと思いますが・・・
こちらが、ボッタスの今回の発言です。
4行目に『I have a contract』とちゃんとありますね(笑)
管理人としては、ボッタス解雇なんてあるわけないと一昨日の記事で書きました。
見てきた通り、昨年のペレス、ラッセルと、このフラグ発言の傾向も変わってきていますし。
大丈夫だと思っているのですが、皆さんどう思いますか?
むしろ、2度も連続でトップチーム入りというミラクルが続いています。
今後はトップチームへの移籍フラグ、という『幸運のフラグ発言』に変わっていったりして(笑)
とにもかくにも、スペインGPはボッタスにも注目してみることにしましょう!
こんなウワサを吹き飛ばし、ハミルトンとマックスのチャンピオン争いに加わるような活躍。
そんなことを期待して、このあと始まるF1スペインGPを楽しむこととしましょう!
以上、『僕には契約がある』フラグ発言の調査でした!