恐れていた事態が。ついにF1ドライバーからも感染者が出てしまいました。
セルジオ・ペレスが新型コロナウイルスの陽性反応が出たために、今週末のF1イギリスGPに出場できない驚きのニュースが飛び込んできました。
その代役として、さきほどニコ・ヒュルケンベルグが復帰しました。
検査結果が陰性と出るまではパドックに入れなかったようです。
なので正式発表されること無く、突然FP1のマシンに乗って登場しました(笑)
Wait for it!@HulkHulkenberg #BritishGP pic.twitter.com/LzEpA2w46P
— Formula 1 (@F1) July 31, 2020
(引用元:Formula1 公式Twitter)
こんな感じでギリギリ陰性結果が出て、マシンに向かって走って行ってます。
少なくとも第5戦の70周年記念GPまではヒュルケンベルグが代役を務めることになると思います。
一方のペレスは10日間の自己隔離が必要だそうで、ご覧のように自覚症状は出てなそうです。
(引用元:Sergio Pérez 公式Twitter)
事故にあったお母さんのお見舞いのためにメキシコに行っていたと言ってます。
SNSでは、いろんなところで遊んでいたのではというウワサもでていますが、とにかく今は静養して、また早く元気に戻ってきてほしいですね。
こんな驚きのニュースで始まろうとしているF1 2020年 第4戦イギリスGPの見どころを見ていきたいと思います。
表彰台未経験の不名誉記録を終わらせられるか!?
(引用元:Formula1 公式Twitter)
そのヒュルケンベルグといえば、これまで179戦して最高位が4位です。
4位は3回あるものの表彰台の経験は無く、表彰台未登壇での最多出走記録、という不名誉な記録を持っています。
2017年のシンガポールGPで、それまでのスーティルの持つ記録を上回ってしまいました。
そのレース前に「これでスーティル時代は終わり、ヒュルケンベルグ時代の到来だ」と粋なジョークを飛ばしていました。
そしてなんとこのレースで、一時表彰台圏内を走った時は「おぉ!」となりましが、結果は残念ながらマシントラブルでリタイア。
でも、このレースでの人間味あふれるコメントや走りに、なんだかとっても好きになりました(笑)
世界中からもきっとこの人柄が愛されていたのでしょう。
その証拠に、昨年の引退レースではドライバーオブザデイに選ばれていましたよね。
今回乗るマシンは、あのピンク・メルセデスです。
さすがに初戦の今回は厳しいかもですが、3レースあればマシンにも慣れるでしょう。
そしてココが一番重要ですが、多少の運さえあれば、十分に初表彰台狙えるのではないでしょうか。
マシンに慣れていく過程を、今回のイギリスGPからしっかり見ていくことにしましょう!
ストップ・ザ・メルセデスなるか
今シーズン序盤3レースを終えて、メルセデスが圧倒的な強さを見せています。
レーシング・ポイントが2番目に速いと言われています。
でもこれまで3戦の結果だけでなく、今後の開発力やドライバーの力を総合的に判断すると、やはり王者メルセデスへの対抗馬はレッドブルが最有力になるかと思います。
RB16に根本的な問題があるのではと疑われていますが、このチームは例年いつもスロースタートです。
メルセデスが強すぎるので相対的に悪いマシンに見えている部分もあるのではと考えます。
今回もいくつか空力アップデートしたパーツを準備しているようです。
前回のアップデートはただ単に迷走していただけで終わったように見えました。
今回はうまくこの新パーツが機能して、ピーキーなマシン特性から脱することができれば、まだまだ分からないので、反撃の狼煙をあげていってほしいですね。
フリー走行中はいろいろ試すと思うので、要チェックですね!。
地元のラッセル&ウイリアムズに注目
(引用元:WILLIAMS RACING公式Twitter)
イギリスGPといえば、ご覧のポスターのウイリアムズに乗ったナイジェル・マンセルが滅法強かったイメージが今もあります。
今シーズンずっとラッセルに注目していますが、今回はラッセルにとってもウイリアムズにとっても地元です。
ここまで3戦で、予選では結果が出てきていますし評価もされています。
でも、ここらできちんとレースでの結果が欲しいところ。
上位がつぶれたり、雨が降ったりでそういうときに目立ったレース結果を残せるドライバーが、その後に上がっていけるのがF1の世界。
こういう運を持っているかどうかも、F1ドライバーとして重要な要素になってきます。
これまでは残念ながらツキに見放されているので、今回のイギリスGPからはレースでの結果にこだわって見ていきたいですね。
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そのほかにも、フェラーリ復活に向けたシナリオの進捗具合やマクラーレンの若き二人の戦いなど、今回もフリー走行から目が離せない見どころたくさんのイギリスGP。
まずは、復活するヒュルケンベルグがどのような走りをするか、注目して見てみることにしましょう。
以上、F1第4戦ハンガリーGPの見どころ紹介でした。