2023年序盤6戦を終えて、フェラーリの表彰台はたった1回しかありません。
過去のシーズンと比較して、今シーズンの不振度を探ってみることにしましょう…。
2023年F1第7戦スペインGPが開幕しています。
今回のスペインGP、注目はフェラーリです。
ついにバスタブ型サイドポッドを放棄して、新形状のアップデートを持ち込んで来ました!
あのバスタブ型サイドポッド大好きだったのですが、でも速ければ何でも良いです(笑)
今年はまだ表彰台が1回しかないので、ここから巻き返しを期待したいところです。
そんなことを考えてたら、また頭に疑問が沸いてきました。
『フェラーリが序盤6戦で表彰台たった1回、そんなシーズンあったっけ?』
うーん、あったような無かったような?
あんまり気にしたことが無いデータなので、さっぱり分かりません(笑)
もしかしたら、今年の不振度合いを占うデータとなるかもしれないので。
過去の「序盤6戦でのフェラーリの表彰台回数」、調べてみることにしました!
序盤6戦 フェラーリ表彰台回数
年度 | 序盤6戦 表彰台回数 |
優勝 | 2位 | 3位 |
---|---|---|---|---|
2023年 | 1回 | – | – | 1回 |
2022年 | 7回 | 2回 | 3回 | 2回 |
2021年 | 1回 | – | 1回 | – |
2020年 | 2回 | – | 1回 | 1回 |
2019年 | 4回 | – | 1回 | 3回 |
2018年 | 6回 | 2回 | 2回 | 2回 |
2017年 | 8回 | 3回 | 4回 | 1回 |
2016年 | 6回 | – | 3回 | 3回 |
2015年 | 6回 | 1回 | 2回 | 3回 |
2014年 | 1回 | – | – | 1回 |
2013年 | 4回 | 2回 | 1回 | 1回 |
2012年 | 3回 | 1回 | 1回 | 1回 |
2011年 | 2回 | – | 1回 | 1回 |
2010年 | 4回 | 1回 | 2回 | 1回 |
2009年 | 1回 | – | – | 1回 |
2008年 | 8回 | 4回 | 2回 | 2回 |
2007年 | 6回 | 3回 | – | 3回 |
2006年 | 5回 | 2回 | 2回 | 1回 |
2005年 | 2回 | – | 2回 | – |
2004年 | 9回 | 5回 | 3回 | 1回 |
2003年 | 7回 | 3回 | 1回 | 3回 |
2002年 | 8回 | 5回 | 2回 | 1回 |
2001年 | 9回 | 3回 | 3回 | 3回 |
2000年 | 7回 | 4回 | 1回 | 2回 |
1999年 | 7回 | 3回 | 2回 | 2回 |
1998年 | 7回 | 1回 | 1回 | 5回 |
1997年 | 6回 | 1回 | 3回 | 2回 |
1996年 | 4回 | – | 2回 | 2回 |
1995年 | 7回 | 1回 | 2回 | 4回 |
1994年 | 5回 | – | 2回 | 3回 |
1993年 | 1回 | – | – | 1回 |
1992年 | 1回 | – | – | 1回 |
1991年 | 2回 | – | 1回 | 1回 |
1990年 | 4回 | 2回 | 1回 | 1回 |
1989年 | 1回 | 1回 | – | – |
1988年 | 4回 | – | 2回 | 2回 |
1987年 | 2回 | – | – | 2回 |
(調査条件)
- 1987年以降のシーズンを調査
- シーズン開幕から第6戦までの表彰台回数
- 2023年第6戦モナコGP終了時点
管理人がF1を見始めた1987年から、2023年までの37シーズン。
序盤6戦でのフェラーリの表彰台回数と、順位内訳も一覧にしてみました。
調べてみた結果。
「序盤6戦で表彰台がたった1回」、2023年が7回目であることが分かりました!
37シーズンで7回目なので確率は18.9%です、思ったより頻度は高かったです。
5~6シーズンに一度はそんな年があった、ということですね…。
該当シーズンを見てみると、不振極まりないシーズンばかりが並んでいます。
これは、今年のフェラーリがちょっと心配になってきました(涙)
1989年だけは特殊なシーズン?
もう少し、データを深堀して見てみましょう。
まず、1989年だけはたった一度の表彰台が「優勝」であることが分かりますね。
開幕戦でいきなり、前年最強を誇ったマクラーレン・ホンダを破り優勝を飾ったものの。
この優勝以降、序盤6戦まではマンセル・ベルガー両車ともすべてリタイアか失格という極端な戦績。
セミオートマなど新技術モリモリのマシンだったので。
速さは見せていたものの、信頼性が欠如していたことの表れだと思います。
この後、信頼性も落ち着いてきてからは。
第7戦からシーズン終盤にかけて、優勝や表彰台を連発しています。
なので、このシーズンだけは「遅い」「不振」というイメージよりも。
「速い」けど「信頼性欠如」という印象で、やや特殊なシーズンの気がします。
該当シーズン、その後の戦績は?
年度 | コンストラクターズ 最終順位 |
シーズン 優勝回数 |
シーズン 表彰台回数 |
---|---|---|---|
2023年 | ? | ? | ? |
2021年 | 3位 | 未勝利 | 5回 |
2014年 | 4位 | 未勝利 | 2回 |
2009年 | 4位 | 1勝 | 6回 |
1993年 | 4位 | 未勝利 | 3回 |
1992年 | 4位 | 未勝利 | 2回 |
では「序盤6戦で表彰台1回」だったシーズン、その後の戦績も見ておきましょう。
1989年を除いた、該当5年分のデータを一覧にしてみましたが…。
どれも酷い結果が並んでいますね(汗)
コンストラークターズは、ほとんどが4位で終わっていますし。
その後挽回して、優勝を達成できたのは2009年のたった1シーズンのみです。
1992年や2014年は、その後もたった1回の表彰台しか立てなかったとデータが示してますよね。
これは思った以上に、「序盤6戦での表彰台回数」とシーズン全体の不振度合いとは因果関係があるのかもしれませんね。
今年のフェラーリが、本当に心配になってきました(涙)
アップデートに期待して応援しましょう!
ということで、フェラーリ推しの管理人としては。
「調べるんじゃなかった」という嫌なデータとなりました(涙)
でも調べておいて何ですが、あくまで母数の少ない統計データですから(笑)
今回のアップデートで、見違えるような速さと強さのフェラーリになると信じたいです!
なにせ、あの美しいバスタブサイドポッドを捨ててまで投入してきたアップデートです。
これはきっと、とんでもなく効果があるに違いないと期待して(笑)
ここから、フェラーリの逆襲が始まるのか?
アップデートの効果にも注目して、スペインGPを楽しむこととしましょう!
以上、フェラーリ序盤6戦の表彰台回数についてでした!